親に騙され美容師になる~其の1~
美容師になって早23年が経ち、なんで美容師になったんだっけ?と、ふと思い返してみると半分騙されてなったことを思い出したんです。
僕が高校2年の時、母親(現在82歳の現役バリバリ美容師😁)に『あんた進路はどうするの?大学行くの?働くの?』と聞かれ、僕は『特に決まってないよ、決まるまで待ってよ』と能天気に答えたら、母は『じゃあ高校卒業したら家出てってくれる?』と言われまして、勘当って事みたいです。まあ働かざるもの食うべからず、とはよく言ったものだなあと昔の偉人のことわざに感心しながら
僕は『ヘっ?!突然そんな事言われても困るよ!』と応え困惑していると母は『やる事ないなら美容師でもしてみれば?』と勧められて美容学校に行く事になったのです。
しか〜し!ここで僕は大人の怖さを思い知ることになりました(涙)
美容学校に入学が決まり入学金を納め、学校に通うだけという時期になり、母が一言『あんたこれで美容学校辞めるとか美容師辞めるって言ったら、あなたと親子の縁を切るから』と、しれっと言ってきましたよ。
僕は『えっ?美容師やってみればって言ってたよね?続かなそうなら辞めても良いんじゃないの?』と問いかけたら母は『世の中そんなに甘くないわよ、でもそれでも美容を辞めたいと言うならば、納めた入学金150万を今すぐ耳揃えて私に返して』と詰め寄られました。
僕は貯金がその当時10万円程度ある位だったので、僕は『一気に返すことは出来ないから分割払いは出来るのかな?』と聞いてみたら、母は『分割払い出来るけど利子高いよ。』と言って来たので、僕は『利子っていくら位?』と尋ねたら、母『利子は200%だよ』ですって・・・。
そんな暴利聞いたことありますか?
僕は聞いたことないですよ。
ん?も、もしや半分僕の人生決まってしまったのかな?と思ったのですが、仕方なく学校に通うようになりました。
次回に続く