ネットワーク効果とノブレスオブリージュ
こんばんは。最近はどこに行くにもLisaさんの炎をヘビーローテーションしています。この前のレコード大賞でこの曲を知りました。とってもいい曲ですね。
これでも流行りを先取りしようと努力はしているのですが、なかなか話についていけない25歳です(笑)
今日は、炎といえば煉獄さんという事で、年末年始で見た鬼滅の刃とえんとつ町のプペルから感じたことをまとめてみます。
映画の感想と興行収入
どちらの映画もとても面白かったのですが、僕自身はメッセージ性の観点でえんとつ町のプペルがより満足度が高かったなと感じています。
この感想を踏まえて、実際の人気や興行収入はどのくらいなのか調べてみました。
公開初週の興行収入の比較
鬼滅の刃 興行収入約46億円
えんとつ町のプペル 興行収入約2億700万円
という結果のようです。この結果を見て、個人的な意見としては、もっとえんとつ町のプペルが広がってほしいなと思うのと同時に、この結果につながるうえで重要な要素になるのが、流入の部分なのかなと感じています。
ネットワーク効果と内容の良さ
僕の現職は看護師の転職市場におけるトップシェアの人材紹介会社です。そのため、今後継続的に事業を成長させていくために、よくネットワーク効果という言葉が使われています。
こちらの記事でネットワーク効果と細かい分類に関する記述が載っています。この内容を書くにあたって読んでみたのですがとても分かりやすいです。
ネットワーク効果とは、同じプラットフォームやサービスを利用するユーザが増加することによって、それ自体の効用や価値が高まる効果のこと。例えば、電子メールを使うユーザーが増えれば増えるほどメールを送信できる相手が増加し、メール自体の価値が高まる、というのも1つの例だ。
先程の記事の引用ですが、今回の話で言えば、映画以前にジャンプコミックや民放のアニメなど大きな影響力を持つ媒体経由での評価により、公開以前から多くのファン層を獲得していた鬼滅の刃に関しては、その事実自体が映画の動員数をさらに増やすことに大きく影響していたという形かなと思います。
つまり、今の社会においては、映画自体の内容の良さからの口コミ等での流入は勿論ですが、どちらかと言うとこのネットワーク効果を使える程度にユーザ-を獲得できるかがとても重要であるのかなと考えています。
マスメディアの責任
最近はSNSが普及されて、あらゆる情報が得やすくなってきています。
その一方で、情報に溢れる世の中で効率的に自分に必要な情報を集めるならば、名の知れたマスメディアを利用するのが一般的かなと思います。
今回の件で言えば、ジャンプコミックや全国ネットのテレビ局などです。
そうすると何かをバズらせたいとなれば、名の知れたマスメディアに使ってもらえるかは大事になるし、マスメディア側は、国民に対して大きな影響をもたらすことを考えると、何を広めるかにおいて大きな責任が伴うと感じています。
ノブレスオブリージュの考え方
マスメディアに限らず、まさに僕の勤める企業もそうだと思っているのですが、業界トップシェアの企業や、公益性において影響を持つ企業においては、ノブレスオブリージュの考え方を忘れてはいけないと感じます。
ノブレスオブリージュに関してこの記事で、このようにまとめられています。
一般的に「財産、権力、社会的地位を持つものは社会的義務が伴う」という意味です。元々は西洋貴族等への啓蒙として、自発的な無私の行動を促す言葉です。「財産、権力、社会的地位」というものは、自分自身の能力ではなく、社会から与えられたものであるから、自己を犠牲にしてでも果たすべき社会的義務があるという考えです。
僕自身はまさに、今の企業がトップシェアの段階で入職をしていて、まさにこれが当てはまるなと。
内容に価値のあるものが、世の中に広まってほしいし、僕自身影響力を持つ企業に所属する一人として、責任をもって日々の業務に取り組まなければと考えさせられたエピソードでした。
あと、個人的な感想にはなりますが、えんとつ町のプペルは、みんなに挑戦する勇気を与えてくれるとても素敵な映画でした。もっと広まってほしいと思っているので、ご興味持ってくださった方はぜひ映画館で見てみてください!