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AZKi対バン企画「LAST V STANDiNG vol.2」レポート

一生に一回にしかないこのライブ、それをどれだけ人間さんの心に残せるか、そして私自身も残るか、それをすごく思いながら今ここに立っています。人間さんの心にはたくさん思い出ができていますか?(エルセ)
色んな偶然が重なって今日この日が来て、みんなと共有できたこの素敵なライブ、1日をいつまでもみんなの心に残り続けてくれたらいいなと思って歌います(AZKi)

この日、別々の道を歩いていた2人の歌姫は同じ想いを胸に歌を歌いました。

開幕

1曲目はAZKi、エルセとさめのぽきの3人による「星詠みの唄」。開幕から会場は「うぉーうぉーうぉー!!うぉーうぉーうぉー!!」という歓声に包まれました。この歌の歌詞にあるように、声を合わせて会場がひとつになった気がします。私は約1月ぶりの現場でいつもより高ぶっていました。

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AZKiソロパート

そして始まるAZKiのソロパート。まずはAZKiの始まりの曲「Creating world(jun kuroda Remix)」から始まります。この曲はAZKiの過去のライブを通じて何度も聴いた曲であり、AZKiと開拓者と一緒に成長していく曲だと思います。最後の「いくよ開拓者」の声には今日ここに集まった開拓者と人間さんたち全員を引っ張っていく力を感じました。

続いては「フェリシア」。公式でコール動画が上がっているだけあって、会場の開拓者のコールの一体感も高いです。特に「おーれーのーあずきー!」のコールがいい感じに気持ち悪くて好きです(褒めてます)

さらに「リアルメランコリー」とかわいい曲が続きます。フェリシア、リアルメランコリーの連続はかわいさの暴力です。これまでの活動を通じて、AZKiの表現の幅が広がっているなと感じました。かっこよく、可愛く、切なく、色んな歌を歌う彼女を見ていると、歌ってこんなにも感情を伝えるられるんだなと感心します。

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ここでいったんMCと水分補給。実家のエンタスに帰ってきたことを喜びつつ、ソロパート冒頭の3曲はAZKi 1st Live 「The Shitest Start」で歌った最初の3曲であることが明かされます。AZKiチームはすぐそういうことします。大好きです。

続く曲は「いのち」。開拓者にとっては涙腺をやられる曲です。今回も「わかんない わかんないよ ねえ」の部分で感情がボロボロにされました。さすが一部で感情爆裂姉さんと評されるだけあります。ここまで感情を込めながら上手に歌うのは本当に凄いです。

そして戯画よりリリースされるジンキ・リザレクションのEDテーマ「黒鉄の守り人」が披露されます。ロボットアニメのEDのような荘厳な音色と歌で、戦士を優しく労うような歌に感じました。この曲がゲーム中に流れた時、いったいどんな物語を体験した後なのか、今からゲームの発売が楽しみです。

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再度水分補給を行い、ここからは盛り上がる曲の連続です。まずは「ひかりのまち」。「おい!おい!」と開拓者がコールを叫び、AZKiが「みんなで!」と煽ると「ひかりのまちへ!」と声を合わせます。会場のボルテージが一気に上昇し、ここからは止まらない予感を感じました。

続いては「自己アレルギー」。AZKiの1stアルバム「without U」に収録されている曲の中でもカロリーが高い曲です。AZKiの力強い「声上げていけよ叫べ!」の声に「オッオー!オッオー!YEAH!」とコールを返します。熱い曲の連続に会場のテンションはさらに加速します。

そして畳みかけるように「Fake.Fake.Fake.」で会場は一体になります。激しいロックにコールを入れ、隣同士肩を組んでジャンプします。この瞬間が一番現場の楽しさを感じられる時だと思います。一気に体力を消耗した後は、水休憩で息を落ち着かせます。そして次の曲がソロパートラストです。

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AZKiのソロラストは「from A to Z」。一緒の歌うことでAZKiと開拓者との絆を強く感じられる曲です。このLVS2の前に行われた「さめのぽきとツラニミズのふたり会」ではさめのぽきによる「from A to Z」が披露されました。さめのぽきの歌う男性ボーカルの「from A to Z」も非常に良かったです。もちろんAZKiの歌う本家の「from A to Z」も、歌うたびに育っていく素敵な曲です。

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エルセとさめのぽきパート

エルセとさめのぽきによるパートに移ります。エルセの最初の曲は「バスルーム」。エルセのかわいい普段の声とは違う神秘的な歌声で一気にフロアの心をつかみました。サビの「その手をその手を今は離したくない」という真っ直ぐな歌詞が胸を打ちます。そして歌詞の最後が「夢を見ていたんだ」で終わるのがなんとも切ないです。また公式でMVが出ていない曲なので、どんなMVになるか期待です。

次の曲は「UnderWater」。エルセの声とさめのぽきの声とのハーモニーが美しい曲です。「わたしを見つけ出して!」と必死に声を届けようとする歌声が最高にグッときました。思わず、見つけ出したよ、ここにいるよと答えたくなります。

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一旦水分補給を入れつつ、コラボドリンクのことなどを話します。今回の「ぱわーが出てくる不思議なお水」はエルセが考えたとのこと。そして会場のみんなでぱわーの出る儀式をしました。ぱわー!

次の曲は「スローダンス」。そっと寄り添うような歌、そしてすごく切ない曲です。泡になってしまうという歌詞は童話の人魚姫を思わせます。この歌の中に強烈なストーリー性を感じるのがエルぽきの魅力だと思います。

そして続く「deep in」。こちらも不思議な切なさを感じる曲です。スローダンスとはまた違った別れを感じさせる歌詞に色々と考察が捗ります。そしてエルセの最後の「ありがとう」の囁きでやられました。

次は「.NEW WORLD」。エルセとさめのぽきのパートわけが巧みな曲です。「明日を信じたくなる」「そのセカイを信じている」など前に進む歌詞が最高にかっこいいです。今回MVがVJとして流れていたのですが、このMVにはエルぽきがほとんど出ないのも演出として効果的だと思いました。

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ここで水分補給を挟みつつ、エルセが「なぜ歌を届けたいのか?」を語ります。エルセ自身がたくさん歌からもらった分を、人間さんたちに届けたいという思いを語り、人間さんの心にはたくさん思い出ができていますか?一生に一度のライブにしてくれますか?という問いに、会場は歓声で答えました。

ラスト2曲、1曲目はエルセの始まりの曲「BLUE」。疾走感のあるメロディとエルセの綺麗な高音、さめのぽきのコーラスが最高の音楽を奏でます。「あなたと巡り会えるのなら こわいものなんてないの」という歌詞を聴きながら、エルセとAZKiと巡り合うことができて私は幸せだと思いました。

そしてソロパートラストは「星詠みの唄」。ふたり会から続けて3回目のこの曲ですが、やはり本家本元は強い。会場の「うぉーうぉーうぉー!!うぉーうぉーうぉー!!」という声は最高潮でした。3度と言わず何度も聴きたくなる曲です。

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AZKiとエルセ

AZKiもステージに合流して「エルぽきはいいぞ!」「AZKiは最高だよ!」とお互いを褒め合います。尊い。そして「あの曲を歌ってないですよね?」と前振りが入ります。そしてついに「あの曲」のお披露目です。

そして披露されたのは「世界は巡り、やがて君のものになる」。当然「mirror」が来ると思っていたので、やられたと思いました。さめのぽきの作詞作曲した曲なので、エルセの歌声も凄く自然に馴染んでいました。歌い訳のパートも最高で「なんどだって、結び直していけるから」をAZKiが歌い「君の旅路がゴールを迎えた時とびきりの声で祝福を歌うよ」をエルセが歌いました。もうこの言葉をこの2人が互いに向けて贈っていると思うと関係性オタクは床になるしかありません。

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歌い終わったあと、AZKiがAZラジでエルセがこの曲を歌いたいと言っていてついに歌えたことを振り返ります。そして今日ここに2人と1匹で立てたことへの感謝を述べ、最高に楽しかったという思い出を持って帰って欲しいと続けます。

そしてこのライブもいよいよラストの曲です。AZKiの、このライブがいつまでもみんなの心に残り続けたら良いなという願いを込めて歌います、という言葉で曲が始まります。

ラストは「mirror」。LVS2の前にAZKiバージョン、エルセバージョンがそれぞれリリースされ、今回のライブで2人バージョンが初めて披露されました。たくさんの偶然が重なって2人が巡り合い、この日一緒にライブで歌うというのは、本当に奇跡のように貴重な時間だったと思います。この日「mirror」という曲が完成して、私はこの曲を聴くために今日ここに来たんだな、と思いました。

そして歌い終わった後、2人と1匹で「ぱわー!」と会場にぱわーを送り、ライブは終了しました。

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まとめ

みんなで歌を聴いて、音にノッて、音楽を浴びる。それが最高に楽しかったです。自分がこんなにも「場」に飢えていたんだな、と実感しました。まだライブなどの活動自粛が始まって1ヶ月くらいしかたっていないのに。

このライブを開催してくれて、本当にありがとうございました。この気持ちをこのライブの関係者の皆さま全員に送りたいです。

そしてAZKiとエルセの2人が出会えた奇跡にも感謝です。もし2人が出会っていなければこのライブもmirrorという曲もこの世には存在しませんでした。本当にこの歌は奇跡みたいな歌だと思います。

色々社会的に厳しい状況ですが、AZKi 5th LiVE AZHOODも楽しみにしてます。もし参加に迷われている方がいたら、ぜひ参加してみてください。最高の音楽を体験できる場になるはずですから。

LVS2セトリ
(AZKi・エルセとさめのぽき)
1.星詠みの唄
(AZKiソロ)
2.Creating world jun kuroda Remix
3.フェリシア
4.リアルメランコリー
5.いのち
6.黒鉄の守り人
7.ひかりのまち
8.自己アレルギー
9.Fake.Fake.Fake.
10.from A to Z
(エルセとさめのぽきソロ)
11.バスルーム
12.UnderWater
13.スローダンス
14.deep in
15..NEW WORLD
16.BLUE
17.星詠みの唄
(AZKi・エルセとさめのぽき)
18.世界は巡り、やがて君のものになる
19.mirror


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