【失敗しないベビーオイル洗顔の方法】を現役の化粧品開発者がわかりやすく解説
<動画の目次>
1:10 今日のメニュー
3:15 やり方、簡単に解説します
4:07 ベビーオイル洗顔は肌に優しい?
5:58化粧品開発者から見たベビーオイル洗顔
8:07 ベビーオイル洗顔で角栓が取れる?
9:44 まとめ
みなさんこんにちは。現役の化粧品開発者、みついだいすけです。
先日、ベビーオイル洗顔のメリットや効果について理論的に解説する動画を公開しました。↓↓↓
今回は、このベビーオイル洗顔を上手に取り入れて肌を改善するための具体的な方法やコツについて詳しく説明していきます!
ベビーオイル洗顔がうまくいかない…
ベビーオイル洗顔を初めて試す方の中には、うまくいかない方が結構いらっしゃいます。「うまくいかない」というのは、ニキビができてしまったり、肌が赤くなってしまったりすることを指します。実は、私も最初はその一人でした。
最初にベビーオイル洗顔を試した時、オイルをなじませてティッシュでオフし、水で流して終了という方法を取っていました。しかし、その結果ニキビができてしまったんです。
これほど評判の良い洗顔方法なのに、なぜ自分の肌に合わないんだろう?と思っていました。
成功の鍵は残るオイルの量
ベビーオイル洗顔の達人であるmimiさんのブログを見て、重要なポイントに気づきました。ミミさんは「オイルが残るのが気になる方は泡洗顔を3秒足してください」と推奨していたんです。”3秒泡洗顔”です。
つまり、ティッシュオフした後に残ったオイルを泡洗顔で軽くなじませて取るという方法です。実際にこの方法を試してみたところ、肌の調子がとても良くなりました。
ここがベビーオイル洗顔の重要なポイントだと思います。
失敗している人の多くは、おそらく油分が肌の上に残りすぎているのではないでしょうか。油分をどれだけ肌に残すかが、ベビーオイル洗顔の成功と失敗を分ける鍵になっているように思います。
泡洗顔の重要性
泡洗顔をどうしてもやりたくない、界面活性剤が肌に触れるのが心配だという方もいらっしゃると思います。
しかし、ベビーオイル洗顔後の泡洗顔は、普段の洗顔とは意味合いが異なります。
ベビーオイル洗顔後、ティッシュでオイルを吸い取っても、うっすらと油分が残っています。この残った油分が肌に対して防御膜となるため、泡洗顔をしても直接肌に泡が触れにくくなっているのです。そのため、通常の泡洗顔が苦手な方でも、ベビーオイル洗顔の後の泡洗顔は肌への刺激が少なくなります。
自分に合った方法を見つける
ベビーオイル洗顔が合わなかった方は、ぜひ泡洗顔を試してみてください。
3秒ルールでうまくいく人もいれば、私のように10秒くらい行う方が良い人もいます。オイルがあまり顔に残らないようにするのが、最も肌に合う方法だと感じています。
この油分量の調整が、自分にとって最適な状態を見つけるポイントになります。泡洗顔を全くせずにティッシュオフだけの方が調子が良い方もいらっしゃるでしょう。
また、泡洗顔の代わりにティッシュオフを徹底的に行うのも一つの方法です。様々なやり方があるので、自分に合った方法を見つけてください。
ベビーオイル洗顔の隠れたメリット
ベビーオイル洗顔の良さについて、前回の動画では言い忘れたことがあります。
それは、わずかに残る油分の効果です。
ティッシュでオフした後も、どこかにうっすらとオイルが残っています。この残ったオイルが毛穴に少し入り込み、次の皮脂の生成を抑える効果があると考えています。毛穴の周りをオイルが薄くコートすることで、毛穴の中で皮脂や角質が固まりにくくなり、毛穴の詰まりを予防する効果があるのです。
同じ「オイル」でも、クレンジングオイルとは違います。
クレンジングオイルも毛穴に薄く残りそうな気もしますが、クレンジングオイルは水と馴染んで流れていくように処方構成されているので、ベビーオイルとは異なりますよね。
ベビーオイル洗顔が向いている人とは?
ベビーオイル洗顔はクレンジング方法として優秀なだけでなく、毛穴ケアにも効果的です。そのため、ノーメイクの人にもおすすめです。
毛穴の汚れを落とし、皮脂の蓄積を防ぎ、古い角質をスムーズに取り除く効果があります。
毛穴の悩みを持っている方は、ぜひベビーオイル洗顔を試してみてください。
ノーメイクの時に洗顔フォームだけやお湯洗いだけで済ませる方も多いと思いますが、それだと皮脂が毛穴に残りやすくなります。残った皮脂は角栓のもとになりますし、酸化して肌に刺激を与えたりします。
ノーメイク状態の顔にオイルクレンジングを使うのは抵抗あるかもしれませんが、ベビーオイル洗顔なら通常のオイルクレンジングほど抵抗感なく使えるでしょう。泡洗顔だけでは取りきれない毛穴の油性汚れにもアプローチできるので、積極的に取り入れることをおすすめします。
メンズにもおすすめ
実は、ベビーオイル洗顔はメンズの方にも非常におすすめです。
私自身もメンズですが、実践しています。
なぜかというと、これも毛穴汚れに効果的だからです。皮脂も溜まりにくく、角栓もできにくくなります。ベビーオイル洗顔は、メイクを落とすためだけの方法ではありません。これは毛穴ケア、ニキビケアのための洗顔方法なのです。
ただし、気をつけるべき点として、残ったオイルの量を意識することが重要です。オイルが残りすぎると毛穴詰まりの原因になってしまうので、ティッシュでのオフを入念に行うか、泡洗顔を加えるのが良いでしょう。
簡単なベビーオイル洗顔法
ただ、それすらも「面倒くさい」と思う方のために、簡単なベビーオイル洗顔の方法をご紹介します。
ベビーオイルをお風呂場に置く
シャワーを浴びた後、濡れた手でベビーオイルを顔になじませる
ティッシュは使わず、そのまま洗顔フォームで洗い流す
この時、洗顔フォームはケチらずにたっぷり使ってください。洗顔フォームが少ないと、オイルが残りやすくなってしまいます。
この方法なら、お風呂の中で完結するので非常に簡単です。女性の方も、ティッシュオフが面倒な場合はこの方法を試してみてください。簡単な方法の方が毎日続けやすいですよ。実際、私もこの方法で行っています。
ベビーオイル洗顔の特徴
ベビーオイル洗顔の大きな特徴として、濡れた手でも使えるという点があります。通常のオイルクレンジングは、乾いた手で行う方が効果的です。水が多くなると、ある一定のポイントを超えた時に洗浄力が一気に落ちてしまうからです。
しかし、ベビーオイルは水に馴染みにくいため、顔に水滴がついていても、手が濡れていても、洗浄力を落とさずに使用できます。お風呂場での使用に適しているのもこのためです。
〜実演〜 ベビーオイル洗顔の方法
最後に、ベビーオイル洗顔の実際のやり方をご紹介します。
ドラッグストアで買える安価なベビーオイルを2プッシュ取ります。
顔全体になじませます。この時、強くこすらないように気をつけますが、ある程度の圧力は必要です。
目の周りや小鼻の脇など、メイクが落ちにくい部分にも丁寧になじませます。
ティッシュで優しく押さえ、オイルを吸い取ります。
必要に応じて、もう一度ティッシュで押さえます。
最後に泡洗顔を行います。泡をしっかり立て、顔全体になじませてから水で洗い流して終了です。
まとめ
今回解説したベビーオイル洗顔ですが、一見怪しく思われがちな洗顔方法です。
しかし実際は決して怪しくありません。
肌に合わなかった方も、肌に残る油分量をコントロールすることで、うまくいく可能性があります。
うまくいけば、肌に刺激を与えずにバリア機能も低下させず、古い角質も落とし、毛穴汚れも落とすという、いいとこ取りの洗顔方法になります。
ぜひ試してみてください。
なお、ベビーオイル洗顔は、ミネラルオイル以外のオイルでも行うことができます。
ホホバオイルやライスブランオイルを使っている方もいます。様々なオイルがありますので、自分に合うものを探してみるのも良いでしょう。個人的には、最も有名なベビーオイル(ミネラルオイル)が汚れを落とす機能として最も優秀だと思っていますが、人によっては他のオイルの方が合う場合もあります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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