痛ファンLINE4


痛ファンLINE4をご愛読いただきありがとうございました。
このサイトでは、作品を生み出すために予め書き留めていたものになります。またページの最後には、この物語の最終話での作者からの裏メッセージが3つ記載させております。皆さんは何個見つけられたでしょうか。
気になる方がいらしゃったら見ていただきたいです。
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是非検討してみてください。

ホテル橋本


(このプロットは作成段階で制作した物なので実際の作品とは異なる展開があります)


フレッシュラッシュ田村
大学卒業後、NSC大阪へ入学
芸歴5年目の若手
相方とはNSC卒業後に結成

あみだくじ木村
フレッシュラッシュ田村と同期
高校卒業後、1年フリーターをしてから入学


橘有希
田村の友達、セフレ、ライブにもたまに来てくれる
元ファン、今は彼氏もち、当時は出待ちから田村が誘った

爽花
有希の親友で、田村の元ファン


<プロット>


田村の元に見知らぬアカウントからDMが来た。
相手はおそらく女だが全く覚えがない。
そこで中の良い同期、あみだくじ木村に相談することにした。
田村にとって木村は一番仲の良い同期でこれまでお笑いやそれ以外のこと、何でも相談していた。
木村に相談するも解決策は求めていない。
話を聞いて欲しかっただけだからだ。
木村は「昔抱いた女じゃないか?」とからかってきた。
もちろん田村もそれを一番最初に疑った。
しかし過去に変な別れ方をした経験もないし、わざわざDMで送ってくることをするやつに手を出した覚えもない。
あまり経験はないが、どこかで自分に一目惚れしたのかも。そう田村は考え、その女から来たDMは無視することにした。
沙織からは懲りずにずっとDMが来ていた。
木村に相談するもからかわれる。
そのことに若干苛立ちながらも、どう対応したら良いかアドバイスを貰う。
どの層のお笑いファンか、年齢はいくつくらいか、この沙織について調べようとしても全く出てこない。
そうこうしているうちに梨香子からDMが来た。
この女は以前、田村が出会い系で出会った女性だと名乗っている。
しかし田村には全く見覚えがない。人違いではないかと返し平然を装ってはいたが、内心は心臓バクバクだった。
沙織に梨香子からきたDMを木村に相談した。
明らかにおかしい、梨香子なんて名前の女性と交際したこともない。
人違いであって欲しいがどう対処して良いかわからない。
と、頭を抱えているところに3人目の女性からDMが来た。
琴音という人物だがコチラも全く見覚えがない。
文面を見る限りかなり自分に好意があるように感じるが、こんな女知らない。
そして4人目の女性「ちゃんゆき。」彼女からは田村の住んでいるマンションの画像と一緒にDMをしてきた。
部屋番までバレており、明らかに質の違うストーカー女子が現れた。
田村はまたも木村に相談した。
今回のやつはやばい、明らかに異質すぎると
すると木村は「テッテレー」という文字とともにこの一連のDMが自分の仕業だと暴露した。
木村は自身のYouTubeチャンネルのドッキリの企画「身に覚えのないストーカーが大量に現れたら、流石に気づくのかー」と田村に説明した。
田村はドッキリとわかると逆に木村に怒りの感情が湧いてきた。
しかし同時に安心感もあった。
木村は気付くために名前をしりとりにしたと言っていた。
そんな物気付くわけないと思った田村だったが、一つの疑問が出てきた。
最後の女性「ちゃんゆき。」だけはその法則性に当てはまらないと
田村はそれを指摘すると驚愕の事実が判明
ちゃんゆき。だけは木村が用意したストーカーではなかった。
恐る恐る「ちゃんゆき。」に返信すると自分の彼女だと言い張る。
そして恐ろしいことにその文面からは田村の行動パターンが読まれていた。
過去にライブに来たことがあるのかと木村に問われたので自身のメモ帳を開いてみる。
田村は誰にチケットを売ったのかをケータイのメモ欄に記載していた。
しかしどの名前を見てもちゃんゆきなんて名前はなかった
そもそもこのアカウント自体このDMをするためだけに作った物と判明
なぜならちゃんゆきのアカウントはフォロワーが0だったから
ちゃんゆきのことを問い詰めるが証拠をつかめない
そしてブロックをした。
しかし「ゆき」という名前には心当たりがある
半年前くらいに元ファンの有希と肉体関係があった。
しかし円満に別れたはず、
まだLINEのアカウントがまだ残っていたため確認してみた
元々サバサバ系女子のため有希ではないと踏んでいたが、LINEをしてみるとやはり違うようだ。
むしろ興味を持ってきた。田村は有希にLINEしていくうちにまた会いたくなった。
一旦は好きになった女だから思い出して会いたくなった。
しかし有希の答えはNOだった。
すでに彼氏がいるみたいだ。
今セフレがいない田村にとっては欲しい遊び相手だったが、ここは仕方ない。
次にあるお笑いライブだけを誘い、ここは大きく動かなかった。
今は問題を増やすリスクより減らすことの方が大事だ
田村は木村に有希のことを「元ファン」とだけいい、「元セフレ」とは言わなかった
また「ちゃんゆき」の件を警察に相談するという考えもあったが、まだ売れていない若手のお笑い芸人、大事にはしたくなかった。
有希は田村に誘われたお笑いライブに彼氏を誘った。
しかし彼氏は興味がないため秒で断られた。
そこでかつての親友の爽花を誘った。
爽花とは何でも共有する友達だった。
しかし半年前から爽花とは疎遠になった。
そんな爽花を久々にお笑いへ誘った。
しかし答えはNOだった。
話は田村になった。
有希が田村の話をしたら爽花が自分が犯人だと名乗り出す。

ー過去編ー
爽花とは昔田村のライブに行っていた仲だった
元々爽花が田村の推しだった。
出待ちも2人でしたが、田村はいつも有希だけに優しく接していた
そして有希は田村と繋がった。
もちろんこのことは田村と有希の秘密で爽花には秘密だった。
しかし爽花も馬鹿ではない。2人の関係に気づいたのであった
しかしあえて言わない。そんな勇気がなかったから
その後も田村を観に行くために有希と一緒にライブへ行った
本当は一緒に行きたくなかったけど、一緒にいないと自分が2人の関係に気づいたかもしれないと向こうに思わせるから
大好きな田村を見ると自分が辛い気持ちになる
こんなことならもうお笑いなんか見に行きたくない。
そんな気持ちがふつふつと湧いてきた。
当然爽花は有希にも恨みはあった。
むしろ有希に恨みがあった。
自分が大好きだと公言していた芸人を寝取られてしまったのだから
有希は田村との関係に爽花が気づいているとは思っていなかったので特に何もなし
(この辺の話は過去編として扱う)
このことが嫌でしばらく爽花は田村から離れていた
半年後、偶然電車で田村を見かけた。
見た瞬間飛び跳ねるような気持ちだった。
やっぱりこの人のこと好きだと思った。
しかし田村はその電車に別の女性と乗っていた
しかもそれは半年前のライブで見かけたこともある人だった
有希の後はまた別の女、
気づけば爽花はその2人を追いかけていた
2人はどうやら田村の住んでいるマンションに入っていった
この時爽花は田村のマンションの場所を知る
後日爽花は田村にDMでデートのお誘いをする
しかし田村は断る。
そこで爽花はいろんなファンと歩いてる目撃談をいうが田村は無視
そして爽花をブロックした。
→最初に言っていたまたブロックするんですねの伏線回収になる
→「ちゃんゆき」という名前にしたのは有希と田村の関係に気づいてましたっていう意味

ー今ー
爽花が有希に全てを話した。
有希が田村と繋がっていたこと、それを嘲笑っていたこと、田村が他の女に手を出して有希が愛想を尽かしたこと
当時は有希に対して恨みがましい気持ちがあったが、今は自分の気持ちを弄んだ田村に復讐したい気持ちでいっぱいだった
爽花は有希に口止めするように言われた
もし有希の口から勝手に田村へ告げ口すると今の交際相手に有希が今まで私の好きな人を奪ってきたと全部言うと公言していた
有希が今付き合っている男性は大手出版社に勤めるいわゆるエリートだった
有希は自分でもう働きたくないのでこの絶好な結婚相手を逃すわけにはいかなかった
爽花の告げ口で評価は変わらないと思ってはいたが万が一が怖い
何よりそのリスクを背負ってまで田村に情報提供する気はなかった
自分も捨てられた身なのだから
田村は依然焦っている、友人の木村に相談しているが全く情報が掴めていない
田村は有希にも相談するが、有希はしらを切っている
有希は爽花の目的がわからなかった。もし田村と結びつきたいのならばこんなやり方は間違っている。むしろバレてしまえば一巻の終わり、向こうの出方次第で最悪警察に連行されることになるかもしれない
しかし爽花は満足していた。この状況に
なぜなら田村は依然として自分の作り上げたキャラクターに怯えているのだから
普通に告白してしまえば振られるだけ、もし仮に付き合ったとしてもすぐに浮気されて自分のことを忘れてしまう。どちらの方法をとっても田村は自分のことを忘れてしまうのだ。
だったらどうすればいいか?それは姿を現さないことだ。姿が見えるからその姿に慣れてしまい興味がなくなってしまうのだ。だったら方法は一つ、常に意識はさせるが肝心のその姿は見えない。そんな状況を作り上げることだった。
田村が一般人ならSNSをやめてしまえば良かったが、彼は芸人。人にその顔を覚えてもらわないといけない人間だ。決して雲隠れするわけには行かない。
爽花はその心理を逆手にとった。自分の物にならないならそうしなければいい。
彼が苦しんでいる姿を想像するだけで爽花は満足するのだ。

ー解決編ー
あみだくじ木村が「これだけ固執するということは過去に何かしてないと説明がつかない」と言い出す。
そこで田村は思い返す。木村にファンとの女関係があったか聞かれた。初めは渋っていたが、それでは解決しないと木村に言われて全てを話した。
田村は有希以外にもたくさんのファンと関係を持っていた。
なのでどこに焦点を置いていいかわからなかった。
次に繋がった人より断った人に焦点を当ててみた
そしたら1人の女が上がった。それは爽花という人物
爽花が疑われたのは、やはり仲の良かった有希である
有希は爽花には絶対にバレてないとは言っていたが、本当にそうだろうか
もしバレていた場合復讐したくなる気持ちもわかる
田村は有希にラインで聞いてみた
有希は知らないフリをするが田村の必死さに負けて全てを話す
田村は爽花にLINEをする。
怒りの気持ちはもちろんあったが、それよりも先に田村は謝まった。
傷つけて申し訳ない。と
すると意外にも爽花はすんなりと許してくれた。
むしろストーカーしてしまったことを謝ってくれた
最後に冗談で「じゃあ私と付き合ってくれますか?」と言うのに対して「いやそれはごめんなさい」と返すと「わかってます!笑」と返してくれたので一安心
爽花はその後有希にもLINEをした。有希は必死で謝まっていた。爽花はそれを許した。
翌日田村はオーディションのために東京へ行っていた。
事件が解決してホッとしていた。
しかし翌日爽花は自殺していた。それも田村の住んでいるマンションの屋上から飛び降り自殺をした。
田村はこの知らせを有希から受けた時、頭を抱え込んでしまった。
その後田村は自分に送られてきた駄ヤカからの手紙をみて驚愕する。
「これで私のことは忘れないでしょう?」
そう。田村はこの時初めて知ったのだ。
爽花が死んだ理由を、それは爽花という存在を今後絶対忘れさせないために。
そして手紙をよく見てみると、薄く赤い字で「しね」と書いてあった。
これは爽花が有希に送った手紙にも同様のメッセージが書いてあった。
それから田村はすぐに芸人を引退した。
そうこんな精神状態で芸人をやっていけないと感じたのだ。
最後に芸人を引退するツイートをした時にいろいろな人に感謝を述べた。
先輩芸人、後輩芸人、作家さんなど
しかし「ファン」には感謝できなかった。
もちろんファンのみんなが悪いわけではない。
爽花みたいなファンは全国探してもどこにもいないだろう。
そんなことはわかっていた。爽花のことを忘れて他のファンの人に一言でも良かった。
しかしそれは出来なかった。
これは爽花が狙っていた精神的ダメージの作戦にまんまと引っ掛かったと言えるだろう。
そしてそのツイートのリプの数が「38」になっていた。
この数字も爽花の38と捉えることができるが、これはただの偶然だろう。
もし爽花にそんなこ魔法じみた答えが導き出せるなら自殺なんて決断は引き出していなのだから。。。

以上が痛ファンLINE4のプロットになります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
冒頭でもお伝えした通り、このページの最後にはサポートボタンがございます。
この痛ファンLINE4が面白かった。
ホテル橋本を支援したい。
というお気持ちがあれば募金していただけると幸いです。
今後の活動資金にさせていただき更に面白い作品を生むことを約束いたします。
よろしくお願い致します。


最終回の隠れメッセージまとめ
1、爽花からの手紙に赤い文字で「しね」の文字
2、芸人引退ツイートでファンへの感謝が書けなかった
3、リプの数が「38」と爽花になぞらえていた


ホテル橋本

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