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髪のサラサラ、ツヤの秘密 - シリコンとノンシリコン、その違いを徹底解説!
こんにちは。美髪コンサルタントの遠藤です。
今回は、オンライン講座にてよく聞かれる「シャンプーやトリートメントを選ぶとき、シリコン入りかノンシリコンか、どちらがいいの?」
誰もが一度は悩むこの疑問。CMや口コミでよく聞くけれど、実際何がどう違うのか、よくわからないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、ヘアケアにおけるシリコンの役割から、ノンシリコン製品で髪がサラサラになる理由まで、少し専門的な視点も交えながら、徹底的に解説していきます。
シリコンって何?ヘアケアでの役割を詳しく解説
シリコンは、シャンプーやトリートメントによく使われる成分で、正式には「シリコーン」と呼ばれることもあります。その主な役割は、以下の通りです。
髪の表面をコーティングし、滑らかにする: シリコンは髪の表面を覆い、凹凸を埋めることで、指通りを良くし、ツヤを出します。まるで髪の毛に薄いベールをかけたようなイメージです。
摩擦ダメージを軽減する: ブラッシングやタオルドライなどの摩擦によるダメージから髪を守ります。また、熱や紫外線からのダメージを軽減する効果も期待できます。
保湿効果: シリコンの種類によっては、髪内部の水分を閉じ込め、乾燥を防ぐ効果もあります。
スタイリングを容易にする: 髪をまとまりやすくし、スタイリングを楽にします。
このように、シリコンは髪の表面をコーティングすることで、即効性の高いツヤや手触りの良さを実現します。しかし、その一方で、いくつかのデメリットも指摘されています。
シリコンのメリットとデメリット
シリコンのメリットは、その即効性にあります。
メリット:
使用後すぐに髪がサラサラになり、ツヤが出る
ダメージから髪を守る
スタイリングがしやすくなる
しかし、一方で、以下のようなデメリットも存在します。
デメリット:
髪に蓄積(ビルドアップ)しやすく、髪が重くなる、ベタつく
カラーやパーマの薬剤の浸透を妨げる可能性がある
頭皮の毛穴を詰まらせ、抜け毛や頭皮トラブルの原因になることがある
キューティクルの自然な動きを妨げる可能性がある
これらのデメリットから、「シリコンは良くない」というイメージを持つ方もいるかもしれません。
なぜノンシリコンなのにサラサラ? その秘密を解き明かす
では、なぜノンシリコンのヘアケア製品なのに、髪はサラサラになるのでしょうか?
その秘密は、シリコンの代わりに配合されている、以下の成分にあります。
植物由来オイル: ホホバオイル、アルガンオイル、ツバキオイルなどの植物由来オイルは、髪にツヤと潤いを与え、指通りを良くします。シリコンと比べて軽いつけ心地で、髪に自然なツヤを与えるのが特徴です。
ポイント: 植物オイルは、髪表面に薄い油膜を形成し、キューティクルを保護することで、シリコンのようなコーティング効果を発揮します。
加水分解ケラチン、加水分解シルクなどのタンパク質: 髪の主成分であるタンパク質を補給することで、髪のダメージを補修し、ハリ・コシを与えます。
ポイント: ダメージを受けた髪のキューティクルやコルテックス部分に吸着・浸透し、内部から補修。結果的に髪表面を整え、ある程度のコーティング効果をもたらします。
天然由来の保湿成分: セラミド、ヒアルロン酸、ハチミツなどの天然由来の保湿成分は、髪内部に水分を補給し、しっとりとした質感に整えます。
ポイント: 特にセラミドは、髪表面に吸着することで、キューティクルを整え、結果的に髪表面を滑らかにします。
アミノ酸系洗浄成分: シリコン入りの製品に多く使われる高級アルコール系洗浄成分と比べて、頭皮や髪への刺激が少なく、優しい洗い心地です。頭皮環境を整えることで、健康的な髪を育みます。
ポイント: 洗浄成分自体にコーティング効果はありませんが、頭皮環境を整えることで、健康な髪の成長をサポートします。
これらの成分は、シリコンのように強力な皮膜で髪を覆うのではなく、髪表面を整えたり、髪内部に浸透して栄養を補給したりすることで、髪本来の美しさを引き出します。
シリコンとノンシリコン、どちらを選ぶべき?
結論として、シリコン入りとノンシリコン、どちらが優れているということはありません。大切なのは、それぞれの特徴を理解し、自分の髪質や悩みに合わせて選ぶことです。
シリコン入りがおすすめな人:
すぐに髪をサラサラにしたい方
髪のダメージが気になる方
スタイリングを楽にしたい方
髪にツヤが欲しい方
ノンシリコンがおすすめな人:
頭皮や髪への刺激が気になる方
髪のベタつきが気になる方
髪本来の自然な美しさを引き出したい方
どちらを選ぶにしても、自分の髪の状態をよく観察し、必要であれば美容師さんに相談しながら、最適なヘアケア製品を選んでくださいね。
おわりに
今回は、シリコンとノンシリコンのヘアケア製品について、詳しく解説しました。
この記事が、あなたのヘアケア選びの参考になれば幸いです。
これからも、髪の健康を大切に、自分らしい美しさを追求していきましょう!
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