バスケットを通して、超イケメンエリートと仲良くなった話。
こんにちわ!
お団子大ちゃん!!!
前回、僕のバスケットの記事を書き、それを観てくれた、バスケット仲間から連絡がきました。
『この記事見て、大ちゃんと大手町で出会った時、思い出したわ』
その人との出会いが、すごく印象的だったので、今回、記事にしてみたいと思います。
当時、大学生の僕は、弱小バスケットサークルに入りブイブイ言わせていました。
そのサークルは、僕の代に出来たサークルでメンバーも少なく、楽しさをモットーにしているサークルでした。
バスケサークルは何個かあり、上手い人達が集まるサークルもあったのですが、ブイブイ言わせられないので入りませんでした。
その弱小サークルでは、バスケ経験者も少なく、僕が一番うまかったです。
僕がみんなにバスケットに技術を教えたりしていました。
そのサークル活動では飽き足らず、僕はストリートバスケで武者修行していました。
ストリートバスケとは、体育館の中ではなく、公園などで一般開放されてるバスケットコートを探し、そこでバスケットをしている方と1vs1を
して技術を上げていました。
1on1とは、普通バスケットは5対5で戦うのですが、1対1で己の技術のみで勝負する戦いです。パスする味方もいないので、逃げ場が一切なく、ポイント制で事前に決めたポイント数を取った方の勝ちです。
ストリートはもちろん、初めましての方ばかりです。バスケットを通して仲良くなる感じですね。
ですが、あまりコミュ力のない僕は、1人で練習して話しかけられた勝負するくらいでした。
ストリートでも、少し強い方だった僕は、ほんのちょっとだけプロチームの試験受けようかなぁ、と思ってました。
僕にはお気に入りのストリートコートがありました。
代々木公園に有名なストリートコートがあるのですが、僕はそこにはあまりいかず、大手町にあるバスケットコートに行っていました。
大手町はビジネス街で、高層ビルがたくさん並んでます。民家は一切ありません。バスケットコートは、大都会の真ん中にポツンを設置してあり、コートの上には首都高が走っていて、横には川が流れていました。
大都会のど真ん中でバスケをしている。周りには、スーツを着た大人たちだらけなのに、僕だけ汗を流して好きなことをしている。
僕はなんだか勝った気持ちになりました。
大学生の僕より年収は300倍あるのに、勝った気でいました。
そのコートで僕は、彼と出会いました。
その時は、バイト終わりで夜遅く、周りも真っ暗でした。
一日一回はシュートしないと気が済まない体になっていた僕は、まっすぐコートに向かいました。
すると、1人でシュート練習をしている人がいました。
身長は僕よりも小さいですが、動きがとてもしなやか。練習着はオーバーサイズの服を着てお洒落。
僕の勝手なイメージで、オーバーサイズの服を来てバスケをする人はうまくて怖いと思っていました。
顔を見たら、パックンマックンのパックン似の超絶イケメン。
僕(たぶん、外国の人だな。。。)
イケメンだし、バスケもめっちゃうまそうだし、何よりオーバーサイズの服を着ている人は怖い人なので、特に話しかけず練習していると、、。
パックン『おう!一緒にバスケやろうよ!』
まさかのパックンから、喋りかけてきたのです。
流暢すぎる日本語にビックリしました。
僕『もちろん!』
内心、めちゃくちゃビビってましたが、舐められてくないし、何より、イケメンが喋りかけてきてくれたのでとても嬉しかったです。
そこで、2人で一緒に話しながら、彼のことが分かってきました。
僕と同い年で、某有名大学生。お父さんが外国人のハーフ。英語もペラペラ。経歴と外見以外は共通点が沢山あり、すぐ打ち解けられました。
パックン『じゃあ、ちょっと1on1やる?』
来ました。勝負のお誘い。
僕『もちろん!』
この勝負で、僕の人生の選択肢が一つ減ることになるとは思ってもおませんでした。
まず、僕が先攻。
ドリブルを突きながら、ディフェンスをしているパックンの足元を見たら、スニーカーの靴紐が結ばれていませんでした。
僕(だいぶ舐められてるな。。。)
ブカブカの靴を履いていたら、本気出せませんよね。
僕は様子見で、遠くからシュートを打ったら外れました。
次は、パックンが攻撃の番です。
僕(よし、止める。パックンは靴紐も結んでないし楽勝だろ)
パックンが攻撃の姿勢に入り、僕もディフェンスのためにゆっくり腰を下ろし、相手の足の位置を見て、右にドリブルをつこうとしてるな、、、と予測していたら。
あれ???
振り返ると、シュートを打ち終えていたパックンがいました。
あのね、
パックンが速すぎて見えなかったんです。
衝撃でした。
本当に。
右と左、どっちに抜かれたかもザックリしか分かりません。
高二の時に、車に轢かれた時くらい衝撃でした。(前の記事にあります。)
それから、何度やってもボロ負け。ずっとボロ負け。
もしかして、大学バスケ部のエースなのかと思い、聞いてみました。
僕『パックンて、大学のバスケ部でスタメンでしょ!』
パックン『俺、アメフト部だよ!』
頭が真っ白になりました。
勝手にバスケ部だと思い込んでいましたが、彼はバスケが上手いアメフト部でした。
パックン『地元で、バスケチームにも入っているけど、俺、下手な方だよ!』
僕『Oh my God!!!』
自然に言ってしまいました。
今までは、バスケのプロ試験を受けるのが目標だったのですが、パックンに靴紐を結ばせて勝負するが目標になりました。
それから、2人で集まってはバスケをし、集まってはバスケしてめちゃくちゃ仲良くなりました。
そして、一年ほど経ち、パックンを僕の入っているサークルに呼んで一緒にバスケをする機会がありました。
その時に、なんとパックンが靴紐を結んでいたのです!
チャンスだと思った僕は、彼を1on1に誘いました。
僕は、一年間鍛えていたので相当自信がありました。
絶対に勝つ。。。
しかし、靴紐を結んだパックンは、ギアが3つほど上がっていました。
全く見えなかったです。
皆さん、人間が速すぎて見えないことってありますか?
僕は、後にも先にもこれが最後の経験です。
パックンとの出会いのおかげで、迷いなく芸人になろうと思えました。
世界は本当に広いです。パックンよりも上手い人は山ほどいるはずです。
どの世界に入っても、いろんな人と出会って刺激を受けるのは本当に大切なんですね。
ちなみにプロチームの試験を受けようと思ってるなんて、パックンには一度も言ってません。
パックンは今、絶対みんな知ってる超有名企業に働いており、インスタグラムの投稿を見る限り、めちゃくちゃ楽しそうです。
たまに、僕のライブなどに行きたいと連絡をくれるし、僕が芸人になろうと思ってると話した時も、全力で応援してくれたいいやつです。
今度、また1on1誘ってみようと思います。
その時は、絶対に靴紐は結ばせません。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
サポートして頂けたら嬉しいです!!!