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【デュエマクラシック05】赤黒デスフェニックス解説
・はじめに
皆さんこんにちは。そうでない人は始めまして。
D-sakuと申します。
この記事をご覧の皆さんはデュエルマスターズは楽しまれているでしょうか?
自分は現代環境は勿論、デュエプレ、そして数年前からクラシックでも遊んでいます。
懐かしの思い出のカードを使いたい想いからでもありますが、去年からは大会にも参加するようになり、そして今回開催となった難波杯にて赤黒デスフェニックスで優勝を飾らせていただきました。
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デスフェニックスといえば勝舞時代の悪役・ザキラを代表する切札の一角であり、映画第一作でもガルザークと共にラスボスの二枚看板を担い、未だに根強い人気を誇る一枚。
そんな切札で優勝できたのは光栄であり、多くの反響もいただきました。
今回は振り返りも兼ねて、これを受けて興味を持たれたプレイヤーの方々への布教も解説してみました。
拙文になりますがよろしければ最後まで御一読お付き合い下さい。
・構築
今回使用したリストがこちら。
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参考までに去年のカードボックスオオサカ主催の大会で優勝した際のリストがこちら。
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デッキの性質としては、デスフェニの早期着地を狙うというよりかは除去で盤面の制圧をしてから詰める「除去ドラゴン」的なスタイルに仕上がってます。
以下では、かなり個人的な見解を含みますが、採用カードの解説など語っていきます。
・各カード解説
暗黒王 デス・フェニックス
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このデッキの核…と言いたいところだが実のところ完全メインに据えてしまうと多色+進化Vということで事故のもとになりかねないというジレンマ。
無論楯焼却は強いのだが、全て焼ききるというよりかはある程度削った状態で押し込みに着地させる形が多い。
サブフィニッシャー感覚で2枚に抑えてる。(08のドボルザークが羨ましい)
神滅竜騎ガルザーク
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進化元にもなるが、同時に事実上のフィニッシャー。
相応のパワーかつ殴り返されないので火力除去や競り合いにも強い。
最低3枚は採用しておきたい。
超竜バジュラ
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デスフェニ、ガルザークと並ぶフィニッシャー。
ドラゴンであれば進化元を選ばないのが強い。
ガンガンに楯を詰めに行くのではなく盤面をとるのを優先していくべし。
黒神龍バグラザード
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ドラゴン版ジェノサイド。
しかし、ドラゴン故の各種サポートを受けれる。
進化元であり除去の要。
パワー9000はそうそう競り負けしない。
05を初めて間もない頃は強さをよく理解できてなかったが、使ってみて初めて真価に気付いた。
大体2枚あれば十分。
デーモン・ハンド
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受け札その1。
定番の黒トリガー。
中盤手札に来た時は手撃ちも考えてできるだけキープしておきたい。
4投で特に問題なし。
地獄スクラッパー
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受け札その2。
対速攻の生命線。
ほぼ4投で問題なし。
ガルベリアス・ドラゴン
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お助け枠。
緑入りのビートを逆手にとってブーストしたり青入りコントロールのブロッカーを貫通したり。
黒神龍ギランド
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進化元。
自身も2打点持ちなので普通に自分で殴りに行くことも多い。
回収が利くとはいえ相討ちで使い捨てる局面はよく考える。
軽く安定したスペック故に4投。
ロスト・チャージャー
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必須とは言い切れないがあると情報アドバンテージがかなり変わる。
キーパーツを叩き落とすのは勿論、楯をある程度把握して殴りに行ける。
3→5と伸ばしての動きが狙える。
クリムゾン・チャージャー
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シスクリやウィニーを焼いてマナを伸ばす。
大体6マナ圏内での動きが多いデッキなので、そこまで到達しやすいよう2、3枚は枠をとっておきたい。
リバースチャージャーと選択。
コッコ・ルピア
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進化元にして展開の肝。
3ターン目着地を狙いたい一方でチャージャーからの5マナでこれ+2(ギランドorチッタorイヤリング)でばら撒くパターンもある。
言わずもがな4投。
チッタ・ペロル
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進化元としては勿論だがバジュラやバグラザードと合わせると鬼の制圧力を誇る。
早期に立てると除去や逆に利用されるリスクがあるのでドラゴンを出したうえで後投げする駆け引きも視野に入れたい。
かなり噛み合いが良いので4投。
腐敗勇騎ガレック
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処理の面倒な中型以上のブロッカーに叩きつけたい。
高いコントロール性能で2枚ぐらいが目安。
ディメンジョン・チョーカー
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ドラゴン限定サルベージ。
2、3枚拾えれば十分と思ってる。
2枠採用。
ブラッディ・イヤリング
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守り手。
ゴンタと相討ちをとれるパワーライン。
脳死で防ぐのではなく殴り返せる札があるなら楯を通すのも考えておく。
墳墓意識ならシンバルと混ぜるべし。
3枚でも足りそうだが今回は最大枚数搭載。
・採用候補
黒神龍ジャグラヴィーン
守り手としては着地が遅く、攻め手としてはガルザークで間に合っているので見送り。
仮に採用するなら2枚程度が目安かと。
デュエプレの性能だったら優先度高かったのに…。
超神龍アブゾ・ドルバ
ロマン枠。
デュエプry
凶星王ダーク・ヒドラ
同族が出るたびサルベージ。
主要ドラゴンとコストが被り気味なので不採用。
憎悪と怒りの獄門
速攻へのカウンター。
決まればオシャレだが、デッキの性質上ハンドに抱え続けるのが難しいので見送り。
スケルトン・バイス
お助け枠としてガルベリアスと選択。
古いリストでは採用してたがこの手のハンデスは断続的に撃って効果を発揮すると思うので今回は見送り。
リバース・チャージャー
チョーカーで拾えないドラゴン以外も回収できる。
今回は除去に割いたが用途に応じてクリムチャとは選択でも両採用でもOK。
ゾンビ・カーニバル
リバチャに同じく。
チョーカー+イヤリングの組み合わせでも拾えるようになる。
現代裁定で「ドラゴン」を選べるようになったので地味に強化されてる。
ただし回収枚数に制限あり。
黒神龍ゼキラ
軽量進化元だが着地に生贄が必要。
飛行男やレッドライダーズと組み合わせたいがそうなると構築がガラッと変わってしまう。
邪魂転生
ドロソ。
不採用理由は大体ゼキラと同じ。
デス・スモーク
棒立ちしている相手をサイズを問わず除去。
旧リストでは搭載していたが、他で足りる局面も多かったので現在は不採用。
紅神龍ガルドス
チッタガルドスの片割れ。
どうしても序盤から殴ってくる相手に対処したければ。
バースト・ショット
5枚目以降のスクラッパー感覚。
味方を巻き込むうえ極端な速攻が自分の周りにいないため見送り。
翔天魔獣ギガッピ
9枚目以降の鳥枠。
パワーラインは魅力だが準バニラで枠もほぼコッコとチッタで間に合ってる。
クック・ポロン
ギガッピに同じく。
旧構築では搭載してたが、積極的に殴るデッキではないため役割不足から現在は不採用。
・各対面解説
速攻
こればかりはお祈り。
デッキが馴染んでくれば運命は味方してくれる…かもしれない。
中速ビート
展開速度的にはある程度ついていけるので、臨機応変に対処。
打点を貯めてくるようなら除去で制圧していけばいいし、ガンガン殴ってくるなら手札補充と割り切って最初の数枚は通すなど適宜判断。
コントロール
相手に主導権を渡さないよう。
あまり悠長にしていると手札とマナを整えられてしまうので、機を見計らって詰めていく。
こちらのパワーラインも高いとは言い切れないので過信はしない。
・ポイント
解説の項でも述べたように、
・可能な限り6マナ圏までの到達は目指しておく。
・優先度は盤面制圧>楯
・安直な場へのばら撒きはNG
この辺りのプレイングを抑えておくと良いです。
・最後に
ここまで長々と述べさせていただきましたが、使いこなすうえでやはり大事なのは何度も手にとることだと思います。
クラシックにしろ現代にしろ自分はデッキを組む方も好きでいずれもかなりの数を所有してるのですが、大会等に持ち込むのは長年使い慣れたものであることが多いです。
無論その時々の環境に合った選択というのはあると思いますが、大層な言い方になるものの、極めるぐらいの気持ちで持ち続けていれば、流れも向いて来ると自分は思うのです。
拙い文章になりましたが、お付き合いいただきありがとうございます。