クイーンC、共同通信杯、京都記念
今週は3重賞全て全頭能力適性解析、調教診断、展開予想、印発表をやりたいと思います。
なかなかな重労働にはなりますが、去年の終わりくらいからかなりの手応えを持って競馬に取り組めているので、楽しくて仕方がありません。馬の特徴に関してはほぼズレがないところまで来ているのではないかと自負しております。では、早速お楽しみください。
クイーンC 全馬解説(調教、能力適性)
アオイモエ
能力適性解説 ★★
新馬戦はジリジリと伸びていた。バテていたような感じはないが、とにかく本気で走れていない、能力を発揮出来ていないといったところか。
調教診断 ★★
体が上手く使えておらず、追ってからの反応もイマイチ。前走と同じような内容のレースになる可能性が高く、ジリジリと伸びるだけだろう。思いっきりバテるということは無さそう。
アメリカンスター
能力適性解説 ★
過去三戦を見る限りズブくてキレない。となると前走のように前に行って粘り込むのが理想か。ただ、流れると2走前に見せた乳酸抵抗力の低さがかなり心配。
調教診断 ★★
新馬戦から成長したところは特に感じない。流石に厳しいか。
ウインエクレール
能力適性解説 ★★
前走新馬戦の内容は前に行って淡々と流れるレースをそのままほんの少しの脚を使ってゴールしただけ。この馬としては追ってからの反応がイマイチで、調教で見せていたようなギアチェンジは出来なかった。原因はハッキリとはしないが、そこまで評価出来ない。
調教診断 ★★★★
やはり調教での推進力は目を見張るものがある。松岡騎手が惚れ込むのもなんとなくわかる。でも、レースで出せないなら意味がない。抜群の手応え、スピードで走れているが、前走を見る限り能力は発揮しにくいのではなかろうか。メンタル面に原因があるのではないかと思う。
コントディヴェール
能力適性解説 ★★★
左回りの方が上手で、ギアチェンジ能力、最高速度共にイマイチだが、じわじわと伸びることはできる。ペースがかなり流れるようなら楽しみか。
調教診断 ★★★
帰厩してからガンガン乗り込めているので悪くは無さそう
ショウナンアメリア
能力適性解説 ★★
ガソリン搭載量的にマイルは長い。1200、1400で活躍するであろう馬。スローからの瞬発力勝負になってもギアチェンジ能力が乏しく難しいか。
調教診断 ★★★
そこまで変化は感じない。現状の力は出せそう。
ショショローザ
能力適性解説 ★★★
基礎スピードに長けた馬。これが短距離馬故のものなのか、マイルでも持続できるのかは分かりかねるが、馬体のシルエット的に大丈夫そう。ここは大穴を開けるかもしれない。
調教診断 ★★★★★
今まではあまり攻めた調教をしてこれていなかったが、今回は坂路調教でバシッとタイムを出してきた。これは足元の不安が取り除かれたからではなかろうか。抜群の基礎スピードを調教からでも見て取れる。上昇度は極めて高い。
スターズオンアース
能力適性解説 ★★★★★
前々走は折り合いを欠き、実力を発揮できなかったが、前走の内容が圧巻。内が悪い馬場で前が壁になりながらも直線で圧倒的な加速。更にはパトロールビデオを見ると分かりやすいが内に刺さって真っ直ぐ追えていない。喧嘩をしながらあの末脚。才能は突き抜けていたと言っていい。
今回も前走のようにある程度折り合えていたら間違いなく上位に来る。ただ、前走は内枠で馬群に入れれたからときうのもある。
調教診断 ★★★★
折り合いに進展がある。これならどの枠でも大丈夫か。実力は出せそう。
スタティスティクス
能力適性解説 ★★★★
圧倒的な持続的スピードで乳酸抵抗力は高い。ペースがかなり流れるとマイルでもやれるかもしれないが、前走のように中盤緩んでしまうとキレ負けしてしまう。正直距離は長い方が良さそうだが、ここでもトータル的に見て能力は上位。
調教診断 ★★
全身の柔らかさがイマイチで休み明けといった感じ。前走の方が明らかに全身の躍動感があった。ここは仕上げてきていない。
スマイルアップ
能力適性解説 ★
1200でも行ききって燃え尽きる馬なのに東京マイルは流石に。
調教診断 ★★★
動画はないが、タイム的に調教では我慢できているようだ。ただレースぶりがひどいのでノーチャンス。
ニシノメグレス
能力適性解説 ★
前走は横山和生の神騎乗によるもの。コーナーで引きつけて直線の入り口、平坦な部分で急加速してセーフティーリードを作った。器用な馬なのは間違いないが、能力の高い馬ではない。乳酸抵抗力、基礎スピード共にここでは厳しい。誤魔化せない。
調教診断 ★★
どうでもいい事なのだが、調教の乗り方がめちゃくちゃ面白い。脚で馬を追っていて、上体は残している。これはまだまだ騎乗フォームには無限の可能性があるという事なのだろうか。オイシンマーフィーが似たような動きをしており、脚も使って追う。これを出来る人は少ないし、ここまで極端なのは初めて見た。ただものではないおっさん現る。
ハピネスアゲン
能力適性解説 ★★
前走はかなり上手く乗った。内で脚を溜めて、伸びる外に出した。有馬記念のリスグラシューのような効率の良い騎乗。ただ、新馬戦で脚の遅さと乳酸抵抗力の低さを露呈して負けているため、ここでは流石に厳しい。
調教診断 ★★
レースと同じで乳酸抵抗力の低さ、脚の遅さを披露。そしてなんだこの桃太郎みたいな格好のおじさんは。と思って調べたら江田照男だった。
プレサージュリフト
能力適性解説 ★★★★★
ハービンジャー産駒の最高傑作なのではなかろうか。前走の勝ちっぷりもハッキリ言って異常。全く追わずに上がり33.3を叩き出した。あとは乳酸抵抗力、基礎スピード、その部分だけだろう。ちなみに前走のスタートはわざと出遅れてます。スタートする前からわざと重心を下げて引っ張ってました。
調教診断 ★★★★★
新馬戦の時とは比べ物にならない基礎スピードを身につけている。新馬戦はスローからの瞬発力勝負だったが、これならどんなレースでも対応できそう。間違いなく本命。圧倒的な強さと出来。勝負気配もビンビン。
ベルクレスタ
能力適性解説 ★★★★
ここ2戦は超一流の馬と対決してきたが、乳酸抵抗力の脆さを見せている。前走は折り合いを欠く前にポジションを上げて乳酸抵抗力の低さを露呈してキレ負け。脚が溜まるなら強そう。
ギアチェンジの部分でも超一流ではないが、その競馬が向くだろう。
調教診断 ★★★★★
折り合いには大きな前進がある。落ち着いて走れているため、大きくストライドが広がっている。これは変身大成功だろう。陣営の考えが早くもいい方向に出ている。タイムを出さない事で穏やかな気持ちで走れている。
モカフラワー
能力適性解説 ★★★
前走は完璧な競馬をしてスターズオンアースにクビ差負け。才能とは儚いものである。
調教診断 ★
寒い時期がダメなのか、四肢の開きがかなり小さい。これでは能力を発揮できない。前走の方が圧倒的に良い。
モズゴールドバレル
能力適性解説 ★★
前に行って粘り込むスタイルがこの馬のスタイル。ただ、ギアチェンジが備わっていないため、ここでは絶望的。恐らくガソリン搭載量の低さ故の話なので、スプリントに来れば買いたいね。
調教診断 ★★★★
調教では一生懸命ギアチェンジを教えているが、無駄だと思う。諦めてスプリントへ。
ラリュエル
能力適性解説 ★★★
淡々と走ることは出来るが、最後の最後で垂れる。これは東京マイルの場合は致命的な話になってくる。
調教診断 ★★
比較動画がないが、やはり終いが甘くなる。ディープ参加の割には使える脚が短い。
レディバランタイン
能力適性解説 ★★
馬場の渋った新潟がいいだろう。ゆったりとゆっくりと走り続けることに長けた馬。
調教診断 ★★
出来は以前から変わらず。
ロムネヤ
能力適性解説 ★★
乳酸抵抗力はそこそこありそうだが、基礎スピードが低い。それ故追走も苦しい。そしてギアチェンジも遅い。
調教診断 ★★
進展はなし。
クイーンC 最終予想
2ベルクレスタは待望の内枠。ペースはそこまで流れなさそうですが、馬場の特徴が上がりを使えるのが絶対条件の馬場。どれだけ雪の影響があるか分からないが、この馬場読みからそう変わらないだろう。強い馬が結果を出しやすい馬場。
◎13プレサージュリフト 戸崎
物が違う。レベルが違う。格が違う。なんとか4倍付いてくれないだろうか。とんでもない上がり最速を使って全くダメダメだったパターンも他の馬ではあるだろうが、この馬の場合は調教を見ると明らかに基礎スピードが上位なので、ここでは何の問題もない。ハービンジャー産駒最高傑作。
○2ベルクレスタ 松山
内枠に入ればかなり良いはず。この馬の折り合いは馬群に入れれば大丈夫。極端な下手乗りをしなければ。松山騎手なのでウチで捌くのは上手い。
▲9スターズオンアース 横山武史
ここでもやはり能力上位。折り合いに進展があり、2走前のような事にはならないはず。
△3ショショローザ 岩田ボウ
前走はかなり余裕の競馬。3強はかなり強いが、ここを崩すならこの馬しかいない。ロスのない思い切った差しで。
共同通信杯 全馬解説(調教、能力適性)
1サンストックトン
能力適性解説 ★★★
調教やレースぶりを見ると左回りが得意。左回りの方が基礎スピードが高く、今回の距離短縮と左回りに変わるのは大幅プラス。ただどうしても右回りだと終いが甘くなっていた部分が、左回りのハイレベルレースになるとどうなるかはわからない。恐らく大丈夫だと思うが。1枠1番でロスなく回ってきて前目から抜け出せれば。土曜日のような馬場なら上位台頭があってもおかしくない。
調教診断 ★★★★
右回りがダメだったからなのか、状態が良くなっているからなのかは分からないが、前走よりは遥かに基礎スピードが高い。
2アサヒ
能力適性解説 ★★★★★
前走の内容が圧巻。持ったままでコーナリングをして最後はイクイノックスにキレ負けしたが、楽々と33.5の脚を使った。今回はそこまでペースが落ち着きそうにないため、ここは馬券内確実。ただ、最高速度がジーワン級かと言われればそうでもない。新馬戦や前走のようにキレ負けする可能性があるので頭馬券は買いづらい。3連複の鉄板軸だろう。
調教診断 ★★★
仕上がり自体は前走と同様程度。大きな上昇はないだろう。
3アバンチェリエ
能力適性解説 ★★★★
長くジリジリとキレない脚を使うタイプで、距離延長と東京コース替わりはドンピシャ。大外ぶん回しではノーチャンスなので、内枠に入ったのも素晴らしい。そして横山武史騎手にこういう枠でこういう馬に乗せるとかなり上手く末脚を繰り出してくれる。近2走の敗因はどちらも距離、キレ負け。ある程度流れてくれてロンスパ勝負になれば上位台頭もある。ただ大きな不安要素としてゲートが遅すぎる。ゲート練習をしたとコメントがあるので、なんとか並程度に出てくれないだろうか。
調教診断 ★★★★
仕上がりは今現状出来ることは全て順調にこなしている。最高速度は相変わらずここに入ると見劣りするが、乳酸抵抗力、基礎スピードでは上位。
4エイシンシュトルム
能力適性解説 ★
ダートの馬
調教診断 比較なし
5ジオグリフ
能力適性解説 ★★★★
コーナリング、基礎スピードがどうしても足枷になっている。なので東京競馬場はまだマシだろうが、新馬戦のようにどスローになるかと言われればそうでもない。そして、今回は斤量も57キロ。コーナリングで置いていかれる未来が見える。となると、土曜日のような内伸び馬場なら厳しい。馬場次第かなという印象。
調教診断 ★★★
特に変化はないが、やはり基礎スピードが低く追走で精一杯。この距離は忙しいのでなかろうか。
6アケルナルスター
能力適性解説 ★★★
基礎スピードが低く、コーナリングがイマイチ。ただ、最後にはしっかり脚を使う。それも極上のキレというわけではない。先週のような上がり偏重馬場なら買えるが、今週の土曜日のような内前有利なら少し厳しい。当日の馬場は要チェックとなる。
調教診断 ★★★
抜け出すと気を抜く部分があるのだろう。騎手がずっと集中しろと合図を送っていた。ただ、今回、この相手で抜け出して遊ぶとかの状況にはならなさそうで気にしなくていい。いつも通りの出来。
7レッドモンレーヴ
能力適性解説 ★★★
走ってみないと分からない部分が大きいが、基礎スピードは高く、淡々と持続的な脚を使えそうなレースぶり。カテゴリーが上がればパフォーマンスも上がる。今回は極端な切れ味比べにならなさそうなので、この馬にとってはプラス。新馬戦の敗因は加速しきれなかったor最高速度が遅いのどちらかだが、東京競馬場なら中京ほど一瞬のキレは必要ないと考える。最後までペースは落ちてなかったので気にしなくていい。
調教診断 ★★★★
素直さ、基礎スピード、この2つの能力がかなり高そう。新馬戦の時もそこそこ仕上がってそうではあったが、今回は乗り込み量も内容も良くなって上昇しているのは間違いない。
8ビーアストニッシド
能力適性解説 ★★
逃げないで東京競馬場は苦しいと思う。この馬の課題はヒートアップせずに折り合い、最後に脚を残すこと。それに取り組んだ前走は犠牲になった。ただ、それをこなしたとして、素晴らしい末脚が使えるかと言われれば違うと思う。恐らく今回も脚を溜めるので、犠牲になるレース。皐月賞とかで買いたい。
調教診断 ★★★
末脚を活かしたい調教。この改造がどうなるか。
9ジュンブロッサム
能力適性解説 ★★
距離短縮は結構厳しいのではなかろうか。ゆったりと走って淡々と持続的なラップを刻むこの馬にとって、距離が短くなるのは難しい。キレ負けする。
調教診断 ★★★
問題なく予定通り来れているという印象。ワールドプレミアみたいな印象はある。
10ダノンベルーガ
能力適性解説 ★★★
前走使った末脚は一級品。それはわかる。ただ、追走能力がどうなのか、基礎スピードがイマイチなのではないかと思う。なのでこの馬も距離短縮はマイナス。この時期のハーツクライ産駒あるあるで、スローからの瞬発力勝負はすごく強いけど、ペースが流れるとからっきしという馬は多い。乳酸抵抗力の低さを露呈する可能性がある。これを買うならアケルナルスター、ジオグリフの方を買いたいかなあ。席が空いてません。
調教診断 ★★★
新馬戦時とそこまで変わらず大きな成長は見込めない。上記の通りのまま。
11ダノンスコーピオン
能力適性解説 ★★★★
前目に行って長くいい脚を使える。ここはかなり向きそうな条件だ。
調教診断 ★
だがしかし、調教があまりにもお粗末。四肢の開きが狭くなって覇気がない。フォトパドックを見ても痩せているような印象。これで走られたら諦めがつく。買わない。
共同通信杯 最終予想
4エイシンシュトルムが逃げて7レッドモンレーヴ、9ジュンブロッサム、8ビーアストニッシドのような隊列になるだろう。そしてそこそこペースは流れる。どスローの瞬発力勝負とはならないだろう。ある程度の追走能力、乳酸抵抗力は必要になってくる。
そして最も大事なのは当日の馬場。土曜日は雪の影響で湿っていた馬場が乾き、雨降って地固まる理論で内側が伸びていた印象。先週は外差し上がり偏重馬場だったが、大きく傾向が変わっていた。だがしかし、明日はここからさらに乾くと先週のような馬場に戻る可能性がある。直前まで馬場の状態は見たい。
◎2アサヒ 田辺
土曜日のような馬場なら頭まである。だが、先週のような馬場に逆戻りするなら2、3着だろう。キレ味の差で何かに差される。なので軸ではあるが、頭かどうかというのは保証できない。
土曜日のような馬場の場合と先週のような馬場の場合と分けて考えたい。当日の15時くらいには見極めて追記します。
ただ、今のところどちらでも買いたいのは○3アバンチェリエ。横山武史に乗り替わるというのと、距離延長内枠がかなり大きい。
土曜日のような馬場の場合
1サンストックトン、7レッドモンレーヴ、5ジオグリフという順番。
先週のような馬場の場合
5ジオグリフ、6アケルナルスター、10ダノンベルーガという順番。
共同通信杯の最終見解
雨を意識してスローからの瞬発力勝負になる。尚且つ、上がりがかかる馬場。となると
◎6アケルナルスター 柴田大知
○5ジオグリフ ルメール
▲10ダノンベルーガ 松山
△3アバンチェリエ 横山武史
△1サントックトン 松岡正海
京都記念 全馬解説(調教、能力適性)
アフリカンゴールド
能力適性解説 ★★★★★
ここは前目に行って粘り込める最高の舞台。馬場も展開もコース形態も全て味方する。乳酸抵抗力がとても高い馬で、前目に行って後続が脚を使えないようなラップを刻めれば。
調教診断 ★
正直見たくなかった。とても悲しい。完全にピークは過ぎてしまった。近走は復調傾向にあって、前走は特に良かった。強い相手に馬場の悪い部分を走っても5着。ここでも十分やれると思っていたが、完全に四肢の開きが狭くなり、2週連続手前も替えれないというザマ。この状態になるということは、疲れが溜まりやる気がなくなっているのだろう。引退の文字が頭をよぎる。
余りにも適性ドンピシャなので一応紐では買うけど。
エヒト
能力適性解説 ★
まず開幕週をこなせる基礎スピードがない。前走の騎乗は酷く、完全に脚を余していたが、外を回せばどうとでもなるレースだったため、外に出していれば上位に来れていただろう。前々走はスローペースを上手く内で溜めて直線弾けさせたが、その足もここに入れば大した事ない。3走前は完全に持続力勝負だったが、そこでは全くやれず。基礎スピードの無さ、乳酸抵抗力の低さを物語っている。ノーチャンス。
調教診断 動画なし
サンレイポケット
能力適性解説 ★★★★★
前走はジャパンカップ4着という立派な結果。それも先行して勝負に行って形を残した。元々あった圧倒的な乳酸抵抗力に基礎スピードが備わってきた証拠だろう。一流のキレはないが、どんな条件でも長く脚を使える。そうなるとここでは圧倒的に上位。是非先行して馬を信じて乗ってほしい。
調教診断 ★★★★★
前走も相当良かったように見えたが、今回はそれ以上。冬毛が生えてそうな毛艶だが、中身は問題ない。沈み込まなかったクビが沈み込むようになってきており、ついに本格化したかという印象。最高の出来。
ジェラルディーナ
能力適性解説 ★★★
乳酸抵抗力がそこまで高くなく、ポジションを取りにいくと苦しい競馬になる。なので馬場状態にもよるが、開幕週の今回はマイナスだろう。乗り方が非常に難しくなってくる。
調教診断 ★★★
上昇度はかなり高い。四肢の開きはスムーズになっていると思ったが、調教過程が余りにもダメ。全く時計を出せていないし、追えていない。この負荷のなさなら厳しいのでは。
タガノディアマンテ
能力適性解説 ★★★
スパッとキレる脚がないから、ジワジワとポジションを上げていきたいが、それが許される馬場になるだろうか。そしてその大味な競馬でこのメンツで通用するだろうか。
調教診断 ★★★★
去年の動画しかなかったが、体幹はしっかりしてきている。前走も好走してきたのは頷ける。
ダノンマジェスティ
能力適性解説 ★★★★
末脚がとても遅い。なのでしばきまくって前に行ってほしい。乳酸抵抗力は非常に高いと思う。完全に全馬脚が上がるような展開なら上昇してくる。
調教診断 ★★★
出来は前走と同じ。ただ前走も脚が遅いだけでギアチェンジが出来ていたので乗り方一つ。
ディアマンミノル
能力適性解説 ★★★★
右回りの大外ぶん回しで馬のやる気が最高潮に達する馬。ギアチェンジ能力は低いが、長くいい脚を使う馬。今回のこの条件はかなりいい条件だろう。外が極端に不利な馬場でなければ。
調教診断 ★★★★
一週前の猛時計をまともに追っている時の動画がないので、判断が難しい。ただ、やはりこの感覚であの時計が出せるというのは状態が悪いわけではないと思う。
マカヒキ
能力適性解説 ★★
脚が速くなく、開幕週の馬場というのがどうしても厳しい。基礎スピード、最高速度共に大幅マイナス。
調教診断 ★
四肢の開きが狭くなっている。最近は上昇し続けてきたがここでついに下降曲線。厳しい。どこを取っても厳しい。
マリアエレーナ
能力適性解説 ★★★★
上がり最速が目立つ馬柱だが、ここに入ると最高速度は大したことは無い。前目で粘り込むのがこの馬の好走パターン。そして乳酸抵抗力が高く持続的なスピードを発揮するため、阪神2200はプラスになるだろう。
調教診断 ★★★
新潟牝馬の時と特に変わらない。状態は良いまま。
ユーバーレーベン
能力適性解説 ★★★★
前走時はそこそこポジションを取ってそこそこの脚。開幕週の馬場がどうしても不安ですが、馬場を見てという判断になりそう。
調教診断 ★★★★
重なって非常に見にくいが、四肢の開きがスムーズになって末端がしなっているように見える。柔らかい動きを早く出来ている証拠。前走時より上昇している。
ラーゴム
能力適性解説 ★★
近走は好走してきたレースは全てスローペースを前にいただけ。相手関係が強くなってきた所で全く走らず。前々走は斤量とペース恩恵の分。
調教診断 ★
中日新聞杯の方が幾分かキレのある動き。この出来では厳しい。
レッドガラン
能力適性解説 ★★★
前走は完璧騎乗。スローペースをギリギリ馬場の良いところで折り合い、直線では伸びる部分でスパート。相手関係も今回は一気に苦しくなるのでそれがどうか。あまり持続力勝負は向きそうになく、来るとするならスローを内前で溜めてちょい差しだろう。
調教診断 ★★★★
スローを内前で溜めてと言ったが、今回の調教パターンは明らかに終いのキレを意識した内容。強気に内前ポケットに行くとは思えない内容。斎藤新が調教も付きっきりなので、妙に前に行って持続力勝負は挑まないとは思う。
レッドジェネシス
能力適性解説 ★★
中京巧者、重馬場巧者というのがこの馬の特徴。そして、基礎スピードの低さがかなり今回は苦しい。人気しそうな中で最も怪しい。
調教診断 ★★
幾分か菊花賞前より首が高い。馬場が渋らないとキレ負けするだろう。
京都記念 最終予想
今回のレースはスタートしてからスピードに乗った状態で坂道を登り、乳酸を溜めた状態でユーバーレーベンの捲りによるロンスパ勝負になるだろう。そうなってくると大事なのは
①乳酸抵抗力
そして更には今の阪神の馬場の特徴である、上がり偏重馬場に向く
②上がりを使える能力
この二つの要素がこのレースは必須になってくると考える。
◎5サンレイポケット 鮫島
この馬はどんどん成長して、今やもう先行していい脚が使えるレベルまで来た。元々高かった乳酸抵抗力に加えて基礎スピードを身につけた。今回の調教も全く問題ないし、なんなら上昇しているのではというほど。斤量もユーバーレーベンより楽になるし、ここは勝ち負け。
○6ユーバーレーベン デムーロ
状態は上昇してきており、捲りを敢行出来そうな雰囲気。高い乳酸抵抗力と末脚を兼ね備えているため、問答無用で買い。
▲13ディアマンミノル 横山典
待望の右回りかつ中距離のコーナリングを活かせる舞台。そして捲りが入りそうというのと、末脚という部分で一気に上昇。じっと脚を溜めて少頭数の大外をぶん回してくれる横山典。何の文句もない絶好条件。前走は距離が長いし、前々走は中京のギアチェンジが不向き。とんでもない条件替わりでの上昇度合い。
△7ダノンマジェスティ 和田竜二
スタート出て前目で粘り込むような競馬をすればここでも通用する。上がりは使えないが、乳酸抵抗力がレベチ。
△4レッドガラン 斎藤新
乳酸抵抗力の部分がどうかも、基礎スピードで誤魔化せないだろうか。いい末脚が使える馬なので一応。
△2マリアエレーナ 坂井
枠の難しさはあり、不利を受けそうだが、乳酸抵抗力と末脚とどちらも大丈夫。買わなくてもいいかも。
京都記念は最終見解このままで行きます。
買わない馬
1タガノディアマンテ
キレ不足
9ジェラルディーナ
乳酸抵抗力の低さで末脚発揮できず。距離も怪しいか。
10レッドジェネシス
脚の遅さ故。
12マカヒキ
ついに引退の時。ここから調子は上向かなさそう。
皆様の愛情で大卒ジョッキーは作られております。愛をいただけたら幸いです。