行政の事務処理がなぜ遅いか

給付金等の処理が遅いことに関して、マイナンバーが口座とリンクしていないことが原因との論調が多い。しかしながらこれは本質ではないと思う。本質は、縦割り行政にあると思っている。コンピュータシステムは縦割り組織と相容れないと思う。縦割りを廃止してすべての部門を横並びにして情報共有しないと、コンピュータシステムは機能しない。メディア、国会での論議でも給付金の遅れと、縦割り行政を関連付けて論ずることをしないのはなぜか?納得できない。
黒川検事長件でも、防衛省と法務省が縦割りのため自衛官は停職で黒川検事長は訓告なんてことがまかり通ってしまう。縦割り行政を撤廃し、税務署が把握している個人口座、年金事務所が把握している個人口座、固定資産税・市民税の自動引き落とし口座等、各組織で持っているデータベースを適切につなげれば、現状でも、もっと速やかに処理ができるし、電通なんぞに業務委託しなくても行政ですべて処理できるはずである。新しい生活様式の必要条件として、縦割り行政の撤廃を掲げるべきでしょう。政府・与党が取り組まないなら、野党が縦割り行政の撤廃を重要統一政策として結集すれば、次回選挙で政権奪還も可能と思いますがね。私は10年以上前から思ってるんですが、的はずれなんですかね。付け加えれば、縦割り行政を撤廃すれば、サービスを低下させずに、公務員は3分の1程度(200万人)削減できると思うんですがね。人件費は(段階的毎年20万人削減)、10年後には年間10兆円削減可能かと。

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