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ありうべき、そのゆたかさに、みを

部屋の左の上に、大きな穴が空いたような闇。
くらく、とおく、ふかく、まるく、ランプが。
あまくひろがって、ななめにしか動いてはならない。
よこにながく、青さが。

ちかちかと点滅する黄色いランプと。
そこにひかる。手綱を手放し。
まるにみをゆだね、
ありうべき、そのゆたかさに、みを。

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佐久間大進
お読みいただきありがとうございます。京都市立芸術大学のデザイン科(修士課程)でデザインや写真関連の制作・研究をしています。制作や研究をサポートしていただけると幸いです!