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大伸ダイスが考える、町工場の未来を変える方程式⑧

【みがく×あそぶ=つくる】

こんにちは!大伸ダイス工業、広報担当です。

今回の「つくる」については、超硬合金の紹介です。

ダイスという製品には切っても切れない超硬合金。
解説していきます!

【つくる:ダイスについて】
引き抜き加工は前の記事にてお伝えした通り、鋼材を引き抜いて加工します。
鋼材が引き抜かれて目的とする製品の形になるためには、ダイスを通すことが必須になります。

引き抜き加工は、1発で目的の形へ加工するのではなく、
欲しい形になるよう何度か通すケースが多いです。
それにより、ダイスの内径は1/1000単位の精密な寸法が必要となります。
我々大伸ダイス工業は、この精度を0.002mmまで補償できるのが強みです!

ダイスには丸、四角、六角など様々な形があり、中にはハート型の異形があったりも!
色々見比べると個性様々だなあと感じます。


ハート型はこんな感じ ちゃんとハートしてます!

【つくる:超硬合金】
そして、そんなダイスには欠かせない超硬合金について。
そもそも超硬合金とは何なのか?から紐解いていきます!

鉄やステンレスよりも硬く、ダイヤモンドに次ぐ硬さを誇っている金属と言われており
きわめて硬度の高いものです。
文字通り「合金」に分類されるため、天然の金属ではなく人工的に作るものとなっています。
重さは鉄の2倍もあり、金とほぼ同じ重量だとか。

私も業務の中で、ダイスの修理や超硬の加工をお願いしに加工者へ運ぶことがあるのですが
かなり重たく、悲鳴を上げることもあります(笑)

【つくる:超硬合金の使用用途】
超硬合金は硬くて強い金属です。
そのため、ドリルなどの工具や機械部品、
最近では携帯電話などの電子部品を作成する金型などにも使われたりしています。
身近なものでいうと、缶コーヒーなどを成形する金型も該当します!

他にも、アスファルト道路の表面を切断するための器具などに使われていることもあり
工業や製造業、インフラ整備など幅広く活躍しています!

こうしてみると、まさに「縁の下の力持ち」という言葉がしっくりくるなーと感じました。
みなさんの周りにあるものも、実は超硬合金から作られているかも??

次回は超硬合金の素材と、大伸ダイスの関係について紹介していきます。
それでは今月はこのあたりで。

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