大伸ダイスが考える、町工場の未来を変える方程式⑦
【みがく×あそぶ=つくる】
こんにちは!大伸ダイス工業、広報担当です。
10月になりましたね!
私もついに入社して半年が経ちました。
この数か月に渡り、我々大伸ダイス工業の考え方や
ポリシーなどをお話させて頂きました。
今月からいよいよ、みがく×あそぶで何を作っているのか?ということで
加工方法や特徴などをご紹介していきたいと思います!
【つくる:引き抜き加工】
私も大伸ダイス工業に入社する前は、
「引き抜き加工」や「ダイス」といった言葉に縁のない生活を送ってきました。
そのため、自分の中に知識として落とし込むのにかなり苦戦しましたし、
今もまだ落ち切っていないです(笑)
引き抜き加工というのは、読んで字のごとく
「鋼材を引き抜いて加工する」方法のことです。
塑性(そせい)加工と呼ばれる加工方法の一種で、金属の棒や管なんかを「常温のまま」加工できるのが引き抜き加工の特徴です。
ちなみに、塑性加工というのは、金属に対してこうなって欲しいな!
という目的の形状へ加工することを言います。
金属を切って削って変化させていくと、布の端切れみたいに勿体ない端材がでてしまいがちですが、引き抜き加工だとそれを回避することも可能に!
また金属の加工というと、真っ赤になるまでドロドロに溶かすイメージが強いと思いますが
冷やして固めた時に表面が黒くなってしまうのが大きな特徴とのこと。
これでは見栄えも悪く、寸法の精度も物によっては疎らになってしまうとか。
引き抜き加工のメリットとしては
・ロス率が少ない
・寸法の精度が高い
・表面に光沢があり、綺麗
・強度UPも!
といったところです!
そして、引き抜き加工を行うにあたり欠かせない金型が、
会社名にも入っている「ダイス」となるわけです!
次回は、この続きと、ダイスの製作には欠かせない「超硬合金」の紹介をしていきたいと思います!
それでは今月はこのあたりで。