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脊柱の機能

Functional spine unit(機能的脊椎単位)

今回、調べて初めて名前を知りました。
Functinal spine unitとは、Schmorl and Junghansが、『脊柱のもっとも小さなセグメントで、脊柱の構成要素をすべて含んでいるもの』としています。

構成要素と考え方

上下の2つの椎体、zygapophyseal joint(いわゆる椎間関節)、椎間板、筋、靭帯、関節包、神経組織、血管などすべての軟部組織から構成されており、このfunctional spine unitに含まれるどの組織の機能低下や機能不全が生じても1つの機能単位として全体的な機能障害へと発展する。
例えば、上記の考え方だと
椎間板変性→椎間関節運動障害→関節ストレス(剪断、圧縮)増大
となることが考えられます。
これらから、ストレスが増大することによって、疼痛が発生し周囲の筋組織が防御性収縮が起きて結果として筋自体の疼痛に繋がることも示唆されます。
これから勉強していくにあたって、脊柱を骨、靭帯、関節、筋、神経と解剖を考えていく中で、unitとしてつなげていくことが大切だなと感じた次第です。
それではまた明日。

参考

細田多穂 編:理学療法ハンドブック改定第3版 第1巻 理学療法の基礎と評価.p775

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