足根洞症候群
おはようございます!大心です!今日は理学療法的な事。
足根洞症候群ってよくわからない
足の捻挫後におこり、足根洞内の滑膜炎たら脂肪体の炎症やらで神経組織を侵害して疼痛が出現。そこへ注射を行い疼痛が軽減したら足根洞症候群と診断。手術も行う場合があるが、滑膜の切除で有効性が疑問視される。
そんな内容だったと思われます。
以前から足根洞症候群は悩んでいたんですよ。そもそも理学療法士ができることってなんだろな?って。
幸い当院は院長が足の外科ってこともあって足関節捻挫における損傷がMRI等の検査を入念に行い、診断される。骨折、靭帯損傷、骨挫傷等ただの捻挫だと思った…と言ってくる患者が帰りに頑丈に固定されて帰宅する例も少なくない。
話はもどって
そんな院長も悩む足根洞症候群の症例が何例か続いた。
注射、テーピング等で今までは大抵痛みが取れていたのが取れない…
1か月後、疼痛軽減するも完全に消失していかない…
初心に戻り圧痛から取り直す
すると深腓骨神経に沿ってずっと圧痛がある
直接触れないと痛みが出ない。なので前脛骨筋の深層にあるところは疼痛でない。
深腓骨神経が足根洞に入り込んでいるらしい
ターゲットが足根洞周囲から深腓骨神経にアプローチを変えたら
いつもの倍以上の疼痛軽減の即時効果がでた。
足根洞症候群には深腓骨神経の全体も評価しろ!
という意味ではなく
病名に惑わされず、圧痛や症状、現象をしっかりとらえろ!
と、自分を戒めるいい機会になりました。
そんなお話。