腸腰筋損傷
お久しぶりです。理学療法士の大心です。
最近はnoteには出現せず、朝は自身のセルフケアに勤しんでおりました。
今回は、業務中に腸腰筋損傷に出会う事が多いため、なぜ腸腰筋損傷が怒ってしまうのかを考えてメモしたく、出現しました。(後輩がDrに意見を聞かれたら答えられなかったので自分なりにまとめてみました)
筋損傷
そもそも筋損傷はなぜ起こるのでしょうか?運動器で扱う部分では、伸張、圧縮、摩擦、剪断の四つのストレスにより組織が損傷してしまいます。
筋の作用はゴムみたいに収縮したり伸張したりして身体を動かす作用をしていますので、伸張ストレスが過度に加わる事によって筋損傷は起きてしまいます。
腸腰筋損傷
腸腰筋は、腰椎と骨盤から大腿骨に伸びる筋です。基本は股関節の屈曲に働く筋です。なので股関節が伸展するストレスで損傷が起きます。
しかし、我々は足が地面に立ち、重力下で過ごしている為、ここで少し頭を使い損傷がなぜ起こるかを考えます。
そこで考えるのがイメージとしてスクワットです。
スクワットにおいて、上半身が後方重心になってしまうと後ろに倒れないように体幹・股関節の屈曲筋が働いてしまいます。また、上半身が後方重心になる際は体幹は伸展するので骨盤も後傾します。この重力下で後方重心になると後ろに倒れないようにするために、腸腰筋が延ばされながら力が入ります。力が入っているのに延ばされる。この拮抗関係が崩れ負けたときに腸腰筋は損傷するのではないか?と考えています。
まとめ
筋は伸張ストレスで損傷を受ける
地球上では重力が起こる為、重心の位置と身体アライメントの関係を考え過度に伸張されていないか(遠心性収縮が起こっていないか)を考える
考えたら再現してみることで疼痛の再現性を確認し治療介入を考えていく必要があると思いました。
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