MECE(ミーシー)と空雨傘
マーケター初心者のダーイシです。
今日はマーケターが成功率の高い施策を考える為に必要な
ロジカルシンキングについて書いていきます。
MECE(ミーシー)
この言葉を最初に聞いたのは営業をしていた時代です。
当時の部長から“ミーシーに考えて”と言われたとき、
ミーシーって何ですか?
と質問して“お前はミーシーも知らんのか!?”
と怒られた経験があるので強烈に覚えているワードです。
MECEを簡単に言うと
“漏れなくダブりなく”
という意味です。
(だったら漏れなくダブりなくって言えばいいのにって思ったのはここだけの話です…)
MECEではない例とMECEの例を書きますね。
動物=猫と犬である
これはMECEではありませんね。
猫と犬は動物で且つダブりはありませんが、動物すべてを網羅していませんので、
“漏れなく”に反します。
四国=愛媛県、高知県、徳島県、香川県
これはMECEですね。
四国は記載の4県で構成されます。漏れなくダブりもないのでMECEです。
このように物事を漏れなく、ダブりなく分解することはロジカルに考える上で大切なことです。
経験があるからこそ思い込みから生まれてしまい、漏れなどが起こることで、真因にたどり着けないまま、的外れな施策を行ってしまうことになります。
MECEという言葉が大事なわけではなく、
・漏れなく、ダブりなくという意識を普段から持ち、
・経験だけで予測を立てない
これがマーケティングには必要な要素というわけです。
空雨傘
演歌のようなタイトルですが、これも有名なロジカルシンキングの一つです。
この言葉については私もマーケティングの勉強をしてから初めて知りましたので紹介したいと思います。
空雨傘とは「事実から仮説⇒施策」というステップで物事を考える方法です。
この空雨傘は実は皆さんも普段行っていることを表現しています。
名前の由来はとてもユニークです。
①空が曇っている(事実)
②雨が降るだろう(仮説)
③だから傘を持っていこう(施策)
この一連の流れが空雨傘の正体です。
なんだか当たり前のことですよね。
でも先ほど紹介したMECEと組み合わせると、
事実をすべて洗い出す
ということが大事になるということです。
どんなに経験を積んだマーケターでも優秀と言われているマーケターは
自分の経験だけに頼らず、こうしたロジカルシンキングを実践している。
と聞きました。簡単な例を出しましたが、広告効果など、打ち手を考える前に事実をすべて洗い出して仮説を立て、施策を考えることは結構地道だし、難儀なんです。
だからこそマーケティングが好きなポイント
上述したようにマーケティングってイメージと違い結構泥臭いですよね。
だからこそこの仕事が好きなんです。
マーケティングの部署に異動した当初、マーケティングの用語はカタカナだらけで魔法使いの呪文にしか聞こえなかったのですが、スマートなイメージとは裏腹にかなり泥臭いことを実践しています。
もちろん営業も泥臭いことは多かったですが、成績が良ければスポットライトが当たります。
それに比べてマーケターはサポーターの要素が大きいです。
そのサポーターの取り組みで収益が大きく変わるから、
尚更面白い仕事だなぁと思うしクセになるのでした。
それではまた明日!!おやすみなさい🌛