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アドバイスの難しさ
夏と言えばアウトドア。キャンプ、海、山‥と思い浮かべてしまうのですが、今年のように暑いと、野外活動自体が過酷なことになってしまう。もちろん、山は幾分涼しいのですが、でも、太陽の下での活動。楽しく安全に楽しみたいならそれなりに準備が必要です。
汗をかくと、山頂で寒いかもしれない。でも、風がない場合は暑い。天気予報で晴れマークがあっても山の上だけ雨が降ることもある。普段より汗をかくので、補給することが大事。あれこれ考えると、いろいろな準備が必要になる。もしかしたら?もしかしたら?と、いろいろな場面を想定する。
「お天気どうですか?」
「水はどれっくらいいりますか?」
「何時間くらいで行って帰れますか?」
お客さんから聞かれることはたくさん。私なりに回答するのだけど、私なら‥というところでの回答で、お客さん自身がどうなのか??は正直わからない。
水の量は個人差があるし、暑い寒いも個人差がある。そして、
「いつ雨が降りますか?」
何時何分に雨が降る‥とかそんなことまではよくわからないけど、降ってもいいように雨具を携帯しましょう。
「水持って行ったけど、そんなにいらなかった」
と言われることもあるし、結局、雨具使わなかった‥と言われることもある。でも、使わなければラッキー。余ったのであれば、足りてラッキー。いわば、保険のようなもの。困らないよう、準備万端にすべきだと思う。
歩いていて自販機があるわけじゃない、公衆トイレがあるわけじゃない。テーマパークのようにあちこちに地図があって現在地を教えてくれるわけじゃない。
登山は衣食住を自分で背負っていく、いわば自己完結の究極の遊び。人に頼らず、自分ですべて賄う。歩いて背負って、それらの体力を維持するために、普段から運動をして補うこともする。
先日、海外から山目的のお客様の宿泊がありました。装備を見ると短パンサンダルに手提げかばん。水はたったの500ml。うー…。子供でも上がれる山だし、その格好でも行けなくはないのだけど‥。せめて靴下はいて!せめて水は2L は持って!行くなとも言えないし、でも、無理はしないで!結局辛いのは自分自身ですよね。無事下山されてほっとしたけど、ここ最近の富士山のニュースに重ね合わせる。
準備8割、登山2割。備えあれば憂いなし。転ばぬ先の杖。
何はともあれ、つらい目にあって後悔する前に、出来ることはしましょうね。
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