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お客さんの気持ち。

休業24日目。さすがに休み過ぎた感もあり、ダラダラが止まらない。でも、昨日出来なかった部屋の片づけを公約通りなんとか終わらす。部屋の片づけ・・といっても、基本、服と布団とストックした消耗品や文具くらいしかない。ただ、事業を始めて丸6年。事務所兼自分の生活空間なもんで、業務にかかわるあらゆる書類が、部屋の隅に乱雑になっている。それを整理したり、いらないものを処分。ちょっとはすっきりしたので、少し気持ちも軽やかになる~♬

その合間にパソコンを立ち上げメールの確認。もう1か月くらい予約・問い合わせフォームからはメールが入っていない。ま、当たり前ですね。今、次の旅の事なんて考えもつかないですもんね。でも、今朝は問い合わせフォームからのメールが・・・。

今年の2月に来てくれたお客さんからでした。10泊分を前払いするので、来れそうになったら泊めてほしい・・とのメール。つまり、少しでも寿庵を支援したいので、前払いをしたいとの申し出でした。多くのお客さんが、そう言う申し出をしてくれています。皆さんが本当に心配してくれて、少しでも支援したい!と思ってくれていることが分かり、本当にありがたいです。お客さんの気持ちは大変理解でき、本当にありがたい気持ちと感謝の気持ちでいっぱいですが、すべてお断りしています。お断り・・ではなく、寿庵が再開したら10泊なんて言わず、もっともっと泊まってくださいね!とお願い。

差し入れを持って立ち寄ってくれるお客さんも「今は差し入れくらいしかできなくってごめんね」と言ってくれるのですが、もう本当にそれだけで十分で、感謝しても感謝しきれません。「再開したら、じゃんじゃん泊まるからね!」と。もうその言葉だけで、不安は吹き飛びます。寿庵はきっと大丈夫って・・。

私が想像する以上に、みんなが寿庵を好きでいてくれてるのがよくわかります。もう、私が思う以上の人格を宿が持ち始めてるような、そんな気持ちになりますね。

開業から6年、それまで旅して来た中で、感動したこと、うれしかったこと、一人でも楽しませてくれた宿での体験。そういう自分の体験が、積みあがって経験値となり、今の宿の業務に役立っています。ただただ、来たお客さんが楽しんでもらい、大山を好きになってもらい、快適に過ごしてもらい、お帰りの際に「また来るね」と言ってくれたら、もうそれだけで大満足!その言葉が自分へのご褒美だと思い、一生懸命やってきました。

なので、こういう事態になってしまっても、今までご縁のあったお客さんがすごく励ましてくれるので、強い気持ちをもって今を過ごせてるんだと思います。

私のやることは、宿を維持する事・・もうそれを考えるだけで、あとはお客さんが帰って来てくれるのを待つだけですね。

リピーターの多い宿だからこその安心感。これが海外依存だったら外国からのお客さんが戻るまで、もう少し時間がかかりそうですね。

あ・・・私、今 気が付いた!なんで、書類の整理や保管が苦手なのか!!!だって、開業までの人生で、私、書類はすべて捨ててたもん!レシートも、請求書も、広告も、冊子も、取扱い説明書も紙類は全部。保管するのは友達からもらう手紙だけ。だからだ!紙類の保管ができないのは。だって、体験してなければ、経験値もない!!!!

やっぱ、私は、最前線で接客したり掃除したりと労働するのが得意だけど、経営や経理はまったくダメ~!!!今後、人を雇うとしたら、経営者を雇わないと・・。ある意味、雇われくらいで十分ですわ。なもんで、経営手腕がないんで、一歩間違えるとあっさり倒産しそう~。そこんとこ、気を付けねば~!!

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今日は残念ながら夕日が見れなかったけど、昨日は素晴らしい夕日だった。またこの夕日をお客さんと一緒に楽しめる日が来るまでは、今しばらく我慢ですね!

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