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山へ行ってきた。【甲ヶ山】
9月、台風の季節になり、今いる11号の動向が気になる寿庵オーナーです。そのせいなのかわかりませんが、やはりキャンセルが出始めますね。とはいえ、これは、いつもの大山の宿あるあるなので、気にせずに、対応中です。やっぱり晴れのいい時にみなさんには来ていただきたいですもんね。
ということで、私も晴れのタイミングを狙って山へ行ってきました。目指すは甲ヶ山(かぶとがせん)です。
天気予報は12時から雨。じゃあその前にいくべ!ってことで6時過ぎに宿を出る。横目で見る大山はどっぷりと雲におおわれ、怪しげな様相。ただ、私が目指した山域は、大山でも東の領域。いわゆる東大山とか琴浦アルプスと言われるエリアです。ちょっと移動して、ふもとから見てみると‥。
宿からほど近いエリアの大山はガッツリ雲!でも、山並みの東エリアは稜線が見えています。目指すはあの山!矢筈ヶ山を越え、小矢筈を超え、そして甲ヶ山の山頂へ!!いざ出陣!
登山口に7時前に集合。雨の降らない10時には山頂へたどり着く計画です。
川床道と言われる昔の参拝道は石畳を配したなかなか趣のある登山道。ただ、雨が降ると途端に恐怖の石畳へ‥。何と言っても滑る!そしてこの山域は大山(弥山)の一般ルート(夏山登山道)と違い、ドロドロになりやすい土壌です。
わ!イヌセンボンタケ。朽木に千本?万本?と生える姿は圧巻です。
トライポフォビア(集合体恐怖症)の方はごめんなさい!それっくらい小さいキノコがびっちり!
道中、植物やキノコ観察、鳥もチェックしつつもサクサクっと歩き。分岐の大休峠の避難小屋へ。時計は8時。コースタイム通り1時間。ここを拠点に大山主峰(弥山)へ行くルートと、東大山(最終地点は船上山)へ行くコースに分かれます。今回は東大山へ。
先を行くTちゃんが隠れるくらいの笹薮。こちらの山域は、整備があまりされてないエリアになり、ところどころこういったルートがあります。雨上がりなどはササが濡れて全身ぐっちゃり。朝早朝など朝露でも同じように濡れるので、晴れていても要注意のポイントになります。
いろんなキノコが目に入ります。気にはなるけど先も急がねば‥。
わ、ツチアケビ。何箇所か見かけました。
すでに色づくこちらは、ツツジ科のスノキ。ブルーベリーの原種みたいなものでしょうね。
矢筈ヶ山の山頂へ予定通り1時間で到着。あ~~大山見えない!!相変わらず雲の中。でも次に目指す小矢筈と甲ヶ山は青空の下。
それにしても、日差しが強くじりじりと照り付け暑かった~~。時々吹く風は秋の様相。ひんやりとした風が心地よかったです。
さて難所の一つ、小矢筈を登ります。
どど~んとそびえる!
ザイルがあるけど、基本的には利用しません。どういった時期に設置されてるか不明だし、自分の命を預けていいものがもわからないので、できるだけ岩や枝などを使うようにして登ります。
甲ヶ山が近くなってきた~!甲までは片道1時間を予定。
あちこちで大発生と言われているカエンダケ‥ではありません、これはベニナギナタダケかなぁ??
鮮やかな色のムラサキシメジ。
ここは、大山でも珍しい岩稜帯。甲ヶ山の登りに入ります。雨が降ると大変滑りやすく、危険。なので、今回も雨が降る前にとにかくたどり着きたかった‥。ただ、ここにきて、強風に!!!!身体があおられる~~岩にしがみつきながら登ります。
甲ヶ山山頂!予定通り3時間ちょいの行程。そしてゴジラの背と言われる岩稜帯に到着です!!ココが目的地!前回(6/11ツアーに参加して山へ行ってきた。【甲ヶ山】)はこの先の船上山までの縦走でしたが、甲ヶ山が目的地だったので、あとは同じ道を引き返します。
とその前にランチ!
今回、甲ヶ山へ行った最大の理由はこちらのイワショウブに会いたかったからです。今の時期だけ楽しめる可憐な花です。鳥取県では絶滅危惧第一種に指定されています。守っていきたい大事な花ですね。
いただきもののシャインマスカットを水の旅ボトルに入れて持参。ブドウ入れたらよかったよ~って教えてもらったので、真似てみたのだけどこれがなかなかいい行動食に!歩きながらでもパクパク食べれて好評でした。ボトルの活用方法って記事を書いて紹介しようかな~。
さて、雨の臭いを感じたのは12時。矢筈ヶ山まで引き返し、大休小屋を目指す途中で雨がぽつぽつ降り始めました。比較的暖かい日だったので、雨も心地よかったですね。雨に濡れならが森を歩き、登山口に到着したのは14時。往復(休憩含む)7時間の山歩きを満喫でした。Tちゃんいつもお付き合いありがとうございます。また行こうね!
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