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30年なんですね‥
1月17日の阪神淡路大震災。30年も経つのか‥と思いニュースに目を通しました。えらいことが起きた!といっておじいちゃんがテレビのニュースを見ていたのを覚えています。当時は会社員でしたが、すぐに県が募集したボランティアに登録。何の知識もスキルもない私でしたが、2か月後に長田区に派遣されました。断片的な記憶ですが、バスで途中まで向かい、あとは県が指示した派遣先までひたすら歩き向かったのを覚えています。まだ2か月しかたっていない大地震と火災のの跡地。横倒しになった高速。リアルな世界には思えない自分がいました。
自分がなぜボランティアに登録しようと思っただろうか?テレビの映像を見て、いてもたってもいられなくなったからでしょう。ただ、当時の自分はいろんなことに興味を持ち、いろんな活動をしていました。だから、何かできることがあるかもしれない!と、あまり深く考えずに登録したのかもしれません。でも、現地でできたのは本当にわずかな仕事。現場で一緒になった消防職員の人達のようにテキパキできるわけでもなく、避難所にいる子供たちの遊び相手になるくらいしかできませんでした。数日して、避難所に設置された仮設のお風呂の清掃を任され、ようやくすべきことがありホッとしました。
長く滞在した気がしてますが、きっと一週間程度だったはず。まだまだボランティアがうまく機能してなかった時代、かえって迷惑をかけたんじゃないか…そんな気持ちになりました。島根から派遣されたボランティアは数人、当時50代だった女性と一緒になり、派遣後もしばらくご縁があったのですが、その後どうされてるのかなぁ?
避難所で言われた言葉は、
帰る場所がある人はいいですよね‥
でも本当にそうです。帰る場所があるって本当に幸せなことでありがたいこと。2011年の東北の震災の時は、病室で家族に付き添い夜も寝泊まりしていた時でした。病院で治療してもらえることのありがたさをすごく感じました。
仕事をして、日々過ごす。本当にありがたいこと。今日も朝から忙しくって休憩する時間もなかったけど、でも、仕事があって住む場所もある。明日からも頑張ろうって思います!
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