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大山の鳥たち・黄色い鳥キビタキ

大山の鳥たち。今回は「キビタキ」です。

スズメ目ヒタキ科ヒタキ亜科に属する鳥です。ヒタキ科の鳥たちは、目がクリクリっと大きくて可愛らしいです。キビタキ、オオルリ、コサメビタキ、エゾビタキ、サメビタキ…うぅ、全員可愛すぎます!(涙)ちなみにジョウビタキ、ルリビタキはツグミ亜科に属しており、分類学的にはグループがちょっと違います。全長は13.5㎝。スズメと同じ位の大きさの、小さく可愛らしい鳥です。

漢字で「黄鶲」と書くとおり、オスは背中が黒色、お腹が鮮やかな黄色で美しい色彩です。過眼線も黄色です。

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オスとメスで色が違い、メスはちょっと地味で、全身がオリーブ味がかった褐色です(幼鳥の時はオスもメスと同じような色です。見わけるの難しいです)。オスもメスも、背中に白い班があります。ジョウビタキと同じですね。

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学名はFicedula narcissinaといいます。英名はNarcissus Flycatcherです。「narcissina」も「Narcissus」も、スイセン(水仙)という意味です。色鮮やかなキビタキの羽根の色を連想させますね!

キビタキは夏鳥です。大山には毎年春~夏にかけてやってきます。そして大山で繁殖・子育てをして、秋には海外に渡り、海外で冬を越します。今(7月中~下旬)は子どもたちが巣立ちして、幼鳥がみられる時期です。

キビタキが好む環境は、山地の良く茂った落葉広葉樹林です。樹林の中から出てくることはほとんどなく、ずっと森の中に居ます。大山だと、夏山登山道、ユートピア避難小屋に向かう途中でも鳴き声を聞きます。登山が苦手な方も大丈夫!大山寺参道、大神山神社に向かう道中でも鳴いています。鳴き声に耳を澄ませながら森の探索を楽しむのも良いですよね!

ただし、頑張って目を凝らさないと姿は見つけれません。ずーっと森の中に居るので。姿を見たいという方は、ちょっと(いやかなり)頑張って、鳴き声が聞こえたら立ち止まって、姿を探してみてはいかがでしょうか?

渡りの時期(春先、秋の終わり)には市街地の公園や庭にも現れます。山から少しずつ下界に降りてきて、海外に飛び立つのです。キビタキが大山に居てくれるシーズンも残りわずか。大山で出会えると良いですね。
(写真提供:Mさん、Iさん)

今回の#大山の鳥たちの記事は、とりクラブのガイドUちゃんが担当してくれました。大山ゲストハウス寿庵では、毎月1回、鳥の観察会を開催しています。寿庵とりクラブと命名し、クラブ活動のように楽しく参加できる会にしています。NOTEでも、時々、開催の募集記事や、クラブ活動の様子を掲載しております。#とりクラブでぜひ検索してみてくださいね。

さてそのとりクラブの活動日は・・・

8月のとりクラブ
8月8日(土)と8月23日(日)です。いずれも8:00~です。
番外編として23日(日)の7:00から1時間程度「大山の野鳥のささやき」を開催します。こちらは双眼鏡を持たずに、聞こえてくる鳥の声に耳を傾けながら朝の森をあるきます。
9月のとりクラブ
9月19日(土)です。8:00~の予定ですので、またぜひとも
お出かけくださいね~。
合言葉はマスク、3蜜、鳥との濃厚接触!です!

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