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ブロークンイングリッシュ

ここんとこ海外のお客さんが続けてあったので、記憶の奥底にある英語を引っ張り出し、会話を楽しんだ寿庵オーナーです。

回りはインバウンドで大騒ぎですが、寿庵は99%は日本人。1か月に2~3人くらいの海外のお客さんなので、しばらく英語は封印です。

先日、日本在住の日本語ペラペラのアメリカのKさんと、私とは英語でやり取りするインドネシアのお客さんが宿泊。

つまりネイティブじゃない同士が英語で会話する横で、ネイティブのKさん。きっと横で聞きながら「英語間違ってるぞ~~!」って(笑)。でも気にせず、べらべらと間違った英語でしゃべりまくる私たち。正直、会話の半分は常に理解できてないので、話の流れからたぶんそうだよね‥みたいな会話をお互い繰り返す。だから、まったくとんちんかんなことになり、結局さっきの話は何だったんだろう‥と思いながらも、まぁ話題を変えて次のトピックへ(笑)。

しばらく私たちの会話を聞いていたKさんが「英語上手ですよ」とほめてくれました。もちろん、社交辞令も含むでしょうが、ネイティブの人に褒められるとやっぱりうれしいですね。

「丁寧な英語でわかりやすい」

らしいです。でも、私にはその辺はよくわからない‥でも、とてもうれしかったです。聞いてると、わずかにニュージーランドなまりがはいっているようです(笑)。

そんなKさんの日本語は、社交辞令ではなく本当に上手。冗談も言えるレベルなので只者ではありません。

そのKさんと日本語で「多様性」の話になりました。もちろん、高尚な話ではなく、アメリカには「猫」の市長が存在し「犬」の市長もいるらしい、じゃあ、〇○○〇さんが大統領になるなら「猫」がなったほうがいいんじゃない??という正直くだらない笑い話をしていました。日本でもちょうど総選挙の話題もあるので、誰がなっても変わらないなら「猫」の方がいいよね‥と。その時に、私が「これぞ多様性」といったのですが、多様性という日本語を理解してもらえなかったので「ダイバーシティ」と言い直しました。この言葉はカタカナ英語でしか発音を知らないので、どこにアクセントを持っていいかわからず。何度言っても通じない。結局、綴りを伝えてようやく理解してもらえました。

ずいぶん前の話題ですが、海外では(今は日本でも)18歳からは大人扱いで、家を出るのが当たり前。だから「日本人はパラサイトシングルが多い」と英語で話をしたことがあります。もちろん、パラサイトシングルは日本人が作り出した造語です。一瞬、意味が分からなかったようで、何?って聞かれたのですが、実家に寄生する独身のことを言う‥と伝えたら「言えてる~~、まさにそのとおりね!」と納得してもらえました。

ネイティブと話す際に、理解してもらえないのが和製英語やカタカナ英語。これらの言葉って日常にもあふれているので、つい使うんだけど、ほとんど通じません。英語だと思って使うとかえって混乱。

でも、イギリス人はイギリスの英語だし、アメリカ人はアメリカの英語を話す。アイルランド、スコットランド、ニュージーランド、オーストラリアとそれぞれ独自の英語を使っています。インド人はインド英語だし、日本人だって、思いっきり日本語英語です。日本人の英語はジャングリッシュといわれるけど、私たちはネイティブじゃないから、それでいいのかな~って思います。英語を恐れずしゃべりまくる!これでいいのだ‥と自分に言い聞かせる。

実はビジネス英語は全く知らないので、五つ星ホテルのフロント業務はできないのですが、安宿オーナーの英語力はブロークンイングリッシュでもジャングリッシュでも十分かもしれませんね。

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