川床~大休~親指~ユートピア【後半】
前半の記事はこちらのNOTEをみてね。
宿を徒歩でスタート、そして登山口の川床、休憩ポイントの大休小屋、7年ぶりに登った野田ケ山、そして核心部の親指ピークを無事に超えてきました。実は登るのに必死で写真があんまりない!でも様子はわかるかな?注意:写真が多少前後してます。
今回、最もルート上でお客さんに注意を促すべき点が、野田ケ山~ユートピアの間です。
登りか下りかわからないような写真ですが、下ってきた後振り返った写真です(記憶曖昧)結構斜度があります。どこをつかむべきかちんたらするもんで、なかなか先へ進みませんけど、とりあえず牛歩の歩みで進みます。ザックがあちこちに引っかかるし、滑る。ザイルは基本つかまないようにするけど、つかまないと降りれない個所もありますね。
先を行くベテランさんについていく。ところどころぬかるんでるけど、まだ雨上がりじゃないぶん、マシ。正直雨上がりは勧められないコースですね・・。
振子山に登りながら、振り返ると高度感満載!!さっき通過した親指ピークがあんな眼下に・・。実は写真を拡大するとすれ違った5名の勇者の姿が!
そして目指す先は・・
あの右上の小屋!そろそろランチ時間。お腹がグーグーなる。ただ、せっかくなら上で飯!!!耐える。(※矢印の左下へ行くルートは振子沢コース。またいずれ、季節いいころに行きたい!今はやぶやぶ!先月はココで道迷い発生、救助事案があります)さてさて登っていくと・・・
写真では分かりませんが、道にがっぽり穴が・・。覗き込むと断崖!辛うじて木の根が土をつかんでいて道があるのですが、ハングオーバーしており、体重をかけると足元が揺れる!(体重軽くってよかった・・)7年前はあまり感じなかった道の崩落。まだ何か起これば、どさっと登山道が崩れるかもしれない・・という個所がありますね。足元がヤブで見えにくく、登山道に陥没があったり、踏み抜きがあるのが見えにくい。道の右に重心を置くか、左に置くか、色々考えて歩く(というより先導者が危ない部分をその都度指摘してくれたので、意識をそこへもっていくことができました)。
さて、下って登ってを繰り返す。
水の通り道のような登山道。雨の日がきっと、鯉の滝登り状態になるのだろうか??とにかく、細い道がえぐれたように続きます。登りながら、花の写真もキノコの写真も粘菌の写真も撮ったけど、割愛。あくまでも登山道の説明です。
来た道を振り返る・・こんな感じで歩いてくる、正直、踏み跡は見えるけど、草むらの中にあるもので、パッと見どこが登山道かわからない。これは、逆向きで降りていく場合、しかもガスの日は道迷いの可能性大(実際先月救助事案有)。
花畑の中に道があるので、かき分けかき分け歩く。綺麗なアザミも憎いくらいに痛い!!!!
目印のポールまでやってくる。私が来たのは大休峠。そして、コマドリ方面はほとんど踏み跡が見えず、まさに難ルート!!このポールまで来ると一安心!あとは花畑の中を進みます。すでに、大休を出発してから2時間半。お昼12時を回り、お腹がグーグーマックス!
花は今月末がピークかな?でも、今でも十分堪能できます。
思えば遠くから来たもんだ・・・写真左上の赤丸の中、矢印の先が大休小屋。そこから約3時間ひたすら登ってきました。ユートピア到着が13時過ぎだったんで早速ランチタイム!!
景色のいい、象ケ鼻でのんびり休憩です。宿を出発した時は26℃と暑く、道路ですでに汗~!川床はいって森の中は比較的涼しかったけど、それでも上りになると汗汗~。ただ、吹く風が涼しかったので、気持ちよかったですね。休憩中は汗冷えするかな?と思って、着替えも持ってきたけど、稜線は太陽の日差しも少しあったためか風が暖かく、冷えることなく過ごせました。この日の予報はガスと雨、時々雷・・。ただ、全くそんなことはなく。稜線につくと、それまで大山山頂付近にあったガスも消えました。
さて下りは、一般ルートの宝珠尾根コースです。ユートピアから宝珠尾根、そして神社コースの様子は先日のNOTEに記載、こちらを参考にしてね!
さて、今回は下宝珠から神社へは下らずに中の原ゲレンデ方面へ。宝珠山の山頂を経由して下山しました。ほぼ展望のない宝珠山山頂。
ただブナ林は綺麗!
そして、ゲレンデまで笹薮を通過するのですが、特に道迷いの心配はいりませんね。踏み跡はしっかりあります。
で、上級者コースのゲレンデの下りが一番きつかった、今回の核心部はこちらかもしれない!!!
そして、下山したのは17時前。約9時間の行程でした。今回のコースは途中で、水場は全くありません(川床の川くらい?)。トイレは大休小屋とユートピア小屋に携帯トイレブースがあります。こちらのコースは必ず携帯トイレが必要になりますので、ご用意くださいね。よく歩いた!でも、登山道のことがよくわかったので、的確なアドバイスができると思います。