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雨の森へ行ってきた。
少し前のこと(でもGW明け)ですが、雨を狙って森へ潜んでまいりました。しかも雨が本降りになるのを見計らって出かける(と言うわけではないけど、出かけたら雨が強まっただけ)。
雨の日に出かけるには理由がある‥
傘をさしての散策、森が程よくうるおい木々も美しいですね。
ブナの木肌も色が際立つので、迷彩柄が浮かび上がります。
潤ってプルプルのキノコ。ヌメリツバタケです。ひだを撮影しなかったけど、ひだの部分が波打って美しいです。
トチノキの葉も大きくなりました。さて雨の散策のお目当てはもちろんサンカヨウです。
こちらのサンカヨウは、まだ花開いて間もないようで、濡れても透明にはなっていないですね。どうも、開きはじめは透明にならず、散り際に透明になる確率が高いことは証明されております(何度も通った私の考え)。そして、雨が降ってすぐは透明にならない!できれば2日間くらいじっくりと雨が降った時や、かなり濃い霧が立ち込めたような時の方が透明になっている気がしますね(何度も通った私の考え)。
しばらく登山道を歩きながら観察していると、少し透明になった個体を発見!
たくさん撮影したのですが、雨だし、傘持ってるし、ブレブレのものばかりで、辛うじて一枚、それっぽく撮影できました。
完璧な透明な花にはいまだかつて巡り会っておりませんが、これっくらいが限界なのかな????
白い花なら濡れたら透明になる??って思うのですが、サンカヨウ以外で、透明になった花は見かけません。同じ日に、ミヤマカタバミの蕾が透明っぽく見えたのですが、いかがでしょうか??
雨水が蕾の中に閉じ込められています。何となく透明?っぽいけど、サンカヨウのような神秘さはなかった~~。
オオカメノキも白い花ですが、透明になることはなさそう。夏の終わりから秋にかけて咲くソバナという薄紫の花があるのですが、こちらも透明になるようなので、次の透明シリーズはソバナを狙っていきたいですね。
サンカヨウは鳥取県では準絶滅危惧種に指定されています。そしてサンカヨウ分布の南限はお隣島根県です。九州や四国では見れないようで、先日、九州のお客さんがサンカヨウを熱望して見に来られました。
私にとっては見慣れた花になるのですが、でも、守っていかなければいずれ消えていく可能性もあります。鹿の食害により絶える(鳥取県の氷ノ山など)こともあるようなので、危機感をもっていかないといけないですね。
花は見るだけ写真を撮るだけ。足跡も残さず、記憶や写真に残すだけ。もちろん、今はSNSの発信の仕方も問題になっていますが、大事な自然を残すように気にかけていきたいですね。
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