ONON銘柄分析
背景
最近靴を買い替える機会があり、ONONを中心に靴メーカを調査してみました。
企業概要
スイス拠点。スポーツウェアを製造・販売。
決算概要
2024年5月14日決算。
売上 508.2M (YoY 20.9%)
年間売上ガイダンス 2290M (前期ガイダンス 2250M)
粗利率 59.7%
粗利率ガイダンス 60%
EBITDAマージン 15.2%
EBITDAマージンガイダンス 16.3%
調整後EPS 0.33 (前年0.15)
キャッシュ 584.6M (前年同期 494.6M)
在庫 365.3M (前年同期 356.5M)
販売網別
卸売り 317.7M (前年同期比 12.2%, 2022->2023 : 44.2%, 2021->2022 : 74.7%)
直販 190.5M (前年同期比 39.1%, 2022->2023 : 50.9%, 2021->2022 : 61.4%)
地域別
ヨーロッパ 126.2M (前年同期比 6.1%, 2022->2023 : 29.3%, 2021->2022 : 43.1%)
アメリカ 329.6M (前年同期比 22.0%, 2022->2023 : 52.2%, 2021->2022 : 82.9%)
アジア・パシフィック 52.4M (前年同期比 68.5%, 2022->2023 : 75.9%, 2021->2022 : 87.8%)
製品別
靴 484.7M (前年同期比 21.0%, 2022->2023 : 46.6%, 2021->2022 : 70.9%)
アパレル 19.7M (前年同期比 16.6%, 2022->2023 : 45.7%, 2021->2022 : 30.3%)
アクセサリ 3.8M (前年同期比 35.7%, 2022->2023 : 59.5%, 2021->2022 : 48.0%)
ポイント:
製品別では、売上のほとんどを靴が占めている。
販売網別では直販の売り上げが伸びている。
地域別ではヨーロッパは停滞、アジア・パシフィックをメインに売り上げを伸ばしている。
業績の成長はかなり落ち込んできています。
株価推移
決算後、37から44まで上昇。
その後、37まで下落。
バリュエーション
PER (NTM) 41.9
最低 32
過去との比較、他社と比べると高い。
マーケットサイズ
statistaによるとCAGR3.7%程度
人口増加は1%を切る程度であり、相関はありそう
マーケットシェア
ナイキ、アディダス、スケッチャーズの順
いろんなメーカーがしのぎを競う、レッドオーシャン
競合他社
NKE
売上成長 -1.71%
PER(NTM) 22.6
Adidas
売上成長 3.49%
PER(NTM) 56.3
SKX
売上成長 12.5%
PER(NTM) 15.5
結論
ONONの売り上げ成長は落ち込んできており、20%程度。
バリュエーションはPER(NTM) 41.9。
配当等を考慮しても高いと思います。
最後に
記事を書くにあたり、気になった点。所感です。
フィードバックもらえると助かります。
これまでナイキ、アディダス、ピューマを使用していましたが、最近スケッチャーズを初めて使用し、普通にいいなと思いました。ONONはまだ試着したことがなく、探しています。
靴メーカの粗利って意外と高いんだと思いました。でも純利益は10%切るぐらいまで下がります。
本当はDICKを調べようとしていたんですが、靴メーカというよりスポーツショップだったようなので、対象から省きました。
今回の記載した中ではスケッチャーズが一番好みの銘柄です。
これだけレッドオーシャンだと、どうやって差別化するのかイメージがわかなかったです。
ONONの前回決算、正直よくないと思いましたが、株はいったん上昇。その後下落し、株は難しいと感じます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?