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【三麻】”腕”が出る!二翻縛り東天紅がおもしろい!【どえりゃ~ルールだでよ!】

今回もまた面白い一局清算(東天紅)に出会ったので紹介します。

その名も【二翻縛り東天紅】

名前の通り、二翻以上ないと和了れない、というめっちゃシンプルなルールです。

二翻縛りのサンマ…と聞くと三麻フリークの方は名古屋三麻を思い浮かべるでしょう。まさにその名古屋三麻をそのまま東天紅にした、というルール。

東天紅といえばとにかく和了ってなんぼ!なルールですが、二翻縛りというルールがあるので東天紅でも手作りが求められる、というちょっと変わったルールになっています。

↓こんな感じの三麻です

え~東天紅はスピードがウリなのに二翻縛りってどうなの・・・?

って最初は思ってたんですが、こりゃ~どえりゃ~おもれぇルールだで!と思わず名古屋弁になってしまうほどです。エビフリャー!ミソカツ!ドラゴンズ!

ガリを抜く展開の速さと、二翻縛りに求められる手作りの醍醐味、そしてオープンリーチの判断などなど…これがビタッ!とうまくハマっているんですよ!

というわけで今回は東天紅のなかでもシンプルかつ、腕が出る二翻縛り東天紅(名古屋東天紅)をご紹介!興味がある人はフリーで打てるお店も紹介してますのでぜひ打ってみてください!!!

【麻雀牌の表記について】
萬子・・・m
索子・・・s
筒子・・・p
で表記しています。
例)14p→筒子の1と4


二翻縛り東天紅のルール

ここでは簡単に二翻縛り東天紅のルールを紹介します。
ルールは決まったものはありませんが、今回はいつも私が打っているルールをご紹介。

■基本ルール


完全二翻縛り(王手飛車あり)
 ※ロン和了の際必ず二翻以上ないと和了不可(ドラ・偶発役含まず)
・常に東場。和了った人が親
・途中流局なし
・ドラ表示牌の位置は親の下家の左端をめくる(嶺上牌はなし)
 ※ガリや嶺上牌は次のツモ牌から補充
・ドラ表示までツモり切り
・フリテン/オープンリーチあり
・オープンリーチの際は待ちに絡む部分を開ける

目玉ルールの二翻縛りについては後述。

他に特徴的なのは嶺上牌がないことです。フリー雀荘だと新宿は歌舞伎町の【3人麻雀打ASH】というお店で採用しているルールです。

ドラ表示牌は親の下家の左端の牌をめくる。ガリと嶺上牌は次のツモ牌を取る。
ドラ表示牌の隣までツモるため嶺上牌がない
画像:【赤④青④】歌舞伎町の魔王を討伐しに行った結果【3人麻雀打ASH】

嶺上牌がない関係上ガリや嶺上を抜くタイミングでツモる牌がズレたりするのもポイントです。とはいえそこまで試合に影響はしないと思いますが・・・。
運の流れを重要視する人は嶺上牌を作ってもOK。(ガリと嶺上の分、10トン残し)

■特殊牌について

ガリの種類や扱い、赤/金の枚数や扱いについて説明します。

※ガリとは
 3人麻雀における抜きドラのことで、和了ったときに加点される。手牌にある場合は抜いて(ポンをさらすところにおいて)、枚数分嶺上牌から補充する。主に萬子が用いられることが多い。

お寿司屋さんのショウガではない

<ガリの種類/扱い>
・19m, 華牌(もしくは5m), 北はガリで和了時抜いた枚数×1 点
・赤や金の点数が複合する
・ガリは空気扱いで、一発や嶺上開花、天和などは消えない
 - 19m は国士無双のみ手牌で使用可
 - 北は国士無双、四喜和のみ手牌で使用可
・ガリは河に捨てることができない(間違えて切っても戻して抜いて続行)
※ドラ表示牌の順番は 1m→華牌(5m)→9m→1m・・・

<赤/金牌>
・5p5s に赤牌、金牌が 1 枚ずつ(黒黒赤金)
・1m9m に金牌が 1 枚ずつ入っている(黒黒黒金)
・北に金牌が 1 枚入っている(黒黒黒金)※赤を追加するのも可
※華牌の代わりに5mを採用するなら赤や金を入れてるのも可

<白の扱い>
・白はリーチ後一発ツモに限りオールマイティ(高め取り可)

■点数計算

・ツモ和了時はロン和了時と同じ点数を両者から得る

◆1 点
・門前ツモ ・平和 ・役牌 ・タンヤオ ・一発
・5p,5s ・ガリ ・ドラ ・赤
・親 ・本場(親のみ)
◆2 点
・オープンリーチ ・一盃口 (二翻役として扱う)・七対子
・金 ・明槓 ・場ゾロ(バンバン)
◆3 点
・リーチ(ダブルリーチ+3 点) ・一気通貫(鳴き 1 点) ・対々和
◆4 点
・4 枚七対子 ・暗槓
◆5 点
・混一色(鳴き 3 点) ・三暗刻 ・三連刻
・海底 ・河底 ・槍槓 ・嶺上開花
・ガリ 1 セット(同種のガリが 4 枚ある状態で和了)
・一発祝儀(実質一発は6点) ・ロン和了(放銃すると加点)
◆10 点
・チャンタ(鳴き 5 点) ・混老頭 ・二盃口 ・小三元 ・三風
・混一色(鳴き 5 点) ・8 枚七対子 ・ガリ 2 セット
※チャンタは鳴いても二翻役として扱う
◆30 点
・純チャン(鳴き 15 点) ・三槓子
・ノーガリ(鳴き 15 点) ・ガリ 3 セット
◆役満(ツモ 60 点、出和了 80 点)
・天和 ・地和 ・人和 ・四暗刻 ・大三元 ・国士無双 ・緑一色
・字一色 ・大四喜 ・小四喜 ・清老頭 ・九連宝燈 ・大車輪(清一色七対子)
・四連刻 ・四槓子(成立時点で和了) ・12 枚七対子 ・オープンリーチ振込
・ガリ 4 セット(成立時点で和了)
→手中の確定した役、5p5s、赤金があれば計上する

点数はいつも打っているお店のルールなのでお好みでアレンジしてみてください。

やってみて思ったのはガリの金(2点)が結構強いです。ガリの種類も4種類あるのでガリで点数も結構馬鹿にならない収支になってきますね。(とはいえガリなので結局†運†なんですが・・・)

二翻縛りについて


おみゃ~リーチ打っても二翻なかったら手牌あっぱっぱーしんといかんよ!
しっかり二翻縛りの基本おさえていかなよ、だめだで!
やらしいことせんといて!どえりゃあ恥かくと!


ここでは二翻縛り東天紅において一番重要な【二翻縛り】について詳しく解説します。

とはいっても文字通りシンプルで、通常一翻あれば和了れるのがロン和了時に二翻以上が確定してないと和了ないよ、というルールです。(ドラや一発などの偶発役は除く)
※ちなみに本場名古屋ではツモを含めて二翻でも和了れる、というルールが主流です。

しかし初めのうちは若干慣れが必要な部分があるので私がチョンボしたよくあるケースを紹介します。これで君も二翻マスターだ!!!

■二翻縛りの基本

まず二翻縛りはロン和了時にドラ・偶発役を除いて二翻が確定していないと和了れません。

もし手牌がリーチに加えもう一翻が確定していない場合は【オープンリーチ】で一翻を追加する必要があります。

下の画像のような役牌とXの双ポンの場合はリーチを打っても二翻が確定していません。1pだとリーチのみになって二翻がクリアできないからですね。

リーチを打っても1pだと一翻なので二翻縛りをクリアできていない=確定していない

ほかにもよく見る3面張、この形だと5pの場合は平和がつかなくなるのでリーチを打っても二翻が確定せず、オープンリーチをする必要があります。

絶好の3面張だが5pだと平和がつかなくなるのでリーチする際はオープンが必要

こういう絶好の3面張をテンパイしても、この手牌だと1pは断ヤオがなくなり、これまたリーチを打っても二翻が確定しないのでオープンリーチが必要です。

1pだと断ヤオが消えるのでリーチだけだと二翻が確定しない

鳴いている場合も同様でテンパイの時点で二翻が確定しないと和了れません。

中で二翻になるが、1pだと一翻になるため現状二翻が確定しておらず中でも和了れない

ただし関西サンマのような完全先づけではないので中付けはOKです

1pを先に鳴いているが二翻は確定しているので和了れる

■二翻縛りの特徴

ロン和了時に二翻以上ないといけない、という性質上、通常のサンマのように役牌鳴いて終わり、だとか、とりあえずテンパイしたらリーチ!という速攻が通用しません。

門前でテンパイしても二翻がないとオープンリーチが必要になるので、リーチの優位性がかなり低くなってしまうんですよね。普通は強い待ちでもオープンすると一気に弱くなる、というケースもよくあります。

こういう普通のルールなら絶対リーチな双ポン待ちでも、二翻縛りだと最大4枚しかない、相手がいらない端牌をオープンしないと行けないのでリーチを打っても押し返されることが多いです。

じゃあオープンしないように手役をつくらないと!と思ってテンパイを崩していると今度は相手から先制される可能性が高まります。

副露はさらに通常ルールよりも厳しく、鳴いて二翻となるとほぼ混一か対々か、あとは役牌2種か、と簡単に手の内を読まれてしまいます。役牌だよりの場合役牌を絞られると一生和了ません。

このように二翻縛りによる独特の手組やオープンリーチの判断が求められるので通常の三麻とはまた異なった、非常に奥ゆかしい、趣のあるどえりゃ~おもしれ~ルールとなっています。


二翻縛り東天紅の魅力~一筋縄ではいかない、腕が出る東天紅

実は私、当初は二翻縛りについてはちょっと苦手意識を持っていました。

名古屋にいたときに本場名古屋サンマ~二翻縛りの三麻を打ってみたのですが、いまいち面白さがわからず、数十半荘ほどしか打ってこなかったんですね。

そして東天紅に生まれ変わった?二翻縛りに再開しました。

(二翻縛り・・・でも東天紅だし、ガリの種類も多いから・・・一度やってみるか・・・)

YouTubeで特殊ルールの動画のコメントに打ったこともないくせに「こんなの麻雀じゃね~」とかほざくバカどもとは違って知らないルールを打たず嫌いでそのままにするのもどうかな、と思って実際に打ってみました。

まぁ、こりゃ~どえりゃ~おもろかったで!!

思わず名古屋弁になるほど面白かったです。

東天紅で二翻縛りという絶妙なスピード感

まず面白いな、と思ったのが東天紅だけど二翻縛りという絶妙なスピード感です。

巷の東天紅はとにかく和了勝負、鳴こうがダマろうが和了ったやつが偉い!というルール。点棒状況なんざ度外視でとにかく和了を競うルールだからこそ東天紅は面白い!というところがありますよね。

でも二翻縛りだとそうは行きません。役牌を鳴いたらあと一翻はなんとかして付け加えないといけないので、二翻を想定した鳴き…2役や混一…が求められます。当然一翻縛りとはスピードは遅くなります。

門前で進めようにも、一翻だけだとオープンが必要になるので、テンパイ即リー全ツッパ、が通用しなくなります。オープンすると当然相手に追っかけられる確率も高くなるので、できれば平和などで二翻縛りをクリアし、オープンせずに手を進めることが中心になります。

そうなると通常の東天紅よりもさらにスピード、展開は遅くなるんですよね。

かといって二翻縛りだから展開が遅すぎてしまうのではないか?と思ったんですが、そんなことはなかったです。

東天紅なので萬子と北を抜けるので実質24種の牌で手を作ることになり、二翻縛りとはいえテンパイスピードは通常の三麻よりも早くなります。

なので二翻縛りだけどガリを抜くという東天紅のスピードアップの要素がこれまたうまいこと融合してるんですよね。

早すぎず、遅すぎず、といういい塩梅な展開になるのでこれがとてもいい!

東天紅だけどもじっくり腰を据えた麻雀を打たされるので、とても新鮮な麻雀体験を得られることができます。文字ではつたわりにくいんですが、ホント、いい感じなんですよ。まるで初めて味噌カツを食べたかのような驚きです。

オープンリーチが展開を左右する!

二翻縛りという性質上、通常の麻雀よりもオープンリーチの頻度が高くなります。

待ちを公開するわけですから、両面リーチでもリーチした人はかなり不利になるわけです。そりゃあ待ちが見えてますからね、当然他家はかなり押し返しやすくなります。

なので二翻縛りはオープンリーチを食らったあとの牌効率、牌理がめちゃくちゃ大事だなと思いました。

例えば相手が14pの両面リーチを打った時、自分の手牌に2pがあったら、1pを引いたときに塔子として吸収できるようにするとか。
筒子の下が全く無かったら1pをヘッドになるようにするとか、いっそ七対子で立ち回る・・・などなど、オープンリーチを食らってからの立ち回りがめちゃくちゃおもしろい!

オープンリーチは相手に待ちがバレるから弱い・・・と思ったらそんなこともなくて、例えば字牌の双ポン待ちでオープンすると、相手は待ちになっている字牌を掴むと手牌がほぼ死んでしまうんですよね。なぜならリーチ時以外にオープンに打つと本役満になってしまうため、自分の意志では打てなくなってしまうからです。

1pと発でオープンすると、他家が発を掴むと発は雀頭にするくらいしか使い道がなくなるため、手牌がほぼ死んでしまう。

こういう字牌の双ポン待ちだとツモ率は悪いけど、相手の手牌を潰せるので結構強いんだなぁ、と最近学びました。

オープンを打つか?手を崩すか?・・・のせめぎあい

二翻縛りのおもしろいところはオープンリーチを打つか、オープンリーチを避けて手を崩して役をつけにいくか、といったせめぎあいを楽しむことですね。

カン2pでオープンリーチ・・・?

例えば上のようなテンパイをした時、通常の麻雀ならほぼリーチですが、二翻縛りなのでカン2pでオープンリーチする必要があります。

まぁカン2pとはいえオープンしてしまったら一気に弱くなりますよね。
さらにこの手牌だと断ヤオや両面に変わる牌もあるのでたいていの人はテンパイは取らずに、おそらく1pあたりを切るんじゃないかなと思います。

上の例はまだわかりやすいですが、悩むのがこういう手牌

カン3pでリーチ・・・はあまりやらなさそう。シャンポン待ちも字牌が絡んでないからあんまり…
索子は1sか4sで一盃口になるから一旦ダマにしてみるか…
なんなら9pを落として4pのくっつきや索子の伸びを期待して平和にするか…?なんならいっそ七対子にしたほうがわかり易くないか…???

などなど、こういった葛藤がつねに生まれます。
上手い人はオープンや手を崩す基準はある程度持っていると思うので、そんなに悩まないと思いますが、初めたことはかなり手探りの状態でした。

この手探り感が面白いんですよね!!二翻縛りのセオリーを把握している人なんてなかなかいないですからね!
なんなら私が打ってるルールはリーチの一発目に限り白はオールマイティー、というルールなので、シャンポン待ちでも白をツモれば勝ち!というルールのため、いっそぶん曲げてしまえ!!!という選択も出てきます。負けてるときはたいていそうなる。

以前打っていたときに、字牌とXのシャンポン待ちで、Xは純カラ、字牌は1枚切れ、と実質単騎待ちのシャンポン待ちを追っかけでオープンされ、パッツモされた、ということもありました。流石にその時はちんちこちんになりましたね…!

いや~おもれぇルールだがや!

二翻縛り東天紅が打てる雀荘

noteを読んでみて早速二翻縛り東天紅を打ちたくなった!

・・・でも、二翻縛り東天紅が打てるフリー雀荘ってあるの・・・?

あります!

今回は(私が把握している限りですが)フリー雀荘で打てるお店を紹介します。

■麻雀ZENTSUゼンツ~千葉中央

千葉中央駅歩いてすぐにある三麻のお店。
通常の三麻を扱っていたのですが、この夏に二翻縛り東天紅専門店になったそうです。

なんなら今回紹介したルールの元ネタといっていいくらいですね。

今回紹介したルールに準拠した内容で打てるので、千葉に近い人は是非よってみてください。

内装もおしゃれで卓もレックスⅡと比較的新し目の卓で打てますよ!

〒260-0015 [地図]
千葉県千葉市中央区富士見2-23-10
松岡ビル7F

JR中央・総武線 千葉駅 東口徒歩8分 752m
京成千葉線 千葉中央駅 徒歩30秒 111m

住所

■お店の対局動画(動画は通常ルール)


■三人麻雀ゆんゆん~秋葉原

私のホームです(´•ᴗ•⸝⸝ก )

東南西北で槓ができるというユニークなルールのほか、スーパービンゴは少牌マイティなど多種多様なルールが打てるお店。

最近二翻縛り東天紅が流行り過ぎてもう通常ルールが立たなくなった、と店長が笑ってました。通常ルールとは…?

秋葉原駅からも近いのでアキバ近辺の人は是非!

運が良ければdaisenとも打てるよ!あ、俺と打つのはどうでもいい?あ・・そう・・・

〒101-0021 [地図]
東京都千代田区外神田1-8-5
毛利ビル 2F

R山手線 秋葉原駅 徒歩4分 298m
東京メトロ日比谷線 秋葉原駅 徒歩6分 500m
東京メトロ銀座線 末広町駅 徒歩10分 433m

住所


お店の対局動画(動画は通常ルール)


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daisen
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