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【東天紅】『ロケット五等』が最高に面白かったのでルールを紹介【三人麻雀】

今回はまた面白い一局清算(東天紅)スタイルの麻雀に出会ったので紹介します。

その名も『ロケット五等

ロケット三麻』というガリを使わず点数計算を用いる一局清算(東天紅)のルールと、ギャン中大好き『五等サンマ』を組み合わせたルールです。

東天紅みたいにガリを使わず、通常の点数計算と同じ様に進めるので一局清算に慣れていない人でも取り組みやすく、かつ五等の要素を入れているので脳汁効率も非常に高いという、シンプルながら味わい深いルールとなっております。

カレーにハンバーグ乗っけたらうまさ倍やで!というのと同じですね。

打ってみてめちゃくちゃおもしろかったので皆さんにも打ってもらいたい!と思ってルール解説のnoteを書いてみました。
五等が好きな人、一局清算が好きな人にはオススメですよ!!!


●ロケット三麻とは~『ガリ』を使わない一局清算麻雀

『ロケット三麻』は東京の新宿と渋谷に構える『三人麻雀R.eアールイー』というフリー雀荘で採用されているルールです。

※2024年2月5日現在
渋谷店はセット専門になっています。ロケット三麻の牌があるのでセットで遊ぶことが可能です。


一局清算のルールですが、東天紅のようにマンズと北を抜く『ガリ』は使わず(そのため手牌で使うことになる)、点数計算も通常の点棒三麻同様、翻数を数えて点数計算を行います。

普通の三麻と同じように翻数を計算し、その点数を1/1000したものが得点になります。
例えば子の満貫なら8点、親の倍満なら24点といった感じです。
※R.eの場合は40符固定で計算
なおR.eの場合1翻のみの場合、いわゆるのみ手の場合は倍満に昇格します。華牌を抜いても適応されます。

ちなみに東天紅のようにロンもツモも同じ点数です。ツモならロンの二倍の点数がもらえる計算になります。
なのでかなり押しが有利なルールになります(ツモで打点が上がる、放銃しても点数がほぼ変わらないため)。また点数を稼ぐためにツモ率を高めることが重要になりますね。

ちなみにガリを使わない点数計算を用いた一局清算のスタイルは昔北陸地方でサンマが流行ったときに採用されたルールらしいです。もし詳細を知っている人がいたらコメント欄に補足していただけると助かります。

ガリを使わないので通常の点数計算ができればすぐに打てるので敷居の低さがポイントですね。ガリを抜いて数えるのもそれはそれで”味”があるのですが、点数計算に慣れるまでがネックなんですよね~

◇『ロケット牌』が脳汁を解き放つ

『三人麻雀R.eアールイー』では上記のルールをベースに金牌や店名にちなんだ『ロケット牌』を採用しています。

三人麻雀R.eアールイーの公式Twitter(現:X)より
金牌の隣の画像の禍々しい色で塗られたピンズとソウズがロケット牌

通常の点数に加えて手牌に金牌があると1枚につき+5点
ロケット牌はなんと1枚につき+20点!!金4枚分の価値があります。

ピンズとソウズに1枚づつ入っているので2枚あれば40点!!!アチィ!!脳汁がとまりません!

『ロケット三麻』と名前の通り、とにかくロケット牌を手牌に入れてツモって稼ぐ、というルールになっています。シンプルなルールですが脳汁ポイントもあるのですごくいいルールですね。

そのほか詳細ルールはHPのルール一覧をご覧ください。(気になった人はお店へGOだ!)

三人麻雀R.eアールイーの公式HPより

またR.eアールイーでのロケット三麻の実践動画を麻雀ユーチューバーの堀内正人さんが動画を出されているのでそちらを見ると実際ロケット三麻がどんな感じかがわかります。

ロケット三麻に興味を持たれた方はぜひ『三人麻雀R.eアールイー』へお越しください!!!(ダイレクトマーケティング)お気持ちも熱いゼ!

●ロケット五等のルール

ロケット三麻のルールを紹介したところでこの記事の本題に入ります。

ロケット五等は先ほど紹介した『ロケット三麻』に『五等サンマ』の要素を組み合わせたルールになります。

私がセットで打ったルールは以下の通りです。

・点数計算など基本ルールはロケット三麻を参照
・ピンズ、ソウズに各1枚金牌を採用(赤牌でも代用OK)
・ピンズ、ソウズ、北に各1枚ロケット牌を採用(金牌でも代用OK)
※ロケット五等の場合5は全赤にはしない。黒黒金ロケットで構成
・一発、裏ドラ、金、白ポッチは1枚につき+5点
※白ぽっちの加算はリーチ後のツモのみ。手牌に使った場合も+5点にするかは決め。
・ロケット牌は1枚につき+20点
・本場1本につき+5点、ダブロンの場合は上家取り

【以下は五等サンマのルールを採用した項目】

・ドラ表示牌は常時二枚からスタート
・北は抜きドラ(内1枚がロケット牌)
・華牌は抜いた種類により効果が発動する(後述)
・三倍満和了の場合+10点、数え役満、本役満は+15点、5倍満は+20点
・サイコロチャンス採用。以下の条件を満たした場合サイコロを同時に2つ振ることができる。出目につき+5点。

<サイコロチャンスの条件>

・4北を抜いて和了
・4華を抜いて和了
・本役満(国士や四暗刻など)の和了
・面前オールスターで和了(手牌にすべての金、ロケットをそろえて和了)
・白ポッチ一発ツモ
※ゾロ目の場合はさらに1回振れる。ピンゾロは出目20として扱う

ドラ表示は二枚、三倍満以上で得点が+といった要素は五等サンマを打っていたらすぐにわかると思います。
当然五等サンマなのでサイコロチャンスもあります。出目の平均が9なので45点の加算が期待できます。そこそこ高いですね。

ちなみにトマトやビンゴなどの『グルグルチャンス』は採用していません、採用する場合はトマトは+5点で設定するといい感じになると思います。

あと祝儀が倍になる『シューバーリーチ』はそもそも祝儀=チップの概念がないのでありません。点数が倍になるというリーチを採用するとさすがに人としてのラインを超えてしまうので不採用です。

どうしてもシューバーリーチが打ちたい人は採用するのもあり…なのかなぁ…

◇華牌の効果について

華牌の扱いは本家五等と同様です。ドラにはならず、抜いた種類によって効果が発動。

表ドラや裏ドラにある場合は和了した時点で発動します。裏ドラに夏があるともれなく|脳汁精《ドビュッシー》です。

クロード・ドビュッシー(1862年8月22日 - 1918年3月25日)
フランスの作曲家

・春:抜いたら華牌の枚数につき+5点

春の効果は本家五等と同様です。シンプルですが3枚抜いて15点オールは地味ながらそこそこの収入になります(子の跳満、親の満貫ツモより少し高い)

個人的には+10点でもいいのでは?と思ったのですが、2枚で+20点オールなのでちょっと強すぎるかな?と思います。バランス調整が難しい。

でも本家も1枚オールなので+5点がちょうどいいかもですね。

・夏:役が昇格&+20点

夏も本家五等と同様、満貫⇒跳満、跳満⇒倍満と役が昇格します。
加えてロケット牌と同じく+20点もついてきます。ぶっ壊れ牌ですね。

本家五等と同様このルールも親の三倍満がかなり強いです。

夏を抜いて親倍を和了すると

三倍満    :+36点
夏      :+20点
三倍満ボーナス:+10点

少なくとも66点になる計算です、ここから金やロケット、裏ドラ、本場を数えるので簡単に100点オールを叩き出せます。やってる方は気持ちいいですが見てる方は最悪な気分になります。よくないよ。

・秋:金、ロケットがダブドラ※要検証

これも本家通りの効果です。打点の底上げができるので地味に重要です。特に三倍満を作るのに重要ですね。

ただ他の華牌と比べるといかんせん地味(弱い)なので、

・黒5もドラにする
・抜き北もドラにする
・両方取り入れる

にした方がいいかなと思いました。要検証です。

・冬:和了後アリス(面前:上下 副露:上のみ)

冬を抜いて和了するとアリスが発動します。

ドラ表示牌の右隣りをめくってめくった牌が手牌にあればさらに右隣をめくり、ヒットしなくなる、めくる牌がなくなるまでまで続けます。

ヒットした枚数につき+5点です。

面前の場合は上下の牌をめくっていくのでヒットの確率は2倍になり、継続率もかなり高くなります。

遊んでみたところ上下の場合5~7枚くらいヒットしたこともあったため、そこそこ強いです。

副露でも1~2枚ヒットするだけでもそこそこの収入になります。

より脳汁を出したい人は面前はチューリップにするのもありだと思います。

●ロケット五等を打ってみた感想

数回打ってみた感想、めっちゃおもろいです。

東天紅が好きなセット仲間も「これは今まで打ったルールで上位に割り込むおもしろさ」との評価でした。

まず敷居の低さがイイですね。
東天紅だとどうしてもガリを抜いた点数計算がめんどくさくなっちゃうんですが、ロケット五等は通常の点数計算でOKなので東天紅を慣れてない人でも気軽に参加できるのがポイント。(五等ルールを気軽に参加できると言って良いのか、という異論は受け付けません)

また楽しさでいうとロケット牌がいい感じに脳汁を出すのに一役買ってくれます。

R.eでロケット三麻を打ったことがあり、ロケット三麻単体のルールも面白いんですよね。ロケット牌があるとやる気がでてくるし、和了れば最高!かわされたらクソー!!ふざけんな!!ってなるのですごく盛り上がります。

追っかけリーチされたときにロケット5をツモ切るときはもう二回も脳汁をだしてまうレベルです。(ほんとやめてほしい)

5待ちでロケット牌をツモって来たときはあぁ~たまらねぇぜ。

なんだよ!結局ロケット牌持ってるやつが強いだけの運ゲーじゃん!という意見が出てきそうですが、そらそうよ。です。
とはいえロケット牌がないときの立ち回りなんかも求められるので結構腕の部分も出てくることもあります。

ロケット三麻だけでもたのしいのですが、そこに五等要素が追加されるので楽しさハッピーセットです。

ロケット牌だけでなく夏や冬でも稼げるようになり、更に三倍満以上ならごっそり点数を稼ぐことができるので脳汁の出処がロケット三麻以上に増えて最高に楽しいです。

五等サンマ自体も楽しいのですが、これまたチップの数え方やシューバーリーチなど慣れが必要な部分もあるためルール上敷居が高いという点があります。

しかし一局清算のため点棒などを気にする必要もないし、とにかく華を抜いて和了ればいいのでそこまで難しく考える必要がないのが良いですね。


一方で華を抜いてる人を和了らせないようにわざと差し込んだりアシストしたりという場面も結構出てきたりするのでこれはこれでちゃんと麻雀してるという実感もあります。

ロケット三麻の気軽さと面白さに五等のギャンブル性と中毒性がうまく混ざったルールになっておりルールの完成度は非常に高いと感じました。

一局清算なのですぐに始めてささっと終了できるのもいいですね。なんなら1日中遊べるレベルです。東天紅と同じでマジで終わりが見えません、程よくアッチッチになれるので終わることができません。

いろんな東天紅のルールがありますが、ロケット五等は敷居の低さ、気軽さ、脳汁効率が程よいバランスなのでオススメです。ルールをいじれば更に脳汁効率を高められるのでカスタマイズ性も高いのもポイントですね。

最近出回ってる華8にしても面白いと思います。

●最後に~ロケット五等で気軽に脳汁を出そう

というわけでロケット五等の紹介でした。

くっそ細かいけど正式名称はロケット五等なのか、五等ロケットなのか、どっちなんですかね?まぁどっちでもいいか。
とにかく打って見てロケット五等はかなり完成度の高い、おもしろいルールでした。

チップもいらないし、シールがあればロケット牌は代用できるので準備に時間も取られないのもいいですね。東天紅だからさっと始めれるのもいい。4人回しでも十分じっくり遊べます。

五等三麻も華8やアンミカなど新しい五等が産まれていますが、ルールが複雑&過激すぎてちょっとな…という人も多いハズ。
そもそも五等自体過激すぎてなぁ…という人もいるはずです。

しかしロケット五等はお気持ちを調整すれば誰でも気軽に遊べるようになっているので、五等に興味がある人はマジでオススメしたいです。

ロケット三麻は今回紹介した新橋のフリー雀荘、『三人麻雀R.eアールイー』で遊べますので興味がある方はぜひ遊んでみてください!

土日祝だとロケット五等もフリーで遊べますよ!!



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