キプロスのカタコンベ
皆さんはカタコンベってご存知ですか?
イタリア語で地下墓地という意味ですが、世界には沢山の観光地としてのカタコンベが残っています。
もともとは古代キリスト教徒の地下墓地として作られ、迫害時には礼拝所としても使われていました。
ですので基本的にカタコンベには骸が残されており、怖い場所なのかなぁと連想されがちですが全部がそういった場所ではありません。
1.ファネロメニ教会のカタコンベ(Catacomb of Phaneromeni Church)
ラルナカにあるファネロメニ教会にあるカタコンベ。
8世紀頃にカタコンベとして造られ、20世紀初頭にカタコンベの上に教会が建てられました。
岩で出来た2つの部屋から成り、その構造から分かるのはフェニキア時代では異教の墓であったことをあらわしています。
言い伝えも残っており、頭痛やその他の病気に苦しむ人々は、教会の周りを3回歩き衣服や髪の一部を残すと治ると言われているとか。
そんな教会は最近では近代的に建て直しされ、地域の交流の場として使われています。