♪BANI これからの世界
VUCAという世界の捉え方もかなり浸透してきたと思う。多くの企業の経営指針の中でもVUCAが語られ、世界は不確実性に満ちている状況と認識している。
念の為
VUCAふりかえり
Volatility : 変動性
Uncertainty : 不確実性
Complexit : 複雑性
Ambiguity : 曖昧さ
これらの4つの英単語の頭文字を取ったもので、特にビジネス環境や組織運営において、予測困難な状況や急激な変化に直面する際の特徴を表す概念。戦略立案や意思決定プロセスにおいて、これらの要素を理解し、対応する能力の重要性を強調する。
この概念は、もともとアメリカ陸軍戦争大学で冷戦終結後の世界を説明するために用いられたもので、1990年代初頭に登場した。2000年代に入ると、ビジネス環境も同じような状況ということで起業家などを中心にに広まった。
日本には2010頃に伝わり、今では多くの企業でも急速に変化する市場や技術、経済的不確実性などに適応し、戦略を立案する際のフレームワークとして採用されている。
とにかく、世の中は"不確実性"に満ちていることを肝に銘じろ。ということになる。
VUCAの概念が提唱され、もう30年以上経っていることに驚く。30年前ってそんなに混沌としていたかな…
2020年代になり、VUCAをアップデートしたような概念が未来学者のJamais Cascio氏によって提唱された。それがBANI。組織や個人が直面する新たな挑戦に対処するための理解を深めることを目的としている。恐らく、COVID-19パンデミックのような予測不能な出来事が世界を覆ったことなどが背景にあるのだろう。
BANI
Brittle : 脆弱性
外部からの衝撃や圧力により、簡単に壊れる、または機能不全に陥るシステムの性質を指す。表面的には強固に見えても、予期せぬ変化には非常に脆いことを示している。
Anxiety : 不安
将来に対する不確かさや予測不可能性が高まることで、個人や組織が経験するストレスや不安を指す。情報の過多や矛盾する情報がこの感情を助長する。個人の感情に焦点が当てられているところが、VUCAとの大きな違い。
Non-linear : 非線形性
原因と結果が直接的または比例的ではない関係性を指す。小さな原因が大きな結果を生じる場合や、予測不可能な結果につながる場合がある。イノベーションアプローチにおいても重要な概念。
Incomprehensible : 不可解
極めて複雑で理解が難しい現象や状況を指す。情報が多すぎるために、全体像が掴みにくい状態を示す。
BANIは、現代社会が直面する複雑性や不確実性をより深く理解し、それに対応するための新たな視点を提供してくれる。特に、技術の急速な進化、環境問題、政治的・経済的変動など、さまざまな要因が絡み合う中での意思決定や戦略立案に有用な概念。
BANIに対応するには?
Resilient & Flexible : 強靭性と柔軟性
壊れやすい状況(Brittle)に対処するためには、システムやプロセスを強靭かつ柔軟に設計することが重要。これには、障害への迅速な対応、回復力の強化、そして変化に適応する能力の向上が含まれる。
Emotional Intelligence & Communication : 感情的知性とコミュニケーション
不安定性(Anxious)に対応するためには、感情的知性を高め、ストレスや不安を効果的にコミュニケーションする能力が必要。これにより、チーム内の信頼と協力を促進し、変化に対する適応性を高めることができる。
System Thinking & Creativity : システム思考と創造性
非線形性(Nonlinear)に対しては、システム思考を用いて複雑な問題を分析し、創造的な解決策を見出すことが重要。原因と結果が明確でない状況では、従来のアプローチを超えた新しい発想が求められる。
Continuous Learning & Adaptation : 継続的な学習と適応
不可解な(Incomprehensible)状況では、継続的な学習と知識のアップデートが不可欠になる。複雑さを理解し、未知の問題に対処するためには、新しい情報を柔軟に取り入れ、適応する能力が必要。
ちょっと小難しい解説になってしまったが…
要は、よくわかんないことにも寛容に。。ということね。
個人的には、正解がある問題より、答えがあるかすらわからない問題の方が好きなので、良い時代が来たなと思う。
クリエイターは時に直感的にいきなり答えを出すので、その飛び具合(非線形…)を拒絶されがち。
でも、あながち間違えでは無い場合が多いので、"よくわかんないことにも寛容に" ね。。
ということで、いつものようにSunoでRAPにしてお届け。ほら!飛んだ(笑)
♪BANI これからの世界
あとがきメモ
自分としては、クリエイティブであることがレジリエンスに繋がると感じている。
しかし、何かを生み出すのは簡単ではないし、何を創るべきか?見つからないときは本当に辛い。結局のところ、手と身体を動かして試し続ける先にヒラメキがある。その発見が個人の喜びでもあり、イノベーションの源でもある。
つまりはBANI攻略になるよね。ということ。
リリックは100%自分で書いてみた。
韻を踏みながら意味を込めるのは難易度が高い!
こういうのもやってみて初めてわかる。
今回は…
サビよりブリッジが気に入った。
未来、信頼しあい
想像の構造、妄想の登場
試行錯誤 挑む覚悟
圧巻の発散、脱線で発見
キーは発散なんだよね。
AI時代、これもやりやすくなるのだけど
どうしても正解を出そうとしがち。
"よくわかんないことにも寛容に。"
なんとかなるから。
Suno追伸
漢字の読みを間違えるのはどうしても起きる
漢字が難しすぎ。パターンでもなく…自分たちも漢字の読み方をシチュエーションや文脈で判断できているので、いずれAIにもできるようになる。
今は過渡期。
読み間違いを無くすには、いまのところカナにするしかない。苦笑
別バージョン
さらに追伸
あら!またSunoのTrendingに入った。
クリスマスソングの、"ボクチキ"に続き2度目。
Trendingに入ったところで、何か起きるわけでは無いようなのだけども…
今回は2バージョン同時に出てる!