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メルカリを退職し2度目の起業へ!

ご挨拶

自分が創業していたスタートアップ「ザワット」がM&Aされる形でメルカリグループにJOINしてから約5年半、先日メルカリを最終出社(所属は7月中旬まで)し、2度目のスタートアップ起業をする修羅の道を選びました。直接ご連絡できていない方も多いのですが、本エントリーをもってご挨拶と代えさせてください。

個人事業のための会社は持っているのですが、いわゆる世界を変えるためのスタートアップとしての法人格はまだこれからです。いわゆるWeb3、Cryptoを扱う会社になりそうなので、過去のような日本法人でVCから調達、という方法が今でも正しいのか、シンガポールなのかUSなのかドバイなのか、いま休暇も兼ねつつ各国を訪問して情報収集と肌感を集めているところです。少しゆっくりではありますが、年内にはスキームを固めて創業予定。アンラーニングな日々。新しいことだらけで何も分からず、日々勉強中ですが、それがまた楽しい!

できれば安くて安全な日本に登記して国益に貢献したいのですが、難しければ、しぶしぶ海外に出るしかなさそう。法律/税務変更、政府マジ頼む

ということで、メルカリ社でお世話になった社内外の皆様、ありがとうございました。今後の話は最後に。

メルカリ社でやってきたこと。

2017年〜M&AでJOIN、1st ソウゾウ期
新規事業特化の子会社ソウゾウで、VP(執行役員)としてメルカリ初となるAIを用いたプロダクト「メルカリ メゾンズ」等の新規事業系サービスを担当。M&Aしたザワット社のPMIも兼務でバタバタとスタート。最高に優秀なメンバーが揃っており、メルカリ本体よりもモダンな開発体制でスピーディーに約3〜4ヶ月に1つ新規サービスをリリースしては仮説検証、を高速に行っていた。メルカリ アッテ、カウル、メゾンズ、メルカリNOW、teacha、メルチャリ、そしてメルペイ。それに伴い社員も凄いスピードで増えていきました。


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2018年〜2nd ソウゾウ期
メルペイの会社化に伴いソウゾウの2代目 CEOとしてバトンを引き継ぎました。この時期、IPOも経験しました。新規事業立ち上げの共通スキームを構築し、その中で、ちょっと早すぎたTrip to Earn(旅の思い出がお金に変わる)、トークンエコノミー思想の旅のメルカリ「メルトリップ」をステルスリリース。しかし、会社全体の経営戦略を考慮し、ソウゾウを一旦クローズする決断を行いました。辛い決断でしたが、結果として正しかったと思います

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2019年〜mercari Japan期
Directorとしてメルカリ本体に異動。初期こそ役員会議に参加していたものの、一旦自ら席を外させていただき、いちPMとしてザワットPMIの宿題だったメルカリの越境EC化の立ち上げを担いました。念願のグローバルなチームで英語での開発がなんとかできた。今では割と大きなGMV規模になっており、M&A金額のXX倍以上の利益で恩返しできた。その後、体制変更でメルカリのHead of Product -Newbizとして、新規性の強い事業単位のプロジェクト、例えばBtoC取引のPoC(現ソウゾウ、メルカリshops)、AIや1次流通x2次流通の循環を実現したFashion Techの技術開発、ロジスティック・カテゴリーごとのグロース施策などの種巻きをチームでしていました。チームが育ってきたタイミングで、自分が3年もメルカリで新規事業っぽいことをやり続けているのはいかがなものか、と思うようになり、若手に権限移譲し育休を取得しました。

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https://about.mercari.com/press/news/articles/20200220_mercari_conference_2020_summary/

2021年〜グループ経営戦略室期
育休明けてから1年ちょいはグループの経営戦略室Directorとして、グループ全社のロードマップ議論や会議体の策定、役員会や役員合宿の取り仕切りなど、経営陣の近くでメルカリ経営の真髄を見てきました。2030年のメルカリのビジョンを手書きでラフ絵起こしてアニメ作ったりもした。国際戦略室を兼務し、USに続く第3カ国目をどこにするかの戦略決定を担当。後半はまだコロナで海外に出ちゃダメな時期にも関わらず単身で海外に乗り込んで現地インタビューや取引先開拓を行い、定量・定性的に戦略を導き出し、担当役員のサクセション&アサインまでをサポートしてきました。オミクロン株の爆誕により急いで帰国し、ホテル強制6日隔離されたのもいい思い出です。

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まあそんなに簡単に5年もの経験は書ききれず、これ以外の8割くらいは人事、採用、育成、評価、1on1、などなど虹の下の仕事だったわけですが、1兆円企業にタッチしたメルカリのハウツーを余すことなくインストールできたのはお金で買えない価値でした。

このようにメルカリ社のカルチャーが大好きで、普通に考えると辞める理由がなかったのですが、個人的にどうしてもこれからのインターネットにフルベットしたくなってしまい起業しました。採用をがんばった結果、経営戦略室チームに優秀なメンバーがたくさん入社してくれて、ちょうど次の挑戦を探せる状態になったこともあります(応援、本当にありがたいです)

お礼

トータルで5年半ほどメルカリ社にお世話になりました。自分でスタートアップをダラダラ続けているだけは絶対に見ることができなかったであろう世界を、特等席で体験させていただいた経営陣や社員の皆さんに、本当に感謝でいっぱいです。どのプロジェクトも本当に良い仲間に恵まれて、楽しい思い出がいっぱいで幸運でした。採用でご縁は無かったものの、ご飯を食べに行ってくださった皆さんにも、大変感謝しています(また行きましょう!)。このような決断を応援してくれた家族にも感謝です。稼がねば。

10年前に思い描いて起業した「CtoCで世界を変えたい」という思いが結果として実現できた、ということは、素晴らしい人生経験でした

これからのこと(English follows)

人生の価値観は人それぞれですが、僕は死ぬまで冒険に溢れた人生を全うしたいなと考えています

2年前にコロナ真っ只中に子供が生まれ、1年前に40歳を迎え、これからの人生をどう生きるか考えてきました。エグゼクティブコーチングを受けたり、多くの先輩方にアドバイスをもらったりして考えてきたのですが、会社の成長に合わせてさらなる人間的な高みを目指すのか、元々の気質を生かしてシリアルアントレプレナーとしてゼロから再スタートするのか、非常に迷いました。結局はもう一度起業家としての道を歩むこと、やるならスタートアップ型で大きなチャンスを狙って起業する人生を選ぶことにしました。きっと毎日がボス戦の日々になるけど、諦めずなんとか結果さえ出せば人生の後半には、楽しかった!と死ねるはず。フルで働けるのがあと20-30年かもと考えると、本当に人生は短し。40代で起業して挑戦している先輩方(COVER谷郷さん、HOMMA本間さん、元KAKAXI大塚さん、Junify安武さん等)、非常に高い目線と情熱を持って挑戦している起業家がたくさん千葉道場コミュニティにいて、その背中を日々見ることができたことも、励みになりました

で、何をするのか?

自分が心から好きなことが何なのか、後悔の無い人生を全うするにはどうすべきかを色々考えてきたのですが、一周回って答えはシンプルでした。インターネットの進化そのものが大好きであること。インターネットによりクリエイティブな挑戦をする個人がエンパワーメントされ、古い体制や権威をひっくり返す革命的なチャンスが平等に与えられること。身近な家族や友達に、歌ったり、演じたり、絵を描いたりするお仕事をする人が多いのですが、このコロナの中で本当に大変な思いをされていました。才能がある人が好きな仕事に没頭して自分の人生を全うできる環境を作りたい。

自分を棚卸しすると、ウォルト・ディズニー社、サイバード社でのコンテンツ,IP,イベント,ファンクラブの約7年のプロデューサー経験。CtoC / BtoCのマーケットプレイスの約10年の開発/経営経験がある。人生の集大成として、もう来ている分散型社会の未来にテクノロジーで掛け算を行い、日本から世界に大きなインパクトを生み出すこと勝つために得意なことで勝負すること。逆説的に考えるとシニアな自分には、もうこのくらいしか人生の選択肢がなく、勝つまでやり続けるしかない。

Web3は若者にチャンスがあるとキャンペーン的に声高に叫ばれていますが、米国で見て来たWeb3の世界はベテランの大人だらけでした。Day1からグローバルに仲間を集めて、家族も大事にできる環境をしっかり整え、チームプレーで戦略的にとことんやる。本質的に求められるものをつくり、それが自分たちがいなくても永遠に貢献し続けられる組織をつくる

すでに仲間が集まり始めていて、Discodeで議論をはじめています。日々ワクワクしています。年内にどこかの国で創業、くらいのペースで開発は先行して着手していきます。今はゼロ状態ですが、乗るしか無い、このビッグウェーブに。もし興味がある投資家・エンジニア・デザイナーの方がいらっしゃれば、ぜひ一度お話しましょう!

連絡はこちら!(まず1on1でお話を!)

👉 twitterでDM  / Facebook / telegram: dai3969 

千葉道場コミュニティのフェローは、EIR的に継続しています。道場生の皆さん、引き続きよろしくお願いします。出資希望があればご連絡を。

※転職はしません。スポット的なお仕事の依頼は期間限定なら検討可能。ご相談ください

1回目の起業の生々しいストーリーはこちらをどうぞ

The future.

Everyone has different values in life, but I hope to live a life full of adventures until I die!

Having had a child two years ago in the midst of my COVID and turning 40 a year ago, I have been thinking about how to live the rest of my life. I have been thinking about it by taking executive coaching and getting advice from many senior people, and I was very confused about whether to aim for further better honorable human as the listed company grows ,or to start-up again from scratch as a serial entrepreneur with my original temperament. In the end, I decided to take the entrepreneurial path again, and if I do it, I will choose a start-up type of life to start a business with a big opportunity. I am sure that every day will be a like jet coaster, but if I don't give up and make big result, later in life, I will be able to die saying, "That was fun! I will be able to die with a smile on my face. Life is really short when you think that you may only have 20-30 years left to work full time, and there are many senior entrepreneurs who are taking on the challenge of starting a business in their 40s, and many entrepreneurs who are challenging themselves with a great vision and passion in the Chiba-Dojo It was also encouraging to be in the community and see their backs every day!

So, what do I do? I have been thinking a lot about what I truly love to do and what I should do to fulfill my life without regrets, and the answer was simple in a roundabout way. To love the evolution of the Internet itself. That the Internet empowers individuals to take on creative challenges and gives them equal revolutionary opportunities to overthrow old systems and authorities. Many of my closest family members and friends have jobs that involve singing, acting, and painting, and they had a really hard time in this corona. I want to create an environment where talented people can immerse themselves in the work they love and fulfill their lives.

Taking stock of myself, I have about 7 years of experience as a producer of content, IP, events, and fan clubs at Walt Disney and CYBIRD. about 10 years of development/management experience in CtoC / BtoC marketplaces. The culmination of my life is to multiply the future of decentralized society that has already come and gone with technology to create a big impact from Japan to the world. 

Although Web3 has been campaigning and shouting loudly that young people have a chance, the Web3 world I have seen in the U.S. is full of seasoned adults. From Day 1, we have to be global and strategically go all out with team play, while also taking care of their families. Creating something that is essentially what is required and creating an organization that can continue to contribute forever without us.

We have already begun to gather our friends and I am excited every day. We will start development ahead of time, at a pace that will allow us to establish the company in some country within the year. We are in a zero state right now, but we have no choice but to ride this big wave. If any investors, engineers, or designers are interested, let's talk!

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