
人の命を救ったことはありますか?と質問されて。

「あなたは人の命を救ったことは、ありますか?」と質問されたことが、あります。その時、自分の人生の時間は「仕事」「家庭」の2つのみ。人の命を救うことなんて自分にはできないし、無縁なことだと思い、混乱してしまいました。
人の命の為に生きている≒仕事をしている人は沢山いる
しかし、ちょっと興味関心を向ければ、人の命のために仕事をしている人の方は、沢山いる。例えば、ドクターや看護師の皆様。
歴史を学んでも「人の命を救いたい」という目的のために事業を起こした偉人が沢山いる。例えば「株式会社クボタ創業者・久保田権四郎」という人がいます。

1870年代~90年代にかけて日本ではコレラが大流行
この時代、コレラでなんと、10万人が犠牲となりました。重症化すると全身が痙攣し、あっという間に死に至るため、人々を大きな不安に襲われたそう。コレラは水因性疾病であり、流行の一因とされたのが水道整備の遅れ。久保田権四郎は「人々を伝染病の恐怖から救う」という想いから、国内で初めて水道用鉄管の量産に成功し安全な水の供給を実現。今に至る近代水道インフラの礎を作りました。
今なお変わらないクボタの姿勢
不勉強で、トラクターのイメージしか持っていませんでしたが、同社は、その時代時代の課題解決や命を救うための事業を次々と展開されています。
また、同時に、誰もが大事業を起こせるわけではなくて。でも、最澄の「一隅を照らす」二宮尊徳の「積小為大=小を積んで大を為す」で十分だと思います。誰だって、目の前の小さなことに全力で取り組むことからしか始められない。
しかし「自分の為に働く」のと、「一人の命を救おう」「一人の人を幸せにしよう」という気持ちで働くのでは、数年後は、全く違う結果になっていくはずです。
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今に目を移せば、ヤシノミ石鹸で有名なSARAYAさん。本業でも、CSR活動でも、沢山の命を救っている企業です。5歳未満の死亡数が「1000人中55人(日本は2人)のウガンダ」で、手洗いインフラの整備をずっと続けておられる。そのSARAYAさんが基調講演をされる「ナショナルフォーラム」が、6/20に開催されます。
事業で命を救う。そんな企業の代表の言葉をダイレクトに聞き、出会える機会です。運営に携わりますので、出会いたい方は、ぜひメッセージください。

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自分の会社も、人の命に貢献したい。事業を通じ、地域の人々の繋がりを取り戻し「大人も子どもも『生まれてきて良かった』」と思える社会を作ります。
その為にも、「健康」「働きがい」「子どもたちの教育」に貢献する事業に取り組まれている方々と、これから全て出会っていきます。人のインフラ=強固なネットワークを作りをし、皆で社会を作っていきます。
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※参考
株式会社クボタの歴史
https://www.kubota.co.jp/globalindex/sdgs/01.html
サラヤ株式会社の「100万人の手洗いプロジェクト」