編集者に必要な3つの目
ビジネスマンに必要な視点は、3つあると言われる。
いわゆる、鳥の目、虫の目、魚の目の3つの視点だ。
これは編集者でも当然同じことが言える。
今日はこの3つの視点を説明していきたいと思う。
1.鳥の目
まず最初に鳥の目。これは、自分を第三者から見る視点だ。
なぜ重要なのかと言うと、自分が行動する前に、一歩引いて自分を見る癖をつけることで、それがステークホルダー全員にとって正しい行動かどうかを確認出来るからだ。
編集者には、作家・編集長・読者・書店などなどたくさんのステークホルダーがいる。
これはとても重要な視点だ。
ちなみにコルクの社員には、幽体離脱しろと言っている。
2.虫の目
これは、ミクロな視点、つまり、細かいところにこだわる視点だ。
若いうちは、仕事を覚えたいとたくさん仕事をし、細かいところにこだわる人も多いだろう。
しかし、たまにマクロな視点だけで第三者風に発言したりする人もいる。
そうすると、実感知が湧かないから、人から信頼されない。
コンサルがダメというふうに言われるのも、そういう理由だろう。
僕も経験があるが、仕事が慣れてくると、責任のある仕事を任され、その結果ミクロな視点を失う時があるので、要注意だ。
そういう意味で、小さくても僕はエンジニアリングをして、感性を落とさないようにしている。
これは編集者でも言えることではないだろうか。
3.魚の目
最後に、最も重要な魚の目。それは、流れを読む視点だ。
どんなに正しいことを言っても、それが相手に伝わらなければ意味がない。
相手の言うことをよく聞き、流れを読んで、アクションを起こす。
KYでは、心に届かないし、相手に響かない。
編集者でも大事な視点ではないだろうか。
最後に
こんな偉そうなことを言っているが、僕だってまだまだだと言うことを今日コルク社員に指摘された笑
ありがたいし、もっともっと精進していきたい。(これも魚の目?!)
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