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#14 米澤さん×DAISプロジェクト 伊方町の財産
DAISプロジェクト2023後期で、答申先の窓口をしてくださった米澤さんにインタビューを行いました。答申先の方にインタビューをするのは初めてです。答申先の立場としてプロジェクトに関わった米澤さんが感じたこと、そして伊方町の魅力をお聞きしました!
【インタビューを受けてくれた人】
米澤光平さん 伊方町役場総合政策課 係長(DAISプロジェクトの役場窓口)
【インタビューした人】
あっきー(石津亜紀)
簡単に思いつく答申テーマは日本中でアイデアが出尽くしている
Q:米澤さんの普段のお仕事を教えてください。
普段は「まちづくり・DX政策係」です。
主には民間事業者様との連携であったり、企業誘致、各集落の活性化、移住促進など、何でもやる係です。
Q:DAISでどのようなことを担当されたのですか。
Session1で、町の取り組みや課題、答申テーマをみなさんにお話しさせていただきました。以降は、伊方町に来てくださったチームに対して、町の情報提供を行っていました。
答申テーマの設定や、どんな情報を提供するかについては、とても悩みました。
たくさん課題がある中で、民間のみなさんと役場の職員が一緒になって、何か事業を組み立てていくには、何がいいかなってみんなで話し合いました。巴山さん(2023後期ファシリテーター)にも、いろいろアドバイスをいただきました。
単に「人口を増やすための移住促進」や「仕事を作る産業振興」はすぐ出ましたが、結局これらに対するアイデアって、日本中で出尽くしているよねーという感じもあって・・・。
人口減少は全国の課題ですよね。減る速度を弱めようとはしているけど、結局は減るじゃんって。増やす努力は必要だけど、減ったときにどうするかという対策も必要。じゃあどうするか?というところから考えました。
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<伊方町答申テーマ>
「人口が減っても大丈夫」
町に受け継がれてきた「合力(こうろく)」の精神をキーワードに、人口が減っても助け合いながら暮らせる、民間ならではの政策を提案する。
伊方町ならでは!「合力(こうろく)」
Q:「合力(こうろく)」という言葉が印象的ですね。
昔から地元で使われている文化的な言葉です。「合力(こうろく)」という「地元のみんなで助け合いながら生きていくんだ」という文化が佐田岬半島にはある。この文化を活かして今後やっていこうということで、町の総合計画にも載っているんですよ。
打ち合わせの中で、ぽろっと「合力(こうろく)」という言葉が出たとき、巴山さんと仏淵さん(2023後期ファシリテーター)が「それおもしろいね!」となって、一緒に深堀りしていきました。
”合わせる力”で”こうろく”。当て字みたいな感じだけど、伊方町ならではですね。
Q:印象に残っている出来事はありますか?
いろいろインパクトが強すぎた。。。何を話そう笑
役場から若手が5人参加したのですが、私とは課が違うこともあってあまり接点がなかったんです。でもみんな仕事が終わって夜遅くまでwebミーティングに参加して、調べものをして、しんどい中一生懸命やっているのをみて、こんなに熱いもの持っていたんだと知りました。その姿がとても印象に残っています。
また、徳島(もう一つの答申先である徳島県東みよし町)でSession1が終わった後、役場のみんなで飲みに行きました。プライベートの話や仕事の事務的な話はしたことがあったけど、「おまえは伊方町のことをどう思っている?どうしたいと思っている?」って話になりました。
実は今までそんな話をしたことがなかったんです。みんなそれぞれ考えていて、心に思っていることはあったんですよね。でもそれを改めて話す機会がなかった。だからとても貴重な場になりました。
以前から顔と名前は知っていたし多少の交流はあったけど、DAISがなかったらああいう本音を聞く機会はなかったんじゃないかなと思います。
Q:米澤さんご自身が気づいたことはありますか?
伊方町にはチャンスがあると気づきましたし、それを肌で感じました。
チャンスというのは、伊方町のポテンシャル、伸びしろです。
具体的には「高校生」に可能性があると感じました。想像以上に参加者の皆さんに三崎高校(愛媛県立三崎高等学校)に興味を持っていただきました。三崎高校の特徴は、全国から生徒が集まって来ていることです。そんなに注目してもらえるんだと感じました。
ひとつひとつの言葉が伊方町の「財産」に
Q:企業の人があーじゃこーじゃ言いながら町中を駆け巡る姿はどう映りましたか?
いや~もう「ありがたい」の一言です。これだけの人が伊方町に来てくれて、そして伊方町のことを議論してくださる。町民にも話を聞いてくれて、そしてご自身の考えを言葉にしてくれて。ひとつひとつの言葉はこれから先、伊方町の「財産」になると確信しています。
役場職員も、町外の人と話していろんなことを吸収したと思います。それはその職員にとっても「財産」になると感じました。本当にありがたく、今後も大切にしていきたいです。
伊方町に来て、桜を観て、ミュージアムを楽しんで、温泉に入ってください!
Q:せっかくなので伊方町のPRを!
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この記事がでる3月の終わりから4月にかけて桜が咲きます。国道沿いが全部ピンクになります!ぜひ伊方町に来てください!
そして、DAISでも会場として利用した佐田岬半島ミュージアム、2024年2月1日にグランドオープンした亀ヶ池温泉がおすすめです。宿泊、レストランや物販もありますよ。宿泊施設は7部屋追加、その内3部屋には内風呂があるなど豪華になりました。桜を観て、ミュージアムを楽しんで、温泉に入ってください。
桜なら、メロディーライン沿いの桜並木です。ポツポツとピンク色に染まる山桜もまたいいですよ!
ぜひ伊方町に来てくださいね。