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仮想世界の始まり 第2話「青年の旅」

青年は、世界を旅することにした。
青年は旅をしながら、ビットコインを受け入れている小さなレストランやお店、ビットコインATMを発見した。この時、彼はビットコインをお金としてどのように最大限活用するかに焦点を当てていた。

その後、青年は徐々にビットコインのフォーラムやネットワーク研究に時間を割くようになった。2013年10月、青年はイスラエルを訪れた。そこで彼は「CovertCoins」と呼ばれるプロジェクトの運営陣に出会った。このプロジェクトは、ビットコインブロックチェーン上でトークン≒(仮想通貨または代替通貨)発行など、仮想世界で様々な用途に応用する研究をしている。青年はこのプロジェクトが採用している技術を見ているうちに、プログラミングを一般化することができると考え始めた。さらに研究を進めると、分散型ファイルストレージを簡単にプログラミングできることに青年は気付いた。

分散型ファイルストレージ:現在、全世界に存在するデジタルデバイス内のストレージのうち、約50%が利用されていない。Airbnbが全世界の空き家を有効活用するサービスであるのと同様、分散型ファイルストレージ全世界の空きストレージを有効活用するサービスである。この空ストレージは、「映画9000万本」「人類がこれまでに書してきた全書物の7倍」のデータ量に相当する。

そして、この発見からプロジェクトで議論を重ね、2014年に青年が生み出した仮想通貨はリリースされた。彼のプロジェクトは少しずつ参加者が増えていった。優秀なエンジニアが世界から集まり、2021年現在、世界中で開発が進められている。その仮想通貨は全世界の人々に利用され始め、少しずつ世界を変えている。

第2話 2章「筆者の仮想通貨との出会い」

時は遡り2019年6月、筆者が日本の物流企業に勤務していた。起業を夢見て、会社が実施する経営塾に参加していた。ある日、既に経営塾を卒業した上司から仮想通貨はブロックチェーン技術の応用であることを教えられた。仮想通貨を知らなった私は、上司の言葉を全く信じなかった。しかし、なぜか仮想通貨に興味が湧き、上司に勧められたブロックチェーン技術に関する書籍を読み始めた。仮想通貨は、ブロックチェーン技術によって改ざんが難しく、通貨に最適と学んだ。書籍にはビットコインとイーサリアムのことが書かれていた。簡単に例えると、
ビットコインは金
イーサリアムはオイル

それから、仮想通貨に関連する書籍を5冊購入し、研究を始めた。仮想通貨は何百種類もあり、プロジェクトの目的によってトークン(≒代替通貨)が異なることを知った。その中で、私が一番興味を持った仮想通貨がイーサである。何となくではあるが、イーサリアムはこれからの未来を創る技術であると感じていた。

第3話 イーサリアムとの出会い

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