Keeb.ac βテスト版 組み立てメモ
あらすじ
ストリートファイター6の発売が迫り、近年格闘ゲーム界隈で流行っている「レバーレスコントローラ」の導入を考えていたところ、twitterでyuuさん(https://twitter.com/y299q)が自作レバーレスコントローラのテスターを募集していたので参加することにしました。あくまでβ版ですが組み立てのメモを残します。参考までに。
準備
パーツの確認
アクリル積層ケース
PCB(基板) x1
RP2040-Zero x1
M2 スペーサー 18mm x4
M2 スペーサー 3mm x5
M2 プラスネジ 3mm x5
M2 マイナスネジ 4mm + O-ring x5
M2 マイナスネジ 5mm x8
6mm x 6mm タクトスイッチ x6
タクトスイッチキャップ x6
タクトスイッチキャップキャップ x6
スイッチソケット x12
キットの他に、USB-Cケーブル、自分の使いたいCherryMX互換キースイッチが12個が必要です。また組み立てに、はんだ付けのできる道具、ドライバーが必要になります。
アクリルケース分解
アクリルケースのネジを外し、アクリルプレートを分解します。割れやすそうな形のものもあるので丁寧に一枚ずつ外していきます。
その後アクリルプレートの表裏に貼られている保護フィルムをすべて剥がします。そのうちの1枚に基板がネジ止めされたプレートがあるので、ドライバーで基板を外します。
パーツのはんだ付け
タクトスイッチ
基板の表裏を間違えないようにタクトスイッチをはめ込みます。
基板を裏返し、裏からはんだ付けします。はんだづけ難易度は高くないので経験がない方でもそこまで難しくないと思います。
RP2040-Zero
RP2040-Zeroというマイコンボードをはんだ付けします。
基板とRP2040-Zeroの間に段差があるので難しそうに見えましたが、RP2040-Zeroの端子の横がいい感じなので、あまり段差を気にせず付けることができました。RP2040-Zeroの端子と基板の端子がコテでしっかり温まっていれば、うまく両方にはんだが流れてくれると思います。
スイッチソケット
スイッチソケットのはんだ付けをします。
基板に描かれている形の通りにソケットを置くと、2つの穴にソケットがハマった状態になるので、はめ込んでからはんだ付けしましょう。このときソケットが浮かないように注意。
動作確認
目視ではんだの付け忘れが無いか確認したら、表側からスイッチソケットにキースイッチを差し込みます。
その後、RP2040-ZeroにUSB-Cケーブルを繋げてPCなどで動作確認します。
動かないボタンがあった場合、はんだを温め直したり付け直したりして再度確認してみましょう。タクトスイッチの左から3,4番目はWindowsのコントローラのプロパティからは動作確認できないのですが、左から3番目がHOMEボタン、4番目がキャプチャボタンだそうです。
残りの組み立て
動作確認を終えたら残りの組み立てを行います。まずキースイッチは一度ソケットからすべて外し、基板の上にアクリルパネルを1枚ネジ止めしたあとキースイッチを付け直します。
あとはアクリルパネルを元通り積んで4箇所ネジ止めします。
各スイッチにキャップ(ボタン)をはめこんで、裏に滑り止めのゴムシールを4箇所貼ったら完成です。
感想
とても組み立てやすく、はんだ付け経験が無い人でもなんとかなるんじゃないかなという気がしました。入門用にもいいと思います。また完成後、キースイッチを引き抜くだけで交換が可能なので、アクリルプレートを再度分解したりはんだを剥がしたり必要がなく色々なスイッチを試しやすいのも良いですね。コントローラとしての使い勝手はレバーレスコントローラを触るのが初めてなのでなんとも言えませんが、動作確認でスト6のデモバージョンを触ってみたところ、何も設定しなくても使用できました。これからどんどん使ってみたいと思います。
おまけ
Durock Splash Brothersスイッチを購入してみました。
アクチュエーションポイントが1mm、総トラベルが3.5mmで、かなり反応はいい感じです。更に、分解し内部の軸下にタミヤのミニ四駆用軽量スペーサーの3mmをはめ込む事により押下幅を抑え、レバーレスコントローラで重要な「離す」動作の高速化を試みました。概ねいい感じだと思います。
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