自我による、記憶を利用した人格の確立
人間の時間の認識は記憶と深く関わる。
作業記憶の障害が引き起こす直前の記憶の喪失はアイデンティティを揺るがす。
本来人間の意識は一貫したものではない。
感情、感覚、認識、それらが引き起こす安直な思考はその時々によるものだ。
それを一つの「人格」として統合するのが、自我の役目だ。
自我は記憶を利用して、合理的な人格を形成しようとする。
どう頑張っても時間毎の僕の意見が必ずしも一致しない。それは、むしろ人間は元々そういうものだから、仕方がないのだが。むしろこの偏見に満ちた人間の意識の中で、僕はよくやっている方だと思う。もしかすると、僕は、僕自身の矛盾が見えてしまうから、こんなにも生き辛いのかもしれない。
(という、単なる空想。)
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