20201007

金魚さんがゴキブリを見たと言って、ひろみくんに駆除するよう言いつける。ひろみくんは罠を設置する。
後日、罠に掛かっている子がいる。
細い脚が三対と黒く光沢のある羽を持っているが、少女のような可愛らしい顔をしている。
(何だ……結構可愛らしいじゃないか。大袈裟だなぁ……)
｢でも、言いつけを守らないと僕が叱られるから……ごめんよ……｣
少女は泣きそうな顔で助けを求める。
｢し、仕方ないなぁ……今回だけだぞっ！
ちゃんと何処か遠くへ逃げるんだぞ……｣
後日、少女が産んだ卵が孵化してめちゃくちゃ繁殖して、ひろみくんは金魚さんに吊るされる。

モンスターにやられて、頭蓋骨を割られ、脳に卵を産み付けられるひろみくん。
頭は元通りに再生して、闘次郎ちゃんと再会する。
｢ひろみ！無事だったか……｣
｢はい！何とか……
先輩も、無事で良かった……！｣
闘次郎ちゃんがひろみくんに駆け寄ると、ナイフで腹を刺される。
彼は目を見開いて狂ったような笑みを浮かべる。
｢あはは……貴方は僕が殺すと決めていたんです、先輩……！
は、初めて会ったときから、『いいな』と思って……それで、ずっと、貴方を手にかけてみたかったんですっ……！｣