【マッチングアプリ】自己紹介文相談室【vol.01】
こんにちは、マッチングアプリカメラマンの大之助です。
この『マッチングアプリ 自己紹介文 相談室』では、これまで800名以上のマッチングアプリユーザーの相談を受けてきた私が、マッチングアプリの男性会員から寄せられる自己紹介文を拝見して、より魅力的な自己紹介文にブラッシュアップする方法を解説していく企画です!
今回はその「vol.01」です。
私の自己紹介文の書き方はこちらの記事で詳しく解説しています。
それでは自己紹介文を見ていきましょう!
現在の自己紹介文
全体を通して
ざっと見た初感として「磨きがいがある」という印象です。
マッチングアプリに登録していきなり自己紹介文と言われても難しいですよね。
何を書けばいいか悩みながら、自分のことを伝えようとする気持ちが伝わってきます。
ぜひ、今回の解説を参考にブラッシュアップしていきましょう!
読みやすさを確保する
自己紹介文を書く際、最初に着手すべきは「読みやすさの確保」です。
こちらの自己紹介文には小見出しがないため全て読まないとどこに何が書いてあるかがわかりません。
これでは、せっかく良いことが書いてあったとしても読んでもらえる機会が減ってしまうので読みやすくしましょう。
私が推奨する自己紹介文の構成がこちらです。
まずは、現在の自己紹介文の内容をこの構成に合わせて書き直してみます。
このような構成になります。
こちらの方が断然読みやすくなり自己紹介文を読まれる確率を上げることができます。
次にそれぞれの小見出しずつ、魅力的な文章に改善していきます。
※記載のない部分もあるので、その辺りは今回は私の想像で書きます。
「導入文」について
今回の自己紹介文では導入文に該当する文言が「はじめまして!」しかないのですが、
本来ならここでは「簡単な挨拶+身の上話」を3行程度で触れるとさらに良くなります。
例えばこんな感じです。
「北海道出身」「東京在住」「一人暮らし」と言ったことは詳細プロフィールでは触れるものの、あえて自己紹介文の導入文でも触れることによって人となりや暮らしぶりをイメージしてもらいやすくなり、親近感や安心感に繋がります。
「■仕事」について
今回、仕事内容については全く記載がないので省略します。
恋愛を目的とする出会いの場合、女性は男性の経済状況を気にします。
そのためマッチングアプリの自己紹介文では仕事についても書くことを推奨します。
※自己紹介文での仕事の書き方は別の機会に解説したいと思います。
「■性格」について
とあります。
自己紹介文に性格を書く意味は「会ったことはないけど会っても大丈夫そう!」と安心してもらうことにあります。
それを念頭に、この自己紹介文の内容を見てみると「気を使いすぎ」「見た目と中身が少し雰囲気が違う」というネガティブな内容に目が留まります。
これでは読み手に「会っても大丈夫そう!」と思ってもらいにくいので表現を変えた方が良いでしょう。
例えば「気を使いすぎ」ということは、良く言い換えれば「優しい」「相手想いの気持ちがある」「思いやりがある」「気が効く」といった表現もできると思います。
このように自己紹介文ではポジティブな表現で「会っても良いかも」と思ってもらえるように書くことを心がけましょう。
そして
といった具合で、「3人兄弟の真ん中っ子だからかもしれませんが」や「昔から家族以外の人から」など具体的な根拠を足してあげられるとさらに信憑性が出て伝わりやすいです。
他にも性格のところで「人から良く優しいよねと言われます。」とあります。
この書き方は多くの人がやりがちなのですが、あまり良い表現ではないと考えています。
なぜなら、信憑性を感じられず読んでも「え?本当かな?」と思われることはあっても「そっか!優しいんだ!」と思ってもらうことはないからです。
性格を書く時の注意点としては「信憑性」をいかに出せるかも重要になります。
「信憑性」がない文章で性格を書くなら正直書く意味はないと思っています。
先ほど「3人兄弟の真ん中っ子だからかもしれませんが、」と書きましたよね。
これもストーリーなど具体的な根拠を持ってくることで信憑性を高める技法です。
※今回は本人にヒアリングができないため想像で書いてます。
では、「人から良く優しいよねと言われます。」を信憑性を持って書く方法についてです。
それは「誰から言われる」の部分をもっと具体的に書くというものです。
例えばこんな感じ
「人から良く優しいよねと言われます。」
↓
「同じ職場の同僚からはよく優しいよねと言われます。」
「大学時代のサークルの友人からは昔から、優しいよねと言われます。」などです。
このように「誰から言われるのか?」を具体的に書くだけで、読み手はあなたの日常を勝手にイメージします。
その結果、ここに書いてある性格が自然と本当のように感じられます。
「■休日・趣味」について
「休日・趣味」を書く際に大切なことは「気が合いそう!」と思ってもらうことです。
そのためには「共感」が必要になります。
しかし、多くの人はこの趣味の欄で「共通点」を意識した書き方になってしまっています。
今回の自己紹介文も「共通点」を意識した書き方になっています。
趣味欄に書かれていることをまとめてみましょう。
このように好きなことを列挙しているだけです。
好きなことを列挙するだけだと、読み手側は「自分と合うもの合わないもの」という軸で読むしかありません。
例えばこんな感じです。
このように読まれます。
その結果、「合うものもあるけど、合わないものもあるな」「マッチングはやめとこうかな」と思われてしまう可能性があるわけです。
あなたも女性の自己紹介文を読んでいて「趣味が色々書いてあるけど、合いそうなものもあるし、合わないものもあるなあ」と思ったことありませんか?
あの時と全く同じ感情です。
しかし、男性の場合はマッチング後にメッセージの話題探しのタイミングで女性の自己紹介文を読んでそのように思うことが多いですが、女性の場合はタイミング的に男性の自己紹介文をマッチングの判断材料として読むので、ここで気が合わなそうと思われてしまうとマッチングできなくなってしまいます。
そこで生きてくるのが「共感」です。
例えば以下の2つの文章を読んでどちらの方が気が合いそうだと思いますか?
後者の方が、気が合いそうだと思うはずです。
この読んだ時の違いこそが「共感」です。
では、共感を得る文章にする方法を解説します。
共感を得る文章にするには「具体的なエピソード+ポジティブな感情」を意識して書きます。
例えば今回の自己紹介文に書かれている「平日はよく本を読んでいる事が多いです。」ですが
これだったら、まずはもっと具体的にして情景が浮かぶようにします。
このような自問自答を繰り返します。
ポイントはとにかく具体的にするということです。
可能であればもっと具体的にしても良いです。
と言った感じに。
そして、具体化したことをまとめるとこんな感じです。
いかがでしょう?
かなり具体的なワードも出てきて、読んでいるだけで情景が浮かぶと思います。
でも、ここで終わってしまっては共感は生まれません。
大事なのはこの具体的にしたストーリーにポジティブな感情を添えるということです。
そこでこのように自問自答してください。
そうすればこのような感情が出てくるはずです。
このようにしてポジティブな感情が見つかったら、あとはエピソードと感情を合体させるだけです。
共感を意識した文章で趣味を書くメリットは、共通点で書くより気が合いそうと思ってくれる人が増えるところにあります。
「平日は読書しています」だと同じように平日に読書している人や、読書好きの人にしか気が合いそうと思ってもらえません。
しかし
「平日は仕事終わりに神保町にある行きつけのカフェで読書をしています。いつ行っても比較的空いてる穴場カフェで、マスターもすごく親切な人でいつもいい感じのジャズが流れています。
仕事のスイッチをオフにできる癒しの時間です!」
と書けば平日に読書していない人、そもそも読書していない人にも気が合いそうと思ってもらえるのです。
共通点とはあくまで「点」であり、「点」ということは刺さる人と刺さらない人がいます。共感は感情なので感情が合えば「気が合いそう」と思ってもらえます。
そのため共感の方がより多くの人にリーチすることができます。
「■最後に」について
「■最後に」については「恋愛観・好みのタイプ」と「会うまでの流れ」の2つについて触れておくことをおすすめします。
現在の自己紹介文では「まずはお話できればと思います。」と記載されていますが、会うまでの流れをもう少し具体的にした方が、女性に安心感を提供できると思います。
現状だとメッセージでお話しするのか、電話なのか、すぐ会ってなのかが不明瞭なので。
例えば
と言った感じです。
あとは、恋愛観・好みのタイプをふわっと書いておくと、誠実感が出せてウケがいいです。
ただし、あくまでも「ふわっと」書くことがポイントです。
具体的に書くとマッチングしにくくなるので注意です。
なので、書くなら
と言った感じがおすすめです。
まとめ
ということで、ここまで解説してきた改善案をまとめるとこんな感じの自己紹介文が完成します。
いかがでしょうか?
現状の自己紹介文と比較するとだいぶん印象が変わりますよね。
今回の記事を読んでみて何か参考になるところがあれば、ご自身の自己紹介文にも取り入れてみてください。
私は普段、マッチングアプリの自己紹介文を作成したり、マッチングアプリ用のプロフィール写真の撮影と攻略法を解説するサービスを提供しています。
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