告白した。そして手を繋ぐ。
こんちは。
ちょっと間が空いたのですが、2つめのnoteで
いきなりみんながガッつきそうなタイトルです。
出来たてホヤホヤの話なのでそのままの熱量で
お話していきたいと思います。ちーっとながいんですけど、勘弁してね。
僕には大学2年の夏前に好きな人が出来ました。
その人は一緒のゼミに所属しており、かつ少人数であったため割と話す機会は多くゼミ全体でも仲が良かったです。
ある日ふとしたきっかけで2人でご飯に行く機会ができ、そこで会話が弾み相性もよかったのも功を奏し、すこしずつ意識し始めました。
最初はLINEでのやりとりを続けていたのですが、次第に電話するようになり、最終的に私はその子を野球観戦のデートに誘いました。
そしたらOKを貰い、その日を待ちわびていました。
するとデート3日前にLINEが。
男の子といい感じだからデート行けないかも。
簡単にそんな上手くは行かないよなぁ。
振り返ってみれば自分はこういうケースが高校の時から続いていたため、「あぁ、またか」とも思ってしまった。その時はそれほどショックではなく、もう自分はこういう運命の元で恋愛をしていかないといけないのかと蔑むぐらいまで自分を貶して自我を無理やり保とうとしてました。
それからLINEとかはたまにする関係ではあるが、どっちつかずの状態が続き、とうとう会話が消滅。
気がつけば3年の5月頃。
この時はもうすでに自分の好きな人はこの人ではない。
そう言い聞かせて、新たな恋愛へと舵を切ろうとしていた矢先。突然その子からLINEが。
野球観戦行かない?
都合がよすぎる。おそらく遠距離の人とは上手く行けなかったのだろう。だから仕方なく行ってやっか〜
くらいのテンション感でLINEをしてきたのか?
そう思い、ムカつきすら覚えた。
それと同時に、またこの人を好きになれるチャンスなのかなと淡い期待を寄せていた。
その淡い期待を抱くということは、まだこの人を完全に諦めきれていない。ということにもなる。
当時を振り返ってみれば舵を切ったかに思っていたのは勘違いで本当は、舵を切って蛇行運転していたが、結局元の地点に戻ってきた。の方が正しい。
結局頑張って好きな人を作ろうと思っていたけど、当然頑張ったからと言って好きな人ができる訳でもない。
そんなのは苦し紛れに忘れようとしてただけの虚構の時間。でもそうするしか当時は手段がなかった。
俺が本当に好きな人はやっぱりこの人なのかも。
またここに戻ってきた。
当然、その誘いを承諾。6月に行くことになり多少また行けなくなることもあるかもしれないと思い、あまり大きな期待はすることはなかった。
だかしかし、今回は流石にあっち側の提案なこともあり無事に行けることに。これでキャンセルだったらこんなツラツラと書かないから。
内容としては東京ドームで巨人対オリックスの交流戦。
野球ファンの私からしたら誰が行くんだよこのゲーム感は正直否めないが、そんなのは関係なく嬉しかったのは「好きな人とデートに行けてる」ことであった。
しかし、試合のせいにはしたくないが勝敗はオリックスの2安打完封の0-2でオリックスの勝ち。まあでも試合内容に関係なく楽しかったとは言ってくれたので良かったが、その後に行ったバッティングセンターで問題事が。
ホームなんだから勝ってくれよ。
私がバッティングしている時に笑顔が完全に消え去っており、疲れている表情を見せていた。
「は??」ですよ。仮にもあなたが誘ってきたことに乗ったのになぜそんなに態度をとる?
もうこの時には正直に好きなのかどうかも分からなかった。だから告白してスッキリしてもいいかなと思った。
東京ドームシティ近くのベンチでクレープを2人で食べている時に恋愛の話を切り込んだ。
「今は恋愛してる人とかいるの?」
「今は恋愛できる余裕があまりなくて、そういうことはあまり考えていないかな」
「あ、そうなんだ」
言葉に詰まる。
恋愛する気ないのか。じゃあなんで誘ったんだよ。
普通の男の子なら女の子側から誘われた時に意識してしまうだろ。もはや逆撫でに近い。
じゃあこの人は好きな人ではない。
よし、これでやっと次のステップに進むことが出来る。
とは何故か、ならなかった。
そう簡単に好きな気持ちは消えなかった。
実際常にずっと話していたし、お互いに笑顔が溢れていた。この時間が永遠に続いたらいいなと思っていた。
だから諦めることは出来なかった。
また1ヶ月後に今度はご飯に誘った。
返事はOK。もうそれだけで嬉しかった。もうその頃には好きか好きじゃないかを考えるフェーズはとうの昔に去り、好きの一択だった。
そしてご飯にも行き、宅飲みまでした。
こんなの付き合えるだろ。そう考えるのも無理は無いくらい、仲良かった。その宅飲みの時には告白はせず、次行く時にでもと考えていたが、そこから3ヶ月空いた。
やっぱり恋愛する余裕はまだ無いのかな。
その言葉が脳裏から離れずになかなか誘えずにいた。
ここでまた好きかどうかがまた怪しくなった。
そんな状態でサークルの同期とのカラオケがあった。
普段はみんなを盛り上げるためにパーティー曲ばっか選曲していたがこの日は完全に自分が歌いたい曲だけを歌う会みたいになった。
自分はking Gnuが大好きなので、そればっか入れていた。そんな中、同期の1人が曲を入れた。
湘南乃風「曖歌」
愛に愛されて 愛に泣く。
愛に愛され 愛に笑う。
(ひとフレーズ)
この言葉が自分を大きく励ましてくれた。
言わないで後悔したくない。自分の愛を伝えたい。それで泣くなら泣くでもいい、笑うなら笑うでもいい。
早速プレイリストに入れて鬼リピートした。
自分に背中を押してくれるために。
そしてnoteを書いている今日(12/19)
授業終わりにLINEし、ご飯に誘った。
いつも通りご飯を楽しんで、世間話をして盛り上がり。
そして解散。の流れではなく噴水があるところに移動して告白。言葉はシンプルに
「ずっと好きだった、付き合ってください」
「正直私のことは友達だと思ってたから、好きって言われて嬉しい、でもまだ恋愛する余裕はないの」
「2人のペースで付き合っていきたい」
「私の中で○○くんは男友達の中で一番仲良いし、○○くんとしか話せないこともいっぱいある。いちばん応援しているからこそ私よりもいい人がいるはずだよ」
「でも俺はずっと○○ちゃんの事が忘れられないよ」
「○○くんとは恋愛の関係ではないと思うの」
「そっか」
「でも友達としてはほんとに仲良くずっとしたいから、遊びにも行きたいし!」
「そう思ってくれてるのは嬉しいよ」
「でも付き合いは今は余裕ないかな」
「そっか、なら手繋がせて。」
「いいよ」
初めてだ。付き合ってもいない人と手を繋ぐなんて。
振られているはずなのに、幸せだ。
そのまま30分ほど手を繋いで、駅まで見送り。
LINEを改めて送る。
「今日はいきなりあーゆーこと言ってごめん!
気持ちだけは伝えたかったから仲良くしてねこれからも!」
「嬉しかったよ本当に!ありがとう!
仲良くしよ〜〜!!!勇気を出してくれてありがと!」
愛に笑い、愛に泣く。
今日くらいは泣くか、笑うか選べそうかな。