俺とギター 第2話
色んなギターを買った
№ 5
それまでに既に何本か買っていたが、VanHalenに魅せられてフロイドローズ付きのギターがどうしても欲しくなった。当時はエディも自作ギターをあれこれイジっていた時代なので、ヴァンヘイレンモデルと言うものは存在しなかったから、フェルナンデスのFRというヤツを買った。フレットがすり減るまで弾いたし、ずいぶん長い間我が家にあった。
№ 4
もともと安物のギターが好きな俺は、フロイドローズ以外のトレモロも試してみたくなってMusicmanのサブブランドのスターリンのSUBシリーズを買った。最初は1弦がフレット落ちするので近所の大工さんのところでネックを修正した。当たり前のようにピックアップをダンカンに変えたら、それなりにいい音がした。これも指板が黒ずむまで弾いた。
№ 3
昔からテレキャスターフェチだった俺は、過去にも何本もテレキャスターを買っている。しかしその度にバンドのベースのヤツに毎回「また似合わんギターなんか買って・・・」と言われては売り飛ばしていた。でもどうしてもテレが1本は手元に欲しくて見つけたのがこれ。最初からスイッチプレートは逆向きにしてあるし、ボディにもコンターが入っていて、なかなかユーザビリティに優れた1本だ。これもダンカンを付けて現在のサブギターになっている。超安物ギターだけど、とても気に入っている。
ここからが本番
№ 2 特注ギター
これが北海道で特注したギター。テレキャスと同じくらいSGの悪魔的なシェイプが好きな俺は、過去にも何本かSGを買っている。しかしSGというヤツは、ボディが薄くてネックがボディギリギリにジョイントしてあるため、ものすごくヘッドヘビーで弾くのがが辛かった。SGの形をしたフロイド付きのストラトが欲しい。そんな思いから気付いたら北海道の工房に電話していた。想像よりはだいぶ安く作ってもらえ、10か月待って手元に来た時には、もう俺のギターの旅も終わったと思った。これもダンカンに変えてしまったが、さすが特注ボディで思ったようなトーンを奏でてくれていた。
№ 1 最終兵器
特注のSGが気に入ってどこのライブにも持って行ったが、ある日アメリカのサイトでこれを見つけてしまった。いわゆるヴァンヘイレンモデルだ。早速タビーズギターでこれが欲しいと言ったら、まだ日本に流通してないと言われた。どうしても欲しいと言ったら「3か月待て」と言われたが、3週間ほどで「ギター入荷したよー」と電話があった。店に行って触ってみると、特注SGよりも体に馴染む。新品のギターでこれだけ馴染むのは初めての経験だった。音を出してみると、エディの音が聴こえてきた。その場で金を払って持って帰った。
特注SGの行方・・・
どうやってもEVHの方が特注SGよりも弾きやすい。いやむしろ、もうこれでしか弾けない気がしてきた。しかもこの本国仕様のEVHはヘッド裏にFenderのFマークが刻印されているではないか!貴重品に違いない。そう思ったら突然特注SGが要らなくなってきた。ちょうどギターを習いに来ていたカンちゃんんに1万円のBOSSのミニアンプ「刀mini」と交換しちゃると言ってしまった。
続く・・・
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