入院生活
7月30日に椅子から落ちて入院した。骨折したのだ。救急隊員は見るなり「ありゃー、緊急手術ですね。3か月は覚悟してくださいね。」
なんだとー！3か月・・・
仕事どうすりゃいーんだ。オレは現役なんやぞ！
手術の事はなんにも覚えていない。いつ始まって、いつ終わったのか知らん。腰を横から打ったので足になんかパイプを入れて骨を埋め込んだらしい。
・・・で、5階の病室へ。そこには今年学校を出たっばっかりの新人ナースが待っていた。なんでもオレが最初の担当患者らしい。これはイジめないと・・・
とにかく歩けなくなってしまったオレは、オムツをされてどこにも行けない。なんでもいいからタバコ吸いてー。試しにナースに聞いてみると「病院敷地内は全面禁煙です。」
なんでや！オレは病人じゃなくてケガ人やぞ！
タバコくらいいいじゃねーか。自分で車いすで移動できるようになって、周りのけが人に聞いてみた。みんなタバコを持っている。吸う場所も知っていると言うので教えてもらった。でもなかなか下のフロアに降りていけない。エレベータに乗ろうとするだけで、「どこへ行くんですか」と聞かれる。
くっそー！オレはタバコが吸いてーんじゃ！！
結局バレて取り上げられてしまった。そこで別に隠し持っていたプルーム(現行with2)を吸うことに・・・
おー！！これはバレんぞ。試しにベッドで布団を被って吸ってからナースを呼んだ。バレない。素晴らしい。持っててよかったゾ。
気が抜けて堂々と吸ったらすぐに見つかってまた没収・・・。
リハビリは
と言うと・・・。気合と根性で1か月ちょっとで何とか歩けるようにした。リハビリの先生は「なんでこんなに早く治るのか分からん。ひょっとして人間じゃないでしょ」と言った。「オレはサイヤ人や」「あー、なるほど」
何度も今度タバコ吸ったら強制退院と言われたのに、退院させてくれないので、孫に会いたいからお盆に帰りたいと言ったら、まあ、何とか許可された。