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気軽に来てね「地味ハロウィン」 かぶってもいいし、自分のままでもいい #DPZ

今年も「地味ハロウィン」の季節がやってきました。

お化けや魔女などの定番の仮装ではなく、身近な人やシチュエーションの仮装をして集まる地味ハロウィンは、デイリーポータルZが2014年に始めました。2024年は10月27日開催です(チケットは受付終了)。

参加者からよく聞かれることを、Q&A形式でまとめます。(語り:林雄司 まとめ:岡田有花)


Q.仮装が思いつきません

「普段は絶対着ないけど、着てみたいなー」という服はありませんか? 「自分のキャラじゃないから着られない」「年齢的にちょっと」と思っている格好など。

おれの場合だと「腰パン」がそれでした。腰パンが流行ってたころもう大人だったからできなかったんだけど、地味ハロウィンでやりました。

「絞り染めの先輩」

あと、大学によくいる、インドにはまって留年しまくった「絞り染めの先輩」も、むかし憧れてたけどできなくて。地味ハロウィンでやりました。

それ以来、絞り染めの服をめっちゃ着るようになりました。普段買わない服を買うチャンスですよ!

着たい服が思いつかない……という人は、普段の自分そのままの服装でもOKです。普段の通勤の格好で「自転車通勤のサラリーマン」で来てくれた人とか、黒の上下とスニーカーで「イベントに駆り出された広報部長」をやってくれた広報さんもいました。

「イベントに駆り出された広報部長」で参加してくださった「さそ姉」さん


Q.過去の仮装とかぶってもいいですか?

まったく大丈夫です。かぶっても面白いので、やりたい仮装で来て下さい。

ネタかぶりはむしろチャンス

2021年にハッカーが3人集まったときはすごい面白かったですよ。ハッカー、そんなにいるのかよ! って。

毎年同じ仮装の人もいます。「報道記者」の人とか。組み合わせの楽しさもあります。報道記者の人は、「議員」の人と撮ると物語が生まれて面白くなったりします。かぶりは気にしないでください。

報道記者と議員

Q.すべったらどうしよう、と不安なんですが

心配無用です。会場ではみんなほめあっています。「それ、すごくいい仮装ですね」って。優しいユートピアを目指しています。

地味ハロウィンは、スタッフを含めて全員仮装しています。自分が仮装していると、人の仮装を評価しようという気持ちにならないんです。

運営側も優劣をつけたり賞を出したりしません。コンテスト形式じゃないから、気軽に楽しんでほしい。

インターネットで評論だけする文化が嫌いで、評論家のいない場所を作りたいんですよね。

ただ、仮装の画像がネットに出ると、批評の対象になることがあるから、主催者としては「ごめんね」って思います。ネットの人も、できるだけ批評しないでくれるとうれしいんですが……。

Q.1人で参加しても浮きませんか?

大丈夫です。仮装だと、生身より話しかけやすいんです。「それいいですね」とか「それは何ですか?」とか、話すきっかけや聞くところがいっぱいあるから。
参加者同士、仲良くなりますよ。

Q.会社や学校、地域で地味ハロウィンをやってもいいですか?

ご自由にどうぞ!

地味ハロウィンという言葉は、オープンにしています。商標も取っていません。

会社とか学校、地域の内輪ネタでやるのも楽しいですよ。例えば、「地元の駅前にいつも立ってるあの人」など。

私が生まれも育ちもインターネットなので、独占してはいけないと思って。自由にやってもらえたらいいなと思っています。