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東工大院建築系の院試対策法(の一例)!

すごい久々の投稿になりましたw
2023年あけましておめでとうございます。

この時期になると学部三年の方は就活メインか、院進学かを考え出す頃かなと思います。
そこで、今回は実際に通っている僕の実体験として
東工大の建築、その院試対策と流れ、コツなどを書いていきたいな~と考えてます。

ただしこの経験はall独学なので、行きたい大学院に知り合いや先輩経由で情報を仕入れられると格段に入りやすくなると思います!
就活も院試も何事も人脈があって損はないです(´;ω;`)ウゥゥ(人脈欲しい…)

前置きはさておき、僕が院試対策を始めたのは学部3年から4年に上がる3月からでした。つまり春休みくらいからかな?

と言ってもやる気が起きなかったので最初はポートフォリオを作っていました。
これまでの作品を作り直したりして冊子にひたすらまとめていました。
これに関しては建築設計と変わらない作業だったので比較的楽しくできました。
また、ポートフォリオも提出時にはそこまでクオリティは求められていないと思います。
そりゃセンスあふれるポートフォリオが作れればいいですけど、大学院は作品よりも地頭と設計の基礎がしっかりできているかを見られるので、

そして4月からTOEICと行きたい研究室を調べ始めました。
TOEICに関しては別記事で挙げるのですが、結論から言うと一カ月で600から855までスコアを挙げることができました。
院試で英語の得点配分なんてしょっぱいくらいしかありませんが、恐らく800超えれば英語は安泰かと思います。600、500でも大丈夫だとは思います。(ただ、入学してからは英語三昧なのでご注意をw)

そして4月末に二つの研究室に訪問しました。
研究室訪問はどちらも教授一対一で一時間ほどお話させていただきました。
研究室の雰囲気や、教授の人柄、やっている内容他知りたいことはなんでも聞けます。むしろ話を途切れさせないようなるべく聞きたい内容はたくさん用意しておきましょう!

5月から7月末まではひたすら学科対策をしました。
東工は意匠+歴史・計画・環境+設備・材料+施工・構造・まちづくりから4つの分野を選んで解答します。(確か)

ありがたいことに情弱でもホームぺージに過去問は10年分ほどあるので、研究室訪問でゲットし損ねても大丈夫です。
ただ、解答がないのでそこは一から調べ直しました。

さらに大学によって使っている教材が違うため、そこもやっかいな点でした。
僕は大学の図書館にある教科書全部見直して解答を自作しました。

それをやっていくと次第にどの教材を使っているのかもわかってきますw
また、自分で解答を作ると、過去問以外の内容にも触れることができますし、過去問をじっくり見るので、傾向もつかめるようになっていきます。

解答を作りつつ、早めに自分の得意分野を4つ決めておくと良いと思います。
僕の意見としては構造はちょっとおススメしないかもですw
僕自身あまり構造が得意ではないのと、なにより解答がない!というのが深刻な問題でした。計算問題なので、少し数値を変えられたら類似問題でも実際に解法を理解していないと解答が得られないので、

結局、僕の場合は計画・まちづくり・環境・材料・計画の4つを選びました。どれも用語を問う問題がほとんどで、確実な解答が得られるのでw

環境、材料、まち、計画と教科書から大事そうな用語は全て説明と共にルーズリーフにまとめました。
解答を作成してあらゆる教材を一周した時には確か7月直前だったと思います。
ただ、その時はルーズリーフが80枚?くらいにもなり、これは暗記パンでもない限り覚えられんぞ!となりました。
なので、そこからは断捨離を2、3周して最終的にルーズリーフ20枚ちょい位にまで削りました。
学科満点を取りたければ80枚くらい覚える必要がありますが、院試は(個人的見解として)即日設計の方が配点が高いと思います。
なので、平均くらいにまで出来れば御の字だと思います。

7月中旬くらいから即日設計の対策を始めました。7月中旬から試験の8月中旬まで計10ちょい模擬即日設計を練習しました。→最初は週1でギリギリくらいになると隔日くらいの頻度で。

まずはただ挑戦してみると良いと思います。
どのくらいのペースでやればよいのかが身を持って理解できますw
僕がやったときは用紙の半分しか埋まりませんでした。

道具としてはシャーペン、定規、三角スケール等よく使う製図道具。
所によっては禁止の場合もあるのでテンプレートは避けましょう。
また、平行定規も使えない可能性が高いので、使わずに練習しましょうw
本番ぎりぎりにそれを知ったときはホントに焦りましたww

その他に僕が使った道具としてはコピック、ピグマのミリペン、色鉛筆、youtubeで好きな絵師さんがおススメしてたDrマーチンのカラーインクなどです。
カラーインクは水や皿を携帯する必要がありますが、刷毛で広い面積をササっと塗れるのがメリットです。(なのでわざわざ高いカラーインクじゃなくても全然大丈夫w)

とにかくまずは練習して自分が書きやすい図インパクトありそうなレイアウトを見つけてみてください。
僕の場合は最終的にA2用紙上側に断面パース、下側右に平面図、下側左にタイトル、ダイアグラム、テキストを置くようなレイアウトに収束しました。

僕が心掛けたのは何より「目を引くシート」です。
風の噂でこういった院試の即日設計は、
全部並べてぱっと見でどんどん順位付けされる。ときいたので、、、
その点、断面パースは地中断面などを黒く塗りつぶせるので、単純にシート真ん中あたりが黒いのは目が行ってしまいますw

最終的な時間配分としては10分で大まかなレイアウトを書きながらアイデアを固め、そこから1h30以内に平面図を終わらせます。その後、ダイアグラム、テキストを書き、残りは断パにそそぎました。
なによりもまず、開始!と言われた瞬間にシートを書き始めることを意識しました。時間も限られていますし、アイデアなんて手を動かしながらでも考えられます。あとは周囲に「あいつもう書き始めてるぞ!?」という圧もかけられますw(実際、当日開始の合図から10分ほどは周りからペンを動かす音はほとんど聞こえてきませんでした)
時間配分をまとめると以下の通りです。
-10m ラフレイアウト完成、アイデア確定
-1h40m 平面図完成
-2h30m 説明文、ダイアグラム、タイトルなど
-4h 断パに捧げる

後は当日の課題内容の運ももちろんあります。
僕の場合は運よく大学で研究していた内容が当てはまりそうだったので、それを活用しました。
おススメは2つ目に浮かんだ案を採用することです。

人はみんなある程度同じ道を通っています。
ゾウを見た時にエイリアンだ!って思う人はそういません。
最初に思いつくことなんて普通似たものばかりです。
そこからどう発展させていくかがその人の人生経験によって多種多様に分岐していくので。
ゾウを見て、ゾウだね~って思った後、ひとによって耳に注目するか、鼻に注目するか、牙に注目するか、しっぽか、足か、胴体か、食べてる餌か、、、バリエーションは様々です。

これらはあくまで一例ですので、まるまる真似する必要はないと思います。
僕は自大学の院には行く気0だったので、東工だけを受験しました。
落ちたら院浪というプレッシャーがやる気を起こしたのかもしれませんし、志望する研究室にキッチンがあっていいなと思ったからかもしれません。
なにより、しょうもないことでもいいのでモチベーションを保てるようにするのが全体を通して大事だと思います。

3月- ポートフォリオ作成
4月- TOEIC対策、試験、研究室訪問
5月- 学科対策、4科目決める
7月中旬- 即日設計の練習(やるほど効率が良くなるのでできるだけ挑戦)
8月中旬 本番

是非受験する皆さんも合格目指して頑張ってください!
ちなみに面接はそこまで対策する必要はないと思います。
10、15分ほどで終わるので、あちらとしては研究室の教授とのマッチ再確認と人格が大丈夫かどうかくらいの確認程度だと思うのでw
でわまた別の投稿で!

(シンプルに終わっちゃったw)

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