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高齢者の生きる姿

連日、暑い日が続き、外へ出るだけでも大変ですね。
そんな暑い日の夕方に出会った、一人の高齢の女性とのお話です。


夕方でも激アツ!
東の空には入道雲が立ち登る


大変な高齢者の生活

私は平日の仕事後に、その女性と出会いました。
同僚と2人で一緒に仕事ばの建物を出ると、自転車を停止させて何かゴソゴソやっています。

女性が自転車で私たちを追い越したいと思い道を譲ると、遠慮され、どうもそうではないらしい。私たちは女性を気にしつつ、歩道を歩いていきます。

数十メートル先の交差点で振り向くと、女性は先ほどの地点から移動しておらず、まだ自転車をゴソゴソ、ハンドルを小刻みに動かしている様子だった。

同僚と数秒その様子を見て、私が「行ってみますか?」と同僚に聞くと頷く。

女性に声をかけると、どうやらついさっき、自転車で転んだようで、足と左手が痛いらしい。転んだと言っても、フェンスに倒れかかったみたい。


女性は80歳前後、マスクをしていて、言葉がはっきりと聞き取れない。

痛めた手は、血が出ていないが、すこし皮が剥けている。しかし、強くは握れないみたいだ。

足の痛みは、自転車で転んだからなのか、以前からなのか、言葉がはっきりと聞き取れないので、詳しくはわからなかった。

自転車を一緒に押して差し上げて、先ほどの交差点まで辿り着いた。(冒頭の画像の場所)

自宅を聞くと、ここからは、恐らく1.5キロくらいはありそう。
自転車を押して歩くと、30分〜下手をすると1時間はかかるのでは無いかと想像できる。


女性に、家の人や近くに親族やお子さんがいるか聞くと、誰もいないそうである。

そして、女性は、しきりに
「大丈夫、大丈夫。ありがとう」

を繰り返し、結局は私たちは女性とお別れすることにした。



動きたくても動けない

女性と別れてから、駐車場まで歩き、同僚とも別れる。
私は気になり、女性が進んでいった方向へ車を走らせたら、案の定先ほどの交差点から300mくらいの場所で座り込んでいた。


どっかの店舗に車を勝手に!?置かせてもらい、女性の元へ行くと、びっくりしていた。

暑さの中、自転車を押して歩くことに疲れ切っていた。

そこで10分くらい、世間話を含めて会話をした。
「車でお送りしますよ。」
「私が自転車を押していきますので、一緒に帰りましょう」

しかし、先ほどと一緒で、何を言っても断られる。

私もこれ以上しつこくしてもいけないと思い、そこから去ることにしました。

どうか、無事に帰宅していますように。


同じ境遇

おそらく、道で同じことが起こっていたら、誰から声をかけて、人が集まってくるかもしれない。

しかし、私たちが女性と会った場所は、住宅など無い場所、運送関係の会社が集まるトラックターミナルである。

歩いている人なんて、ほぼいない。

女性はこんな場所を通らないと買い物に行けない環境で過ごしている。
そしてこの暑さのせいなのか、いつもなら自転車を簡単に漕ぐことができたが、体力が低下していて上手く乗れなかったのかもしれない。

そして、転んで怪我をすると歩くこともままならなくなってしまう。

高齢者は何かのきっかけで、簡単に生きることさえ出来なくなってしまうのだ。


これは、実際に私の父親が80才近くになり、1年半前に妻(私の母)を亡くし、一人暮らしをしている。母が他界してからは、やりたい放題の生活であったが、最近は自転車で転んで怪我をし、傷だらけになった父を見て、これはいよいよ大変なことになってきたかもしれないと、この先の父の生活を危惧している。



さいごに

父親のことがあるので、この女性のことはとても気になり、しつこくサポートをしようとした。
おせっかいだったかもしれないが、思ったことは秒で行動するという、私の訓練でもある。

これからも、秒で動く。
自分のことも、思いついたらやってみることをモットーに生きる。





今日のしつもん

暑い日に食べたくなるものってなんですか?




モチ、アイスっす!🍨

最近ハマってるのが、これっス!!

パインアメ・シャーベット!!



お・い・し・い・よ😊👍

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