ふぁん日記10日目 長時間労働の話
今日は長時間労働について考えてみます。なぜ長時間労働は無くならないのでしょうか。
この話は二つの視点で考える必要があると思います。経営者と労働者の視点です。
まず、経営者の視点に立ってみます。そうすると、長時間労働は手っ取り早い問題解決の手段と言えるでしょう。問題が起きた時に時間をかけることで解消することは多いです。対顧客の商売を考えると、信用を得るためにやむを得ない部分もあるかもしれません。
ただ本質的ない方ではないですよね。問題の解消の後は再発防止策を考えるべきですが、余力がなくて対症療法的な対応しか取れない、というところも少なくないです。
代わって労働者からしたらどうでしょう。
まず、基本的には長い時間働けば働くほど残業代が出るので給料が上がります。加えていつも残業している人といつも定時に帰る人では、前者の方が上司に気に入られやすく、出世しやすい傾向にあります。
こんな風に社会の体制が長時間労働に都合のいいように出来ていると思います。残業代ではなく、成果に報酬を払ったり、同じ成果ならより短時間でそれを成し遂げた人を評価する、と言う仕組みが必要かと思います。
まあ、大したこともせずに残業代をもらって暮らしている人が一定数いるので、これを実現するのも簡単ではないかもしれませんね。
最近では成果主義の会社も増えてきていますが、社会全体がそうやって正しい方向に進むといいですね。長時間労働が正義なんて理不尽だと私は思います。