チェロ 世間を流れるスピードが速い
毎回おいてきぼりをくらっているチェロのグループレッスンにめげずに行っている。本当は毎週めげて、帰りたいなぁとレッスンの最中に思っているんだけど、根が忘れやすいので今日はチェロだなぁと思って行っている。
どうも私は人より理解の速度が緩やかなようだ。学生時代も全く授業にはついていけてなかった。学生生活を終了するとそんな一斉授業の機会もあまりなく、そんな自分の弱点を忘れていたが、ついパンドラが開いて様々と思い出してしまった。あまりいい思いはしない。
この令和のアラフォーの時代も
先生が怒涛のように話をしている箇所を探している間に話が次々進んでいく。どこのお話かしら?と思っていたら、説明は終了。いつの時代も世間を流れるスピードは速い。
なもんで、言われたところと違うところを弾いていて、途中で自分だけ音が違うことに気づき、弾くことをあきらめる。
今日は久しぶりに”フテンシブオンプ”という言葉を聞いた。
ほぉ~この音符はそう読むのか。かつて聞いたことがある名前だな。
『えっフテンって、「普天?」いや「附点?」いやぁ「付点だったかぁ」』と考えている間にその部分の説明が終わっていた。
そういやここなんかちょっと長く弾いとくんだよね。
3回分くらいのばしとく?
と思っていたら、先生がチェロを叩いて曲のリズムを伝えてくれる。
でも先生なんか怒ってる?お苛立ち?
分からな過ぎて、こっちが苛立つわ。
もうこの教室を脱出したい度がMAX。
課題曲の『歓びの歌』では、スラーやタイがなぜそこにあるのか考えよという先生の熱い楽譜解説があった。以前も習っている曲なのに、楽譜とはそんな深く読むものなのかと初めて知る。
ただ、そんなことを考える以前に、皆左指の弦の移行がスムーズにできなくて、その部分を先生が何回か練習させてくれた。
そして曲を通しで皆で弾く。
結局できなくて最後は弾くことを私はあきらめた。
パンドラがたくさんopenする。