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オンラインデートから現実を感じる
自分がいる地域から遥か彼方にいるお方とオンラインデートなるものをすることとなった。お互い担当者から「まずはオンラインでデートを」と言われたのだ。オンラインでデートって。。。これはデートというのか??
ただのトークではないのか?
言われたから、とりあえずやる。
相手は同い年だけれど、自分よりはしっかりしていらっしゃる。
2時間弱オンラインで話した。なんとはない話から仕事について。
同年代として仕事についてお互い色々な思いがあった。お相手は年齢的に仕事に折り返しの段階が来ていると。そのため今後について独立をすべきか転職をすべきか考えている。とりあえず今は、資格取得の為に勉強をしているとのことだった。
確かに私も仕事については、ずっと考えてずっと答えがでないままだ。
私の仕事は特に資格はない。これ以上の技術更新を証明するものは何もないのだ。ただ自分の良心で自己研鑽をする。働き始めてから10年は超えた。先も見えたし、何より自分がもう満足してしまった。これ以上のものは何もないと思ったのだった。
じゃあ次に何をするのか。
それが何をやっても分からな過ぎてずっとぐるぐるしている。
かれこれ5年。
相手は資格取得へと前向きに取り組んでいるのに対して、私はずっとトライ&エラーを繰り返し答えが出ていない。なんだか私の方がネガティブになっていた。
これはデート相手の印象としては私イマイチよな。。。
とその時自分で思ってしまった。
なんだ?世間はいつだってポジティブでキラキラ輝いていないといけないのか?
10年以上前、同級生が結婚の話をし始めた頃、私は就職活動をしていた。
就職していないと結婚もできないと当時思い込み、何とか正規で働こうと必死だった。振り返れば、全くそんなことなかったのに。
そして今は、仕事に前向きにやりがいをもって取り組む又は次のステップに向けて前向きに取り組んでキラキラしていないと認められないんですか?
とお相手は何も言っていないが、また勝手に思ってしまった。
デートというより同い年との会話は、同い年としての人生の進捗状況、今後の在り方として刺激になるものであった。
むしろ現実を突き付けられた感じがした。
その後、少ししてからいつものチェロに行った。
自分のいつも通りの日常というか、自分にとっての現実の世界に帰ってきた感じがして、ほっとした。
その時、私は今チェロを習いに行っていることが現実の世界で、
オンラインデートで現実を見た夢の世界という気がしていた。
しかし、仕事や自分の今後の人生について考え、次に向けて取り組むことが現実の世界であって、今本当にするべきことなのかもしれない。
今チェロを習いに行くことは楽しい。毎回ネタやんと思うことが起きているし。でもこれは夢の世界なのかもしれない。おそらく現実逃避なのだろう。
同い年との会話から、今私は今後の転職に向けての取り組みや、プライベート、何をどうすべきなのか分からなくなってきたのだった。
ちなみにお相手に、夏は休みがとりやすいので、はるばるそちらへ行ってみようかと提案したが、まだオンラインで話をしてからでよいと言われた。
まぁまだ感染の心配もある世の中だもんね。
なんだかまだ見ぬ地域が夢のような気がしてきたので、自分の住んでいる地域近辺の方に現実世界としてお見合いを申し込んでいこうと思った。