チェロ この勝負もらった、しかし
チェロは今だ購入せず、現状維持でいく。
先生にこの報告をした。
これから一時間半かけて仕事に行くから生活に慣れること、教室をレンタルして練習する時間を取ることは難しそうと思ったから。
からの第一ポジションの練習。
ばっちり音が決まった。
未だかつてないぐらい決まった。
先生も驚いていた。どうしちゃったのという表情。
いや、私も思っている。どうしたんだい、私?
でもどうせ奇跡でしょとは感じていた。
からの第四ポジションの練習。
ばっちり決まる。
先生も私もさらに驚き。
肝心の第一ポジションから第四ポジションへの移動。
音が当たる確率が上がっている!
当てものかいっていう話もあるけど、打率急上昇。
すぐに課題曲「荒城の月」への練習となった。
かなりマシになったよう。
ポジション移動のときに音を外していても、自分で少しずつ調整できるようになったこと、左手の指を広げる意識を自分でもできるようになったからだ。
先生からも、良かった点がたくさん挙げられた。今まで褒められても最大2点ぐらいだったのに。
全部自分で心当たりのある良かった点だった。
時間があったので、これまでやった曲をどれか弾いてみようと言われた。
エーデルワイスだけは小学校の時のリコーダーで何度も練習したから曲をおぼえている。これを選曲した。
いざ楽譜を開けると驚くぐらい押さえる指の番号が書かれていなかった。
よく練習できてたなぁ、私。
ヤバいと思いながら、おそるおそる弾いた。
先生も何とか褒める点を見つけてくれた。
最後は次に挑戦する曲を先生が紹介してくれた。
ジブリの『おもいでぽろぽろ』のエンディングの曲だった。原曲は「The Rose」というらしい。予習をしてくるようにとのことだった。
今日の私決まっていた、この勝負もらったと思いながら帰宅した。
帰って新しい曲に音符の読み方と、左指の押さえる番号を記入した。
どんなもんだろうとエアで練習した。
なんじゃこりゃあ!!!
だった。
激むずだった。
せっかくポジション移動も決まってきたと思ったのに。
こりゃだめだ。