大阪中之島美術館 トリオ展
三連休の1日目に中之島美術館でトリオ展を観てきた。
同時代でまとまっており、有名作品も多く、観やすい展示だった
パリ、大阪、東京に所蔵されている同時代の作品を並べて展示するという興味深い展示方法で、20世紀以降の有名作品が多く揃っていた。
佐伯祐三やレオナール・フジタといった、教科書で見たことがあるような作品もあり、シャガール、バスキア、マティス、ロスコ、草間彌生、岡本太郎、奈良美智といった作家の作品も展示されていた。自分は観たことがない作品が多く、かつ、その画家だけを特集した展覧会はなかなか無さそうなので、ちょうど良い感じにまとめて見られて良かった。展示作品の作風が多岐にわたるため、まとまりがない印象になるかと思っていたが、同時代という軸で展示されていたことで、時代背景に基づいた共通点や変化の流れを感じることができ、思った以上に一貫性を持って見やすかった。
絵そのものも好きだが、絵を観る時間が好きなのかもしれない
美術館で絵を観る時間はとても好きだが、絵を所有したいと感じたことはほとんどない。映画館で映画を観るような感覚で、美術館という特別な空間で集中して何かを鑑賞する時間自体が好きなのかもしれない。その空間の静けさや、作品との対話のような感覚が、普段の日常とは異なる没入感を与えてくれるのだと思う。
美術館に行くと絵を描いてみたくなる
また、毎回美術館で絵を観ると、自分も何か描いてみたいという気持ちが湧く。しかし、具体的に描きたい対象やテーマがすぐに浮かぶわけではない。単に、絵を描くことで、美術館で絵を見ている時間のような、日常から切り離された特別な没入感を味わいたいという気持ちがあるのかもしれない。普段の生活では得られない集中した時間を意識的に作ることで何か新しい視点を得られるのではないかという期待もある。継続できるかどうかはあまり気にせず、一枚だけでも描いてみようか。
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